ふろしき王子功

あたらしくて
かっこいい
風呂敷のつかい方を
伝えあるく、
横山功のページ

調理師カラス

2008年06月16日 09時57分51秒 | 
あるときは鳩を半分土に埋め

あるときは2個の稲荷寿司に
コケをかぶせ

そして今朝
レタスの葉っぱがちぎられて
重ねられているので
何だと思って
めくってみたら
そこにはパンが隠されていました。

どれもカラスさんのしたことです。

たぶん後で食べようと思って
捕ってきた鳩を土に埋めたり(知らずに僕が埋葬しました)
稲荷寿司にコケをかぶせて翌朝取りにきたり。

でもまさか
わざわざレタスをちぎって
(そのレタスは食べず)
一枚のパンにレタスを何枚も乗っけて
隠すなんて。
面白い。

しかもほんの切れ端のパン。
それくらい食べちゃわないのと思える量。
カラスは必要な分しか食べないんだね。
それを暑さで腐らないように
自然の冷蔵庫?になるかもしれない
屋上の土の上に置いてしかも
レタスの葉を何枚も重ねて。

そんなカラスが好きです。
まだ現場に出くわしたことはないけど。
隠すんだね。

隠すというか保存。

でも、カラスさん
早く来ないと
既にだんご虫がパンを食べ始めていたよ。

急いで!

この季節ならきっとヒナがいるのかな。

もしかして
食パンをそのまま食べるよりも
しばらく土の上に乗せておくと
なんか浄化させるというか
エネルギーアップして
ヒナにとってよいエサになるのかな。

確かに、以前は屋上の池で
持ってきた生ゴミをきれいに洗っていたよね。
(現在は池に網を乗せている)
たんに何でも食い荒らすのではなく
人間が無駄に捨てた食べものを
ちゃんと美味しく料理して
活かしてくれるんだね。

せっかくの鳩1羽
すぐに埋めちゃってごめん。

これからも
よろしくお願いします。

世間師

2008年06月16日 09時56分55秒 | 自然
昨日のことを書きます。

昨日は墨田区の古民家で
風呂敷ワークショップと
おしゃべり刺し子会でした。

参加者は1名。

彼女は足立区のエコアパートという
自然素材+畑付きのアパートに住んでいる
デザイナーさんです。

刺し子は白い風呂敷に
好きな模様のパターンをちくちくちくちく
たんたんと縫い続けるのですが
古民家の主と僕と刺し子先生とその方の
4人でちくちくしながら
いろんなお話しをしていました。

それがすごく楽しくて
分かりました。
実はメインがこの雑談で
刺し子はついでにできちゃって嬉しい!ということね。

たとえば井戸端会議しながら洗濯していた
昔の人のように。

だから、今後も
きっとワークショップは
実は雑談による色んな展開が本意で
でもかたちは様々な物作りという
二重構造になるかも。

僕はササリンドウの家紋を
藍色風呂敷の隅にちくちくしました。
チャコペンで手書きしてから。

とにかく
思いつきで開催した
刺し子のワークショップは
想像以上にみんなが楽しく
はまってしまい
またやりたい!と
テンションが上がりました。
次回はうちの屋上
天空はこべステーションでやるかもしれません。
お昼持ち寄りにして。
まだ梅雨なので7月になるかな。
花火大会もちょっと見れるし。
赤ちゃんなら水浴びもできます。

昨日、このワークショップの前に
まず自転車で谷中七面坂の花屋さん
COCOROへ行きました。
それで、屋上に繁茂する
可愛くてとっても役に立つスナゴケを
プレゼントしました。
好きに使ってください。
売っちゃってもよいです。
歓んでくださって
なんと買おうとしていた
ズッキーニの苗をくださいました。

その足で
ジョイフル三ノ輪という
アーケードの商店街の中の魚屋で
ドジョウを買いました。
屋上の金魚やメダカの水槽で
一緒に買うためです。
290円分買いました。20匹くらいかな。

それでいったん帰ろうとしたら
通りがかりの花屋さんに
トクサ(細い茎だけがまっすぐ伸びているような草)
が200円で売っていました。
前々からトクサに親しみを感じていたので
買いました。

自転車のハンドルに
ズッキーニとどじょう20匹と
トクサを提げて帰り
屋上の3つの水槽
・メダカの水槽
・琉金の水槽
・和金の水槽
それぞれにドジョウを放しました。

僕はこの屋上で
子供たちが色んな世界を
見てほしいと思っているので
これから友達の子供たちも
遊びにきてほしいと思っています。

僕の作る屋上は
自分で作る世界だから
自分が既に知っている世界になりがちです。
だから知らない人に見てほしいのです。
僕が昔から慣れ親しんだ
アゲハの幼虫
メダカ、金魚、どじょう
だんご虫、アリ
おじいちゃんがベランダに作った
今はなき植物いっぱいの庭のお蔭です。
たとえ小さな庭でも
子供の僕にとっては
秘境ともいえる森でした。
ベランダなのに
松や笹やアヤメやカエデやすすきがありました。
トクサも。
そしてたまにカエルを発見しました。

