何でも「その後」が最大事です

日本のバラエティ番組で、社会主義・共産主義の聖書・原典とも言われるカール・マルクス（1818年5月5日 - 1883年3月14日）が書いた「資本論」について解説した内容が、「的を射ている」と「海外で」評判だとネット上で紹介されていました。

有名私大の経済学部を出たコメディアンが、難解な「資本論」を２行単位に要点をまとめて解説していました。
その内容を私なりにまとめますと、

＊　人間をすべて平等にするために、格差社会を無くすのが全て。
＊　働く人も、サボる人も、給与は同じ。住まいも同じ。服装も同じ。
＊　個人の財産は解体して、他者に配る。

その結果は、かつてこれを実行した昭和に最大領土を誇った大国が崩壊しました。
＊　働く人も働かない人も同じなので、働く意欲を無くし、手抜きをする、サボる。
＊　その結果は、ワイロの横行。隠し財産、闇金融の巨大化。
＊　平等にする為という名目で、罰則・厳罰が過度に強化された。逆に自由が消えてしまった。
＊　平等になる、はずなのに現実には異常な一部だけの管理・特権階級が逆に誕生していた。

以上の解釈は個人差があるので、各人の意見で良いと思います。今日の記事は「資本論」を否定するものでもありません。

この番組の解説で「これは！」と感じた解説が、
＊　格差社会を終わらせた後、どうすれば良いのかが「資本論」には書いてなかった。
という言葉だったのです。

ここ１００年間では聖書よりも読まれたかも知れない本である「資本論」が、
＊　達成するべき「目的」だけで終わり、その後の社会の運営方法、人の生き方、が欠けた未完の大著だった。
という解説でした。

私は、その視点に非常に感じることが有りました。
精神世界でも重要なことは、
＊　悟りを目指す人が居るが、では、悟った後にどう生きるのか？
＊　悟った後の生き方。それが、本当に悟りの生き方なのか？

別の視点でも、
＊　コノ世で幸せに成りたい！　では、幸せに成った後、どう生きるのか？
＊　合格したい！経営者に成りたい。結婚したい。・・・・。でも、その後が肝心なのです。

これらの霊的な答えは、
＊　今のままなのです。
＊　だから、今がどんな環境でも、今の中でも感謝に気付けなければ、何が叶っても同じなのです。

この答えを証明するのは簡単です。
＊　誰もが必ず死ぬのがコノ世だからです。

どんな目的を達成しても、すべてを置いて捨てて行く宿命が私達の運命です。
＊　だから焦らなくても良いのです。
＊　それ（目的実現）よりも、その過程（生き方）と、自分の良心を発露させること、が大切です。
＊　まだ希望が叶わない今の中でも、感謝することが出来る心境こそが最重要なのです。宝なのです。

ところでコメディアンとは、他人を笑わせる為には短い言葉で「しゃべくり」をしなければ生けません。長い話では誰も笑いません。
私達も社会や身の回りの出来事を、数行で看破できる能力が必要かも知れません。
式典でも回りくどい長いスピーチはひんしゅくを買います。

今日の話で言いたかったことは、何でも「その後」を考えて置くことが、離婚でも、転職でも、自分の希望でも、大切に成ることを知って頂ければ幸いです。

生かして頂いて　有り難う御座います

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