佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

夢にまで見た宇治群島へP-5

2013-02-07 17:58:58 | 釣り界の歴史

新品の100メートル銀鱗を巻き込んだリールの道糸も、2つながら殆ど無くなった。

もう完全なノックアウト である。

私はすっかりノボセ、頭に来てしまい、力んだのと、恥ずかしいのとで真っ赤になりながら

クエ用の6分の道糸を巻いた61型リールを、船から持ってきてもらうように頼んだ。

「鶏をさくに牛刀を以て・・・」の例えながら、もうこうなれば、手段や方法を選んでおれない。

さればと言って、今更場所を替えるのもいささか業腹である。

この場所はハエの真下がゴボッと入り込んで、そこがヒサの巣にでもなっているのか、かけた奴が

みな沖に走らずに、手前の穴へ突っ込むように逃げ込もうとする。

これでは高切れするのも無理はないが、船頭氏や林氏の手前もある、何とかこの難所で、たとえ1枚

でもモノにしないことにはOACの名誉に関わる。

そう考えてその場所にへたり込み、イライラしながら、新しく強力な援軍=リールと糸=が着くのを待った。

船頭氏と林氏は慰めの言葉もないような憐れみの顔つきで、時々チラリと私の方をみる。

ところが皮肉なもので、深みを釣る私に引きかえ、浅場しか釣れない船頭氏の竿へはてんでアタリ

すらない。

6分の糸がやっと届いた、待つ間の長かったこと、道具を付け替える間もモドかしく、エサつけも

そこそこに今度こそ来たれ、なげこむ。

コメント
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