80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

納車目前に間に合った話・・・栄光の1列車「さくら」を仕立てる

2021-08-13 20:20:06 | 九州・山陽方面
前回の投稿で「牽かせるモノがない」とボヤいたところ、さっそく東ウラ様より支援の手を差しのべていただきました。前回の115系1000番台に続きありがとうございます。

ブツはこちら。TOMIXの14系14形の基本セット×2とオハネ14×3、オロネ14×1の計12両を廉価でお譲りいただきました。寝台特急「北陸」として仕立てられています。



このまま「北陸」として運転してもいいのですが、そもそもED76やED73に牽かせるものがない、ということでスタートしているので、オハネ14とオシ14を加えて往年の九州ブルトレのフル編成を再現することにしました。
14系14形は「さくら」「みずほ」「紀伊 いなば/出雲」などで活躍しましたが、せっかくなので、“栄光の1列車”「さくら」を再現してみようと思います。

オハネ14とオシ14は、ざっと調べただけですがなかなか良い出物がありません。なのでウルトラCでいきます。

まずオシ14は、マイクロエースのプラモデル「オシ24」を転用する方向で検討中。というか、これがあるからフル編成を目指すことにしたというのが実情です。もちろんプラモなので難点が多々あります。全体にぼってりしている、帯部分が盛り上がってモールドされている等々。。しかし言い方がアレですが「微妙に良く出来ている」ため邪険にできない魔力が潜んでいるのです。



そしてパッと見で気付かなかったのがココです。側板が雨樋までストレートになっていること(赤色;実車は雨樋の下からRが始まっている)と車端部が絞られていないこと(黄色)です。あと細かいところでは手すりの位置と長さが違います。



車端部の削り込みや手すりの移設はいけそうですが、雨樋まわりは、車体幅が決まっているなかでうまくRを付けられるのか不安が残ります。ちなみに雨樋の高さはスケール通りだったので、屋根板を含めてだましだまし削るしかないのかなあ、、と考えています。もしダメなら側板だけ新調します。

あと、このクルマは床下機器をオハネ25に転用してしまったのでダルマ状態です。というか、床下機器欲しさにプラモを買った(爆)というのが本当で、もっと言っちゃうと3本の大容量水タンクが欲しかったのです。
車体を再利用するにしてもスクラッチするにしても下回りは必要なので、在庫のあったKATOのAssy「オシ24-100床下セット」と台車をオンラインショップで注文しました。ちょっとお高いですが室内も付いているのでその分の手間は省けるのかなと。


そしてオハネ14(HO-533)ですが、こちらもざっと検索した限り見つからなかったので、細部を除けばほぼ同じといってもよいオハネ24(HO-5008)を某模型店で見つけてさっそく調達しました。上がオハネ14、下がオハネ24で床下機器もまるっきり一緒です。



外見で唯一違うのが手すりの位置です。オハネ14(左)は隅にありますが、オハネ24(右)は隅から少し離れた側面にあります。ここだけのためにメスを入れるとまた大ごとになるので、24系からの改造編入車という設定でシラを切り通しましょう。



というわけで、本来なら「“栄光の1列車”寝台特急『さくら』を仕立てる」というカッコイイ記事になる予定が、「プラモから作るオシ14」というかなりバージョンダウンした記事になる見通しですので、そこのところをご承知おきください。


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納車目前にあわてる話

2021-08-08 20:55:37 | 九州・山陽方面
東京オリンピックが閉会式を迎えました。始まってみればなんかあっという間でしたね。
リアルタイムで観た競技は卓球、柔道、サッカーなどわずかで、ほどんどニュースや情報番組に頼る日々でしたが、それでも数多くの場面に心動かされました。
選手の皆さん感動をありがとう。お疲れさまでした。


さて、タイトルの件です。納車といってもクルマではなく模型の話。
だいぶ前にポチっていたTOMIXのED76が今月発売予定となりました。今回は丸をつけた「後期型JR九州仕様」を予約してあります。



というのも、ウチには長年かかってやっと完成したフェニックスのキット組みのED76 0番台国鉄仕様?があるので、たいして考えもせず、「じゃあJR時代のカマも揃えとくか」程度の気持ちでポチッたのです。ところが、いざ牽かせる列車を調べたところ、およそ今わが家にあるラインナップでは対応できないことが判明しアワアワしているところなのです。



まあ、普通に晩年のブルトレを牽かせれば丸く収まるのですが、ソロだのデュエットだのが始まった頃の編成には興味がなく、手持ちのブルトレといえば20系か24系25形0番台しかありません。さあ困った!


