佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

夏の釣りは苦行である

2009-07-20 20:56:21 | 釣り
隠岐の島に行く予定が海が荒れて行けなくなり、がっくりでしたが、横田氏と話して日曜日、気が向いたらお昼からでもどこかにいこかと言うことになり、朝寝のふて寝をして昼前に連絡して、とりあえず出かけることにしました。

前から覗きに行きたいと横田氏が言っていた由良の釣り堀ランドのカマス釣りに寄ってみようということになり、昼からでかけました。

阪神高速に乗り阪和道の和歌山のドライブインに着くと満員御礼の賑わい。これは先が思いやられるなーと言いつつ昼ごはんを食べて出発。

海南の手前から渋滞が始まったので、高速を降りて国道42号を走ることにしましたが、これまた動かない。3連休だから無理もないかと言いつつ、急ぐこともないからゆっくり行くかと、湯浅までトロトロと走っていきました。

由良に着いて、釣人に声を掛けてみたら「今日はあきません、釣れません」との事。事務所に聞いてみたら昨日は1匹でカマスは釣れてませんがアジが釣れていますとの事。

竿も出さずに、さてそれではどこに行くかと言うことで、あと残っているのは田並か勝浦ですが、田並の荒堀船頭に電話すると明日も波がえらいとの事。それでは勝浦の清丸に電話して、「今晩泊まるから部屋を頼む」と言って、また高速に乗らずに42号線を勝浦へ向いて走ることにしました。

途中、藤原名人に携帯をかけると、いま大阪からの帰りで海南のインターを降りたところという。なんだ僕らの後ろを走ってるのやなーと話しながらエサの注文をして、先に行ってますわと話しました。

藤原さんのエサ屋「海クン」に着くと、柳氏が明日、口和深で釣りをするといってエサを注文してあるのが目に付いたので、明日は口和深は南西の風で無理と違うかと話しながら「僕も田並がアカンから勝浦まで走るわ」と言いました。

京都から串本まで来てダメといわれたら本当にしんどい話。串本の大島ならどこかに上がれるやろけどなー。

こちらはもう勝浦に決めてるから、ゆっくりでもよいので途中で夕食をしてから清丸まで行くことにして、串本の回転すしでも食べていくかと、駅前の海宝という寿司屋に入りました。

最近、串本駅周辺に色々な店ができて食べる所も増えてきたので助かりますが、少し前までは本当に食べる店が少なくて困ったものです。

この寿司屋はわりにネタもましで、皆さん良く分かっているのか良くはやっています。回転すしといっても大阪にある「くら寿司」とかと違って一皿100円ではないですが、味はましです。

清丸の2階で泊まると、朝早くから下でワイワイガヤガヤと賑やかに起こしてくれます。午前4時に起きて下に行くと、釣人がもう用意して待っています。

買ってきたチキンラーメンを頂いて出発の用意。連休のわりに釣人は少なめ。清丸の親父も客が少ないとぼやいているが、此処にも景気の悪さが押し寄せてきているようだ。

ウニ25個を持って上がったが、もしアタリが出て食い気があるようなら弁当船で持って来てもらうつもり。横田氏はオキアミのボイルでグレ釣りです。磯は僕の好きなワイチと決めている。

他の釣人もワイチに上がりたいとの事であるので。「いいよ一緒でも」と4人で上がりました。潮は9時30分が底との事ですが動いてない。午前中で25個のウニを使い切りましたが、エサ取りにやられるだけで本命のアタリはないので、追加はせずに今日はあきらめた。

横田氏もコッパのグレと遊んでいます。暑いけれど風があり曇ってるので少しはましです。午後2時の船で磯をあとにしました。もう早くフロに入りたいだけ。

帰りの交通情報を聞くと、阪和道は20数キロ渋滞との事なので、来た道と逆の山越えの168号線で帰ってきたら、渋滞はどこもなかったです。ただ葛城で花火大会に出くわして、少し遠周りさせられたが、意外に早く帰れました。

また坊主でした。悔しいなぁ。
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隠岐の島に石鯛を狙って

2009-07-18 10:52:05 | 釣り
久しぶりに隠岐の島に石鯛を狙って釣りに行きます。

全関西の寺山会長と副会長の松本さんから誘われました。嬉しくて仕方がありません。隠岐には一昨年、私のクラブのメンバーと行ったときに船が座礁して大変な目に遭ったのですが、今回は少人数の釣行です。

「いつでも連れて行くよ」と言ってくれる人もいるのですが、なかなか声が掛からないもんです。今回は早くから松本氏が声を掛けてくれましたが、日程が合わず、ダメだと言っていたのが、日にちを1週間間違っていたために急遽行けることになりました。急いで仲間の横田氏に電話、彼も二つ返事でOK。

エサの赤貝を大急ぎで九州まで頼んで取り寄せて下さったマルキユー大阪支店長の木村さん、どうも有難う、間に合いましたよ。これを持っていってがんばります。

嬉しいことは重なるもので、九州の憧れの方からもメールが届きました。もうボチボチ石鯛釣りも卒業しないと仲間に迷惑をかけるかなと思いつつ、この隠岐の島にも四国の沖ノ島や九州の甑島にも行きたいです。

また、病院にいる幼馴染の克ちゃん、見舞いにいけずに気になってるのやけど、帰ったらタイを持っていってやりたい。早く元気になってほしいもの。

今回、横田氏にもイシダイ釣りを教えようと思っているのですが、心配が1つ。彼を釣りにのめり込ませたのは、私が田辺のチヌ釣りに連れて行き、初の釣りで年なしの50センチオーバーを上げたのが原因です。

今回、また余計なことをして大きなイシダイを釣られたらどうしょうかな。今中師匠にまたしかられるかも。でも仕方ないか、もし釣られたら今回の費用はすべて彼に持ってもらうことにします。

と、ここまで書いて、
隠岐の島は大荒れで船が出ません、釣り中止です・・・がっくり。
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野球観戦

2009-07-17 14:42:17 | 日々の思い
昨夜、新装と成った甲子園に初めて野球を見に行きました。

阪神対中日の3連戦の最終日で、初日が阪神の勝ちで昨日は負けで、本来、今日は勝ちに行く日であったのに、久しぶりの先発に戻ってきた久保田が3回持たないという情けなさ。席は見やすい良いところでしたが、試合としてはつまらない内容でした。

3回までは久保田がストライクがなかなか入らず、フォアボールでランナーを出しては打たれるという最悪のパターン。それでも何とか取られたり取り返すというところもあったが、点を取ってもらったあとも2アウトから打たれるという、最低の投球で3回で降板。

また、打つ方も、ヒットも出るのだが肝心のときに新井が全然打てない。星野日本代表で世界に出て行ってから、阪神の選手は皆ダメになった。

そしていつまでも金田,金田と、彼に負担を掛け過ぎる。他の球団のように若い人が出てこない。今が若手の出るチャンスなのにどうしているのだろう。

久しぶりに林ちゃんも出て打ったが、後が続かない。葛城も3番に置いてもらったが、少し重荷だろう。守備ももう少し練習するべきで、判断が遅いからライトフライの浅いのでホームを突かれてセーフにしているし、ブラゼルの守備も同じで1~2塁間ではさんでいながらセーフ、そしてその直後に打たれて点を取られている。

1つのエラーが1点となって積み重なる悪いパターンの連続。
7回になると阪神ファンは試合そこのけで風船の膨らましに一生懸命。その間にピッチャーのジエフは連続フォアボールを出してファンからブーイングを受けてる始末。

がたがたの半身不随、なんとかしてほしいもんです。監督も、もっと厳しく練習させなアカンのと違うか、なんか怠慢な動きがみてとれました。

ガンバレ阪神タイガース。
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種子島のシマアジ釣り/続き

2009-07-16 14:35:26 | 釣り
今回は黒松氏に甘えて海のオオカミといわれる大型のシマアジ狙いに挑戦だ。
潮の速さも解らずに100号の重りで投入したところ、150mも巻いている道糸が見てる間に見る見るうちに無くなっていくので、これはいかんと気付いた。

が、時すでに遅し。重りを変えるために巻き取り始めたが、これがちょっとやそっとで巻き取れない。100号の重りを簡単に引っ張っていく潮なのであるから、当然である。

なにせ船の釣りと聞くだけでいつもなんやかんやと言っては逃げ出していたのであるから、今回のような大海の台風後の船上、へっぴり腰の上に船酔い気分。でも何とか1匹大物を釣りたいのと、あまり格好の悪い姿をみんなに見せたくない気持ちがある。見栄っ張り?、そのためにも歯を食いしばっての釣りである。

その仕掛けを今度は重り200号、ハリス12号にして再投入する。シマアジと言う魚はアジ科だけあって目が良い上に口元が弱い。そのくせ馬鹿力であるので、ハリが口元に掛かったのでは取り込み時にたいがいバラしてしまう。これが大型になれば当然バラシも多くなる。

何投目かの投入後、竿が一気に持ち込まれた。船縁に寄りかかって、満月の様になっている竿を何とか持ちこたえつつ起こし、リールを巻きにかかった。

相手は相当の大物らしく、ちょっとやそっとで浮いてこない。横では黒松氏もやりとりの最中なので助けを求めるわけにいかない。

慣れない船釣りであるが、磯釣りの要領でポンピングをしてやっと引き寄せて船頭さんにギャフをかけてもらった。実寸80cm、本日第1号のオオカミ級のシマアジであった。

隣の黒松氏はバラしたらしく、船頭さんと「ヘタクソー!」「ヤカマシー!」と笑いながら言い合っている。彼の場合、これまでに数多く大物を釣っているので、少々逃がしても何ともないらしい。でも私はそうはいかない。

滅多に船釣りをしないので、こんな時は1匹1匹が大事で真剣勝負である。とにかく大物を1匹釣ったのでボウズを逃れたのでほっとしている。

他の船のメンバーはどうなのかなーと聞く前に船頭さんが無線でやりとりをしているのが聞こえてくる。小型とはいえ50cm級を数多く釣っている様である。

ここのシマアジ釣りは電動リールを使わずに手巻きで勝負するので、大型が来ると大変であるが、それだけに興奮の度合いは高くなる。

黒松氏はハリス14号が飛ばされたとか言いながらもさすがにベテラン、次から次へとシマアジを釣り上げている。私も新米ながらオオカミ級は2枚上げてるので満足である。

今日は最終日、夕方の飛行機で帰る予定だが、この様に釣れるチャンスはなかなか無いとのことなので、まだまだ釣りたいが仕方がない。後ろ髪を引かれる思いで帰港した。

港で皆さんが魚を並べて品評会をしているところへ、私と黒松氏が本日最大のシマアジを披露したので、一気に注目の的になった。平均サイズが50cm級のところへ80cm級が現れたのであるから、当然のことであった。

こんな大満足のシマアジ釣りに2度と来ることはないであろう。誘ってくれた黒松氏と中山氏に感謝申し上げたい。

この釣行の数年後に彼はガンのためにあっけなく他界された。彼が目標としていた黒松の里もそのために座礁してしまった。

シマアジ釣りでは日本一の釣り師であろうとも言われた人物であった。私とは最初で最後のシマアジ釣りの師匠でもあったが、もう一度、一緒に釣りにいきたかった。彼にとっては、太く短い人生であったと思います。謹んでご冥福を祈ります。
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種子島のシマアジ釣り/1990・10 

2009-07-15 21:23:35 | 釣り
連盟の仲間である千里釣友会の10周年記念の釣り大会に中山会長より招待を受け、6日午前に伊丹空港へ。全員で20名の集合となった。

この時期は台風のシーズンでもあり、南方上空に台風が停滞しているとのことで、飛行機が飛ぶのかどうか危ぶまれたが、定刻前になり台風の進行が遅れているとのことで、飛ぶとの放送があった。

しかし、向こうに着いても台風に向かっていくのであるから釣りはとても無理だろうと言いつつも、成り行き任せでの搭乗となった。

何度かのエアポケットに悩まされながらも、何とか種子島空港に着いた。出迎えに来てくれた島崎渡船の車で、当時建ったばかりの島一番の観光ホテル、岩崎ホテルに入った。このホテルはプライベートビーチまで持っている豪華なホテルである。

鹿児島の大手観光会社が経営しているという話だが、今日はさすがに観光客も来ていなくて、我々20人の泊まり客だけである。飛行機も我々の乗った便が最終であったらしい。

覚悟の上で来たというものの、強風と窓を打つ雨。終日、麻雀とAVテレビを眺めながら2日を過ごした。

その間、主催者の中山氏と顧問の黒野氏の気の使いようは気の毒なくらいであった。毎食事にホテルにいって、特別食を作らせていた。海を眺めてため息をついている釣り師のために、せめて食事でも豪華にとの心遣いであった。

3日目の早朝、台風がどうにか通り過ぎた模様で、風向きが変わり青空が見えだした。前夜、ベランダの扉を少し明けたところ、閉めることが出来ないぐらいに
風が強かったのだが。

昼前になって、島崎船頭から何とか船が出せそうという連絡があり、待ちかねていた全員が慌ただしく準備をして波止に向かった。

船頭さん曰く、「今日はまだマキエのつもりで、明日に期待してや」との話。そこそこにマキエをして、それぞれの船が小型シマアジを釣って帰港した。まだまだ波は高く、シマアジ釣りには少し無理のようであった。

翌4日目、午前5時起床、6時に出船。それぞれの船にメンバーが分かれ、近場であるが小型の数が出るところと、少し遠いが大型の出るところとの二手に分かれての出船となった。

この島崎渡船の乗り場は、国産ロケットの打ち上げがある発射場の近くにあり、太平洋の荒波を受けて建つ波止には、智美丸、幸栄丸、南海丸、末吉丸等が係留されており、それぞれに乗り込んで出港するのだが、台風の残り風が大変きつくて出港するのに一苦労だった。

大型シマアジを狙う私は今回の釣行を全面支援された黒松氏との2人だけの乗船となった。彼はこの種子島には毎週釣りに来ていて、この島に黒松の里を作るのだと言う。本業が不動産屋で土地の事がよく解っているからと、少しずつ土地を買っているという。

いま日本中で1番シマアジを多く釣っている人であろう。とにかく大型シマアジを釣るのが目的で仕掛けも人より大型で、一般的にはハリス8号から10号ぐらいなのだが、彼の場合は最初から14号である。

船頭さんから「それでは食いが悪いよ」と言われても押し通し、小型のシマアジはいらないのだと言う。

私もそれなりの大物釣り師を志しているのだから見習うことにした。しかし磯で
狙うイシダイやクエと違って要領を得ない。そのうえ船には弱いときているので困ったもんだ。しかし、黒松氏に迷惑をかけるだろうと思いながらも付いていくことにした。
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