江は歴史上NO１の女性かも知れません！！

お江の素朴な疑問に答える信長、何かへん
かなり違和感を覚えましたね

朝倉義景・浅井久政・長政の髑髏事件も全否定。
滅ぼした武将の髑髏を金箔で覆うのが勇猛な死者に報いる為
の儀式だとは…
驚きはお江が男なら立派な武将になっていたとのたまう始末。
もし？お江が男なら小谷落城のおり万福丸同様間違いなく殺
されていた筈です
朝倉討伐の折、お市が信長に送った小豆事件も否定。
何から何まで否定するのも如何なものでしょうか

ところで
当時の武家、公家、天皇家どれをとっても浅井、いやお江の
血が流れているのです
男系は長政で途絶えましたが、日本の権力の中枢は全てお江
の血なのには驚かされます
一旦は長姉・茶々が生んだ秀頼が武家の頂点に立つかに見え
ましたが、大坂の陣で豊臣が滅亡すると今度は妹のお江が…

特にお江の生んだ子供達の栄達がひときは目に着きます
お江は秀忠との間に二男五女を生んでいますが、非業の死を
むかえたのは二男の国松(忠長)くらい
徳川秀忠との間に生まれ三代将軍となった徳川家光。
又、末娘の和子は後水尾天皇の中宮となりその和子の生んだ
のが興子内親王、後の明正天皇です。
その他の娘も本多・前田・松平・京極と有力大名に嫁いでい
ます

又、お江の二番目の夫・羽柴秀勝との間の子供・完子は後に
公家の九条忠栄に嫁ぎ道房を生んでいます。
忠栄も道房も共に関白まで登りつめます
お江の子が征夷大将軍となり孫が関白となりもう一人の孫が
天皇となった訳です
武家も公家も天皇家までもがお江の血を受け継ぐ子や孫が頂
点に立つのですから驚きです
かつてこのような女性がいたでしょうか？？
少なくとも僕の記憶にはありません。
女性として権力を持っていた北条政子や日野富子でさえ出来
なかった事ですね。
日本の歴史上ナンバーワンの女性かも知れません

幼少期、実父・浅井長政と義父・柴田勝家の滅亡を目の当た
りにしたお江ですが、その血は脈々と受け継がれる事になり
ます。
もし？浅井長政が信長を打ち取っていたら…
おそらくお江の栄達はなかった筈です。
何処かの有力大名か公家の正室になり一生を終えていたかも
知れません？？
本当に幸せな人生だったかは当のお江に聞いてみなければ分
かりませんが、とてつもなく強い運の持ち主だった事は間違
いないようです

何れにしても二人の父の死を乗り越え離婚・死別と不運続き
の中で立派に浅井家の血を残したお江、運だけでは語れない
ものがありそうですね