調べてみると、24系25形0番台は、ギリ「彗星」でいけそうだということがわかりました。



もともと「つるぎ」用に買い揃え始めたものですが、実車は「つるぎ」亡きあとに宮原から向日町に移って「彗星」で使用されたとのことなので、まあ共用は可能なわけです。しかし模型の方は問題があって、KATOの完成品はこのようにヘッドマークも側面幕も「彗星」がデフォルトで入っているんですね。だから他に使い回すにはその都度差し替えるか可動幕にでもしない限りダメ。ん~これはちょっとハードル高すぎます。



ヘッドマークの話を別にすればもうひとつイケそうなのがありました。12系座席車との併結による急行「日南/かいもん」の晩年編成。1986年から93年の廃止まで使われたようです。20系との併結時代の編成仕立てはすでに出来ているので24系25形に置き換えればいけるのですが、実は鹿児島の配置リストを見るとオハネフ25は0番台が居たようなのですが、オハネ25は寝台側の窓が低くなった100番台しかいなかったらしいことが分かり・・・。まあ0番台でとぼけてもバチは当たらんでしょうけど。。



とまあ、調べれば調べるほど「帯に短したすきに長し」の現状が露呈していくだけなので、おとなしく来月発売予定のこちら「富士・はやぶさセット」を買うしかないのかなぁ(当然単品のオハネ15も2両・・・)と、なかば諦めの境地です。でも財源どうするん?お金降ってこーい!w



あとはブルトレ以外ならば50系客車って手がありますかね。これなら手持ちで対応できる!

ということで、他にも何かお勧めの形式・編成があればお教えください。


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キニ15の製作(4)

2021-08-06 22:48:39 | 四国方面
キニ15の塗装を行いました。

塗装済みの屋根をマスキングして、軽くベースホワイトでグレーの地肌を隠したのちクリーム4号を吹きます。



続いて朱色4号を吹くためにマスキングを始めたところでサボ受けと区名札差しを貼るのを忘れていることに気付きました。エコーのエッチングパーツから後者はそのままズバリのものを、前者は四角いサボ受けの両端だけカットしたものを、それぞれごく少量の接着剤で貼り付けました。



窓回りをすべてマスキングして朱色4号を吹きます。どこから降って来たのか儚い寿命を終えたセミさんが。。どうぞ安らかにお眠りください。



マスキングを剥がしてみます。部分的に吹き込みがみられましたが、まずまずの仕上がりでホッとしました。ちょっと朱色が濃いですかね?



というのも、一般的に赤系は隠ぺい力が弱いというのが通説なので、今回は朱色4号の下地として赤2号を吹いてみたのです。使ったのはG社ではなく今はなきF社の「ファルベ」。ところがこの塗料、どちらも意外と隠ぺい力が強く、しかも朱色4号の色調もG社のようなオレンジバーミリオンもどきではなかったので、結果的に暗めというか赤が強めな感じになりました。



まだ塗面が柔らかい感じなので、もう少し溶剤が飛んでからタッチアップやマスキング段差の修正を行い、最終仕上げに持ち込もうと思います。



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パーツに煽られる

2021-08-04 13:38:02 | 九州・山陽方面
暑中お見舞い申し上げます。
コロナ禍は一向に改善に向かう気配がありません。皆様もどうか引き続きご自身や大切な方の命と健康をお守りください。

さて、タイトル何なん?ということですが、IMONのPS100パンタが発売されて一気に煽られ状態に陥った・・・というお話です。

ED73を作り始めたのはいいが肝心のパンタが品切れでした。IMONのHPでは他のいくつかのアイテムと共に「2021年製作」とアナウンスされていたので、まあ年内に発売されればいいかなぁ程度に油断していたのですが・・・汗
さっそく碍子などとともに通販で買い求めました。



下回り一式は既製品(トラムウェイED71用)を流用するので、もうボディをどんどん組み立てるしかありません。ふぅ。。



とはいえ、溜まってるものは先に処理していかないと・・・

キニ15はこまごまとしたディティールパーツを追加しています。タブレットプロテクターをt0.3プラ板でそれらしく表現。タブレットキャッチャーは昭和30年代の写真では装備を確認できますが、昭和40年代初頭の写真では見当たらないので今回は割愛します。



いちばん苦手な荷物ドアの保護棒。。真鍮線とプラ板でひたすら修行を積みます。笑



今回も形式図に“してやられました”。写真を見ながらなんか違和感あるなあと思っていたら最前部のベンチレーター1コが描かれていませんでした。赤で「27」と書いてあるのがそれです。タネ車であるキロハ18の図面をもとに位置を確定しました。



