前回エントリーで西武鉄道山口線の遊園地西駅で発行された普通入場券を御紹介いたしましたので、今回は同駅で発行された乗車券を御紹介致しましょう。

1985(昭和60)年7月に発行された、90円区間ゆきの片道乗車券です。
緑色せいぶてつどう自社地紋のB型金額式大人専用券になります。
記憶が曖昧なのですが、当時の同駅は遊園地の端にある入口の駅といった感じで、駅員1名の小さな駅であったように記憶しています。イメージとして、遊園地のアトラクション券を発売する窓口のような感じです。券売機は2台ほどしかなく、窓口の券箱も小さいもので、入場券と自社線の乗車券と特別補充券くらいしが設備されておらず、記憶が曖昧ですが、硬券の連絡乗車券は無かったような気がします。
尤も、西武山口線は日中昼間は20分間隔で運転される新交通システムで、繁忙期に途中にあります東中峯信号所で交換を行っても10分間隔までしか運転できないことと、車両は4両編成の編成定員が222名という輸送力しかないため、遊園地西駅をメインのゲートにするには無理があり、当初はメインゲートはあくまでも多摩湖線の西武遊園地駅であるという考えであったようです。
遊園地西駅にて
現在の山口線の電車です。開業時から走り続けている8500形電車で、写真の編成のようにラッピングされた車両もあります。
同社がいつからベビーカーや車いすでの来園者に遊園地西駅からの入場を推奨するようになったのかは不明ですが、恐らく2006(平成18)年にバリアフリー新法が施行されたりとか、バリアフリーが社会問題になってきた頃ではないかと思われます。