僕が作る、というか
日々できちゃってる屋上も
いつか子供たちが
小さくて大きな世界を
街に住みながらも見つめる
場所になればと思います。

もちろん
僕にとっても
新しい世界がたくさんあります。
植物や野菜を意識して
育てた経験は少ないので。
それがこれからとても
楽しみです。

昨日のワークショップで出逢った
エコアパートに住む彼女にも
屋上のスナゴケや
植物の相性表を持っていく予定です。

そうやって
自分の世界の外の
世間をこれからもっと駆け回り
世間師のように
広く外の世界を見聞して
それを各地域ごとの
楽園作りに生かせたらと思います。
もちろん
いつでも
コミュニケーションや雑談が本来の目的で
そのついでに
こんなに素適なことが起きちゃった
できちゃったというのがいいな。

植物ではずむ会話

2008年06月16日 09時55分38秒 | 
6/13

友達が来ると家が片づいたり
あれこれとことが進むからよいね。
しかも新しい風を吹き込んでくれる。

今日は友達が
赤ちゃんを連れてやって来ました。

僕は屋上で赤ちゃんに
水遊びしてもらいたくて
たらいをたわしでごしごしと洗いました。

天氣よくて嬉しいです。

あとは階段やろうかなどを掃除しました。
僕は小ぼうきと手の平でさっさかと
ほこりを集めます。

友達は京急の上大岡からやってきて
淺草の雷門で待ち合わせしました。
赤ちゃんの蓮人(れんと)君が一緒です。

さっそくうちの屋上に上がり
麻の茎のすだれの下でお乳を飲んでいました。
まだ7ヶ月ですがよく育ってました。

2階の台所から
彼女の作ったお昼
パスタとスープとパンとうぐいす餅です。
摘んだバジルをパスタに乗せました。

今度は4階の台所を使えるようにして
ぱっぱと動けるようにしたいです。
余ってる食器を屋上用に。

やはり外で食べるのは嬉しいです。
何もなければ
学校の屋上でたそがれて
カロリーメイトかじってるみたいですが
緑あふるる屋上だと
神聖な心地もします。

赤ちゃんは眠そうだったので
ちょっとだけたらいの水に浸かりました。
既に日蔭になっていたので
水がそれほど暖かくなかったけど
夏はちょうどよいでしょう。
やわらかくて氣持ちよさそうな水です。

友達はうちの屋上
「天空はこべステーション」の
来訪者ノートに
色々と書いてくれました。

興味深かったのは
うちの屋上がナウシカみたいって。
浄化装置である腐海は
屋上にびっしり育ったスナゴケ。
オームはたくさんいるダンゴ虫。
そして青い服のナウシカが
藍のTシャツを着た僕???

確かに昔八ヶ岳で
野生の雄鹿と遭遇して
逃げて、友達にシカと呼ばれて
シカと書いたゼッケンの体操着を
着ていたこともあったけど。

とにかく
屋上は自然の浄化装置の縮小版。
野菜くずを置いておけば
たちまちダンゴ虫たちが集まって
きれいに土に返す。

最近は蟻の行列もあって
頼もしい。

元々生き物が大好きで
植物にはあまり目を向けていませんでしたが
やはり植物あっての動物なので
生き物たちが自ら集まってくるような
庭を作ることを心がけるようになりました。

お蔭でみかんの鉢植えで
3匹のアゲハの幼虫が育ち
さなぎになるために
どこかへ行っちゃいました。

友達が帰った後
僕と彼女は自転車で谷中に行き
いつもと違う道を選んだら
七面坂という坂の途中に
COCOROという花屋がありました。

手作り感あふれる看板のお店で
店員さんも暖かく
野菜の苗や睡蓮もありました。
色々と楽しく植物の話をしました。
今度うちの屋上のスターである
星型のスナゴケを持っていく予定です。

