伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

イボの消息

2006年01月26日 | 日常生活・つぶやき
もう誰も覚えていないだろう…というよりも、
そのようなことを話題にしたことがあったことさえ
誰にも認識されていないだろうと思うが、
以前、足にイボが出来たということを、私は日記に書いた。

そのイボは大変巨大で不気味なものだった。
左足大腿部、前部に出来た。イボと言うよりできもの、
または人面瘡とさえ言いたいような巨大さだった。

皮膚がむっくりと盛り上っていて、
それがひび割れして無数に分かれ、変色し、
見るも不気味なありさまだった。
ところがズボンやパジャマを着るたびに、
衣類がそのイボに触れ、
その度に無数に枝分かれしたイボがポロポロとひとつずつこぼれてゆく。
そんなふうにして、イボに何かが触れるたびに、
かさぶたが取れるようにちょっとずつ取れてゆき、
とうとう枝分かれしたイボが、皮膚の表面から全部取れてしまった。


イボが皮膚から離れる時は多少痛みがあったが、
枝分かれしたイボのひとつひとつは小さいので、
取れる瞬間しか痛みを感じない。
そんなわけであまり痛みを感じないまま、
すべての枝分かれしたイボが取れたのだった。
大腿部の皮膚表面は、
再び以前のような平らななにごともなかった表面に戻った。


もともと、いつあんな大きなイボが出来たのか、
それが分からない。
気がついたらイボが出来ていた。
だけども、それほど大きなものではなかった。
ある時突然異常繁殖(?)したのだ。
自分の手で突起を取ってみると血が出る。
痛みも感じる。
だからそのままにしていた。
でも、イボは、
どさくさに紛れて自然にはがれて行ってそしてとうとう、
私の皮膚は平らになった。


しばらくは不安だった。
いつまた増殖が始まるか分からない。
いつイボの胞子(?)が飛来して来て皮膚に定着するか分からない。
イボの液が皮膚の表面に残っており、
それがまた息をふきかえすかもしれない。
そう思うと不安と恐怖で、
大腿部のイボのあとを眺めずにはおれなかった。
でも、今現在まで、イボのあとはほんの少し赤くなっているだけで、
増殖の気配はない。
私はイボの(人面瘡の!)攻撃から逃れることが出来たのだろうか。

ただひとつ、かつてのイボのあったその真横に、
何やら茶色い小さな斑点が認められることだけが、
僅かな不安である。






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