自分の「押し込められた思い」に注意

１〜２歳の幼児を見ていますと、大人に何かを伝えたくて、
「あ〜〜、うーー」
と手振り身振りをしながら、一生懸命なカワイイ仕草をすることがあります。

でも、大人は理解しようとするのですが、幼児が満足する正解が分からないものです。
これを何回も繰り返しますと、幼児は「プイッ」と違う行動に移ります。
自分の思いが伝わらない、もどかしい記憶が誰にも有ることでしょう。

これと同様なことが、大人に成っても有ることです。
他人に何度も説明しても理解されない時に、「黙ってしまう」人が増えています。
このようなことを何回も体験しますと、
・　説明すること自体を、「最初から」諦めてしまう。
・　黙ったままでいる。

これが更に継続して行きますと次は、
・　理解をしない、相手が悪い。
このように黙ったまま、思い込んで行く人も見られます。

これが高じますと、
・　自分自身を傷付ける自傷行為に向かう人か。
・　他人への暴力に向かう人か。
と運命が分かれて行くと感じます。

人間が持つ、押し込められた思いとは、自分も他人も壊して行く可能性が有るということなのです。
これと同様に、肉体を亡くしたコノ世で迷う霊も、「言いたいことを伝えられない苦しさ」の中に居る存在と言えます。

死者が自身の思いを生きる人間に伝える手段は、
・　生きる人に何か良いことを起こしても、死者には振り向いてもらえず。
・　痛い手段ならば、嫌な現象ならば、なぜか？と振り向いてくれる可能性。

まさに生きる人間も、死者も、「押し込められた思い」を伝える手段は、
・　沈黙か。
・　痛いことか。
と共通するようです。

そこで先祖供養とは、故人たちの「押し込められた思い」が沈黙から痛みの手段に移る前に、事前に前もって、
・　思いやりから、
・　察してあげて、
「癒やし」を提供する行為です。

今日の私が言いたいことは、ここからです。
誰もが、自分自身の「押し込められた思い」を自分で察して、沈黙や痛みの手段に移る前に、自分で自分を励ましたほうが良いと言うことです。

心中では、
「頑張れ自分」「まだまだ行ける」
と自分自身を励まし、

対外的には、
・　沈黙をせずに、
・　説明する努力をして行くこと。

難しい問題と状況は、誰にでも有ると思います。
でも、「沈黙したまま」自他への痛い行為に出る前に、自分で自分を励まし癒やして見ましょう。

生かして頂いて 有り難う御座います

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