◆テロリストと大統領の問答(アウグスティヌス「神の国」のパロディー)
大統領がテロリストに、「そんなにテロを行なうのは、どういうつもりか」と詰問したとき、テロリストは胸を張って「大統領が戦争で無差別攻撃するのと同じです。ただ私たちは極めて少数で行なうためにテロリストと呼ばれ、閣下は軍隊で行うために大統領と呼ばれるだけです」と答えた。
◆自民党新憲法草案及び新しい権利条項について、シェイクスピァは評す(「ヘンリー四世」第一部からのパロディー)
古来、企みという奴は、つねにそれをもっともらしく塗り上げる。真実からみると、はかないが、新しさを装い虚飾にことかくことはない。
◆大統領及びテロリストたちへ、世界人権宣言の言葉を贈る
人間社会の持つすべての構成員が持つ固有の尊厳と、平等で奪うことの出来ない権利とを承認することは、世界における自由、正義および平和の基礎である。
人権の無視と軽蔑は、人類の良心をふみにじる野蛮行為を生じさせる。
◆軍事力に頼り核抑止力をも信奉する国家指導者に、バートランド・ラッセルの言葉を贈る
核兵器が人類の存続を脅かすものであることを鑑み、われわれは世界各国政府に対し、彼らの目的は世界戦争によっては遂げられないということを、彼らは自覚し、かつ公に確認することを強く勧告する。そして、結論としてわれわれは、各国間に紛争のあるすべての事項の解決に当たっては、平和的手段を見出すべきであることを彼らに強く勧告する。
◆小泉改革を支持する人たちや教育基本法に無関心の人たちへ、タゴールの警告を聞いて欲しい
いわゆる自由諸国においては、国民の大半は自由ではない。彼らは少数者によって、彼ら自身に知られていない目的へと駆り立てられているのだ。このようなことが生じうるのは、国民が道徳的・精神的自由を自己の目標としていないからである。彼らは自らの情念でもって巨大な渦を作り出す、そしてその渦巻く運動のたんなる速度に目もくらむほど酔い、その速度こそ自由だと考える。しかし、彼らを襲うべく待ち受けている破滅は、死と同じほど確かである。
◆平和を求めて運動する人たちを、ベートーヴェンは激励する
もしも美しいまつ毛の下に、涙がふくらみたまるならば、それをあふれ出ないように、強い勇気を持ってこらえよ。通る小道が、あるいは高くなり、あるいは低くなり、正しい道の見極めがたいこの世のお前の旅路において、お前の歩みは確かに坦々たるものではなかろうが、しかし、徳の力は、常に正しい方向へお前を前進せしめるだろう。(ベートーヴェンの手記)
参考 アウグスティヌス「神の国」の元の文章
大王が海賊に、「海を荒らすのはどういうつもりか」と問うたとき、海賊少しも臆するところなく、「陛下が全世界を荒らすのと同じです。ただ、わたしは小さい船でするので盗賊と呼ばれ、陛下は大艦隊でなさるので、皇帝と呼ばれるだけです」と答えた。アウグスティヌスは初期キリスト教会最大の思想家で、新プラトン哲学を学んだ。430年に没す。
参考 「ヘンリー四世」第一部の元の文章
古来、謀叛という奴は、つねにそれをもっともらしく塗り上げる。はかないが、美しい色彩にこと欠くことはない。
今回の言葉の引用図書は「一日一言」、「ことばの贈物」です。
大統領がテロリストに、「そんなにテロを行なうのは、どういうつもりか」と詰問したとき、テロリストは胸を張って「大統領が戦争で無差別攻撃するのと同じです。ただ私たちは極めて少数で行なうためにテロリストと呼ばれ、閣下は軍隊で行うために大統領と呼ばれるだけです」と答えた。
◆自民党新憲法草案及び新しい権利条項について、シェイクスピァは評す(「ヘンリー四世」第一部からのパロディー)
古来、企みという奴は、つねにそれをもっともらしく塗り上げる。真実からみると、はかないが、新しさを装い虚飾にことかくことはない。
◆大統領及びテロリストたちへ、世界人権宣言の言葉を贈る
人間社会の持つすべての構成員が持つ固有の尊厳と、平等で奪うことの出来ない権利とを承認することは、世界における自由、正義および平和の基礎である。
人権の無視と軽蔑は、人類の良心をふみにじる野蛮行為を生じさせる。
◆軍事力に頼り核抑止力をも信奉する国家指導者に、バートランド・ラッセルの言葉を贈る
核兵器が人類の存続を脅かすものであることを鑑み、われわれは世界各国政府に対し、彼らの目的は世界戦争によっては遂げられないということを、彼らは自覚し、かつ公に確認することを強く勧告する。そして、結論としてわれわれは、各国間に紛争のあるすべての事項の解決に当たっては、平和的手段を見出すべきであることを彼らに強く勧告する。
◆小泉改革を支持する人たちや教育基本法に無関心の人たちへ、タゴールの警告を聞いて欲しい
いわゆる自由諸国においては、国民の大半は自由ではない。彼らは少数者によって、彼ら自身に知られていない目的へと駆り立てられているのだ。このようなことが生じうるのは、国民が道徳的・精神的自由を自己の目標としていないからである。彼らは自らの情念でもって巨大な渦を作り出す、そしてその渦巻く運動のたんなる速度に目もくらむほど酔い、その速度こそ自由だと考える。しかし、彼らを襲うべく待ち受けている破滅は、死と同じほど確かである。
◆平和を求めて運動する人たちを、ベートーヴェンは激励する
もしも美しいまつ毛の下に、涙がふくらみたまるならば、それをあふれ出ないように、強い勇気を持ってこらえよ。通る小道が、あるいは高くなり、あるいは低くなり、正しい道の見極めがたいこの世のお前の旅路において、お前の歩みは確かに坦々たるものではなかろうが、しかし、徳の力は、常に正しい方向へお前を前進せしめるだろう。(ベートーヴェンの手記)
参考 アウグスティヌス「神の国」の元の文章
大王が海賊に、「海を荒らすのはどういうつもりか」と問うたとき、海賊少しも臆するところなく、「陛下が全世界を荒らすのと同じです。ただ、わたしは小さい船でするので盗賊と呼ばれ、陛下は大艦隊でなさるので、皇帝と呼ばれるだけです」と答えた。アウグスティヌスは初期キリスト教会最大の思想家で、新プラトン哲学を学んだ。430年に没す。
参考 「ヘンリー四世」第一部の元の文章
古来、謀叛という奴は、つねにそれをもっともらしく塗り上げる。はかないが、美しい色彩にこと欠くことはない。
今回の言葉の引用図書は「一日一言」、「ことばの贈物」です。