気付いてしまえば何てことはないのですが、この「ベンチレーター違和感問題」がもやもやしていたので、とりあえず穴も開けずにグレーだけ先に吹いてしまいました。タミヤの「佐世保海軍工廠グレイ」を使っています。写真よりもっと暗い色合いです。



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オロ36を少しいじってみる

2021-08-01 03:09:54 | 中央東線方面
先週水曜日、自衛隊大手町大規模接種センターで2回目のワクチンを打ってきました。結果、翌木曜日は丸1日まったく使い物になりませんでした。
1回目は接種部位の軽い痛みと痒み程度だったのですが、2回目は噂に違わず37~38度台の発熱と倦怠感、それに筋肉痛(これは別要因か?)でゴロゴロ。
風邪薬とバファリンで強制回復させたのでなんとか1日で収まってくれましたが、オイこんなに発熱するなんてオレもまだまだ若いなぁ・・・などと若者マウント取るほど悠長なものではありませんでした。もし変異株が増長して半年後におかわりが必要と言われたら逃げるかも知れません。笑

私の地元では接種券の発行が早い一方で接種開始日までだいぶ日があいていたのと、自衛隊の予約がガラガラだと言うので、ものは試しとばかりに大手町を選んでみたのですが、さすが自衛隊の医官、看護官ほかの皆様の仕事っぷりは予想通りまことにシステマティックかつスピーディーで清々しいものでした。

で、とりあえず2回打って気が楽になったので久しぶりにユニトラックを敷いて運転会を開催しました。まあ無観客なのでワクチン関係ないですけど。。
筑肥線のDCやEF63推進運転の115系1000番台冷準車など最近完成させた車両を軽く運転しましたが、運転に没頭していたので?残念ながらこれらの写真はナシ。

そしてこちら。完成形を想像して仕掛り品退治に弾みをつけようと、EF13率いる客車準急アルプスも少し走らせてみました。暫定で完成しているのはナロハネ10とオロ36だけで、EF13、マヌ34、スニ30は未完成、TOMIXのナハ10系座席車に至っては1両を除いてパーツ未取り付け・・・というひどいものであります。。



まあしかし連結して走らせればそれなりに妄想も膨らみ、完成へ向けた意欲も戻って来たのは事実。カプラーの首振りやセンターピンの復元バネの硬さなど、脱線して初めて分かる不具合もいくつか見つかったので併せて調整していきたいと思います。

編成を眺めていてパッと閃いたのがオロ36のシート。そういえば先日キロ25から取り外した一体成型のシートがあったな~アレって使えないのかな~・・・??ということで当てがってみたところほぼピッタリだったので小躍りしたのですが。。。



念のため図面を見直したらオロ36は向かい合わせのボックスシートでした。“並ロ”ってやつですね。ちゃんちゃん♪



仕方ないので急行「立山」向けサロ451にでも流用しようかと思います。シートピッチ合っていないので、かなりザクザク切り離す必要がありそうですが。



何かいい椅子はないものかと探したら、TOMIXのサロ481向けシート(赤)が出てきました。これはいけそう!



いずれにせよ1席ずつの切り離しは不可避なのでニッパーでパチンパチンと切り離し、ゴム系接着剤で背中合わせに接着。



無加工で補強材を回避でき、高さもまずまずなので、あとはヘッドレスト部分に白色のカバーを被せてやればOKでしょう。色がまっ赤っかなのが気になりますが、実車はたぶんひじ掛けも同色のモケット貼りかニス塗りの木製だった可能性が高いので、まあこのままでもいいかな、と。



実は、困ったことに手持ちだけだとギリ足りないのです。仕方ないので手持ちの別のカツミ製プラ椅子を混ぜ込もうかと思ったところ、色は塗ってしまうので問題ありませんが、サイズがやけに違うのはどうしたもんでしょうか。1/80と1/87ぐらいの違いがあります。厚みのあるプラ車体用と薄い金属車体用の差でしょうか。背もたれの高さも違うので、ここはカツミの方を削ってTOMIXサイズに合わせていきたいと思います。



あと、オロ36は慌てて作ったので屋根の目止めが甘く艶の消し方も不十分なことから、質感をキャンバス屋根風に近付けたり、青22号そのままの帯色をもう少し実感的な2等帯色に修正する等々のチューニングも同時に進めていきたいですね。



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