神は愛 白髪は美の冠 白髪は輝く冠 

聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

無比の意思伝達能力~聖書

2020年06月17日 | 日記

無比の意思伝達能力

 

脳の他の部位も,人間の持つ特異性に関与しています。前頭前皮質の後ろ側にあるのは,頭の上部を帯状に横切る運動野です。
そこには,筋肉と連結する幾十億個ものニューロンがあり,ここにも,わたしたちを類人猿や他の動物とは大きく異ならせる特徴が秘められています。
一次運動野はわたしたちに,「(1)手および親指や他の指を使って非常に器用な手作業をするためのずば抜けた能力と,(2)口,唇,舌,顔の筋肉などを用いて話す力」を得させています。
【ガイトンの「医学生理学教本」(Textbook of Medical Physiology)】

運動野があなたの言語能力にどのように作用しているかを少し考えてみましょう。
その半分以上は意思伝達の器官のために充てられています。この点は,人間の持つ無類の意思伝達能力を理解するのに役立ちます。
手も意思を伝えるのにある程度の役割を果たしますが(書くこと,手まね,手話など),たいていの場合,この面でおもな役割を果たすのはです。
人間の言語力は,赤ちゃんの最初の言葉から老人の声にいたるまでが,議論の余地なく一つの驚異です。
舌,唇,あご,のど,胸などにある合計100ほどの筋肉が協働して,数かぎりない音声を作り出します。
次の点に注目してください。脳細胞一つで運動選手のふくらはぎにある2,000の筋肉繊維を動かすことができます。これに対し,喉頭部のための脳細胞は,それぞれがわずか二つか三つの筋肉繊維をおもに担当しているようです。

このことは,わたしたちの脳が特に意思伝達のために整えられていることを暗示していないでしょうか。

どんな短い言葉を発するときでも,筋肉には特殊化された一定の動きが求められます。
同じ一つの言い回しでも,幾十もの別々の筋肉が,瞬間的なタイミングでどの程度に動くかによって意味合いが変わります。
スピーチ研究の専門医であるウィリアム・H・パーキンズはこう説明しています。
「人は1秒間におよそ14の音声を楽に発することができる。これは,舌,唇,あご,その他の発話機構の各部を個別に動かす際にそれをコントロールできる速さの2倍である。
しかし,言葉を話すためにそのすべてを協働させると,熟練したタイピストや演奏会のピアニストの指のような動きが生じる。それら個々の動きが絶妙なタイミングで重なり合って,音の協和<シンフォニー>が織り成される」。

 

「お元気ですか」という簡単な質問をするのに必要な実際の情報は,脳の前頭葉の,ブローカ領域と呼ばれる部分に蓄えられています
そこが人の言語中枢であると一般に考えられています。
ノーベル賞を受けた神経科学者ジョン・エックルズ卿は,「ブローカ言語領域に相当するような領域は類人猿には認められていない」と書いています。
たとえ動物に何かそれと似た領域が発見されるとしても,科学者は類人猿に,二,三の不十分な言語音を出させる以上のことはできない,というのが事実です。
一方あなたは,複雑な言語を操ることができます。そうするために,あなたは,幾つもの単語をその言語の文法にしたがって結び合わせています。
ブローカ領域が,言葉を話すときにも書くときにも,あなたにそれができるようにしています。

もちろん,少なくとも一つの言語を知って,その個々の単語の意味を理解していなければ,言葉を話すという偉業は行なえません。
これには,脳のもう一つの特別な部分,つまりウェルニッケ領域として知られるところが関係しています。
そこでは幾十億個ものニューロンが,話されたり書かれたりした言葉の意味を識別しています。ウェルニッケ領域は,述べられていることの意味を理解し,耳で聞いたり目で読んだりしている事柄を把握できるようにしています。
それによって,あなたは情報を得,分別のある受け答えができるのです。

あなたのよどみない話し方には,ほかにもいろいろな要素