植物も生き物も水も土も
みんなつながっているので
興味があるとか好きという以前に
体の一部・人生の一部という氣がします。

みんなで支え合うこの世の中に万歳。

青沙

2008年06月16日 09時54分37秒 | 自然
6/13

昨日の日記で
もし僕に娘が生まれたら
名前は亜沙にするって
書きましたが

字を変えて
青沙にしました。

横山青沙(あさ)です。

青い砂浜というイメージかなあ。

砂が青いというよりも
海がきれいなの。

僕は青が好きで
夏は藍染めのTシャツばかり着てて
騎馬民族、遊牧民だと思ってるから
馬の名前にも使う「あお」が
入って嬉しい。

それで昨夜は何枚も半紙に
横山青沙を書きました。

今日は友達と七ヶ月の赤ちゃんが
うちの屋上に遊びにきて
赤ちゃんは大きなたらいで
水遊びする予定ですが

今から汲んで
日なた水を作っておきます。
そのうちお台場の海でも
赤ちゃんが安心して遊べるように
青沙(青く澄みわたる海辺)に
していきましょう。

僕のおじいちゃんは神田の生まれ。
子供のとき海軍少年団に入っていて
東京湾から隅田川を遡って泳ぐ
水練もしたそうです。
隅田川の底が見えたって。

江戸っ子は朝東京湾でうがいをして
酔いを覚ましたという。

昭和30年くらいまでは
小学校の水泳の授業でも
隅田川(雷門の近くの吾妻橋付近とか)
で泳いでいたようです。

おじいちゃんの子供のころのように
日本中の川で泳げるように
僕はできることを続けていきます。

思いを行動に乗せれば
そのリアクション(結果)は
きっときらめいている。
行動とは思いの結晶。

本来人はやりたくないことはできない。
仕方なくやっているように見えても
自らを納得させる思いを固めているから
できるんだ。

もし今していることが
未来の子供たちのためと関係なさそうであっても
いつかきっとつなげてみせるという思いを
忘れずに持ってほしい。
そうすればきっと
青沙(あさ・青く澄んだ海辺)に
つながるから!

雨がえる◎

2008年06月16日 09時51分25秒 | 自然
6/12

朝からろうそくの灯で
明をとっています。

今朝、4時か5時ころ
雨ながら外から鳥の声で
いったん目が覚めて
まどろみつつも
もし自分に子どもができたら
たぶん女の子
名前は「あさ」にしようと思った。
あは亜の字。
さは後で決めようと思って
二度寝した。

目覚めたら覚えていたので
さっそく名前を決めた。
亜沙です。
横山亜沙

沙はたしか砂という意味があって
ちょうど一昨日
お台場海浜公園の砂浜を歩いていたし
海や泳ぐの好きだからよいなって。

お台場の海はそんなにきれいではないけれど
波打ち際近くに
小魚がきらきらしててたまにぴょんとはねてた。
これからますますきれいになる。
持っていたきれいなお水を海に注ぎました。

いつか亜沙ちゃんが降臨したら
その時はお台場の海で一緒に
しゃぱしゃぱっぴかーん☆
と泳げるように
おしゃーどんどん東京の川や海をきれいにしよう。
みるみるきれいになる。

神さまが一瞬できれいにすることはできる。
でもそれじゃ自分たちで汚した河川を
みんなの心で取り戻そうという
経験にならないから
一人一人の心と一緒に
水はきれいになると思う。

そしてイメージの力。

ぼくは普段あんまり
イメージはしないのだけど。
想像以上のサプライズを楽しみに
たんたんと生きようとしてて。

でも、お台場で水をまいた時は
やっぱり
ここがきらきら澄み切ってよ~☆
みんなでうがいしちゃって
鱶(ふか)の稚魚と鬼ごっこ。

なんて思い描いたりする。
自然に。
それは未来の記憶かも。

水を見つめて
汚い川でも見つめて
イメージしたい。
流れを。
雨が降って
落ち葉にしみて
湧き水になって
上流で泳いで
中流で石を投げて
下流で鯉を見つめて
海でも泳いで
あの大きな雲になって
また雨が降る

そんな流れを
家庭の台所やお風呂
トイレからも感じたい。

自然な流れを。

昔は
台所の流しは庭の池につながっている所もあって
鯉がご飯粒など食べてたりして。
お風呂はそのまま庭に流れて
植物が育ったりして。
トイレは水洗じゃなくて
食べたものは土に舞い戻って
目に見えるかたちで循環していた。

今は収納が流行っているけど
どんなにきれいに片づけても
隠していることには変わらない。
全てが見える状態でもよいと思う。
友達の家がそうで
何もかも部屋の中にあって見えるのだけど
そうすると忘れることなく
みんなを生かすことができるようです。

そうやってものも生かして循環させる。

実際は全く収納がないのは難しいと思うけど。

いったんあるものを全部部屋に置いてみる。
収納は空っぽにして。
そして、本当に必要なもの
大切に愛用できるものに絞って
荷物をまとめていったら

すっきりクローゼットに
忍者が隠れられる。

雨が降ってる。
雨音が好き。
植物がぐんぐん育つ。
今ごろ
かたつむりはすべり
雨がえるは旅をして
アゲハの幼虫は瞑想してるんだろうな。

雨は広い地域を
水でつなげてくれるから
氣持ちよい思いを
みんなに伝えることができる。

雨に言おう。
一緒に旅をしよう。
いつの日かとってもきれいな日があって
それはいま雨が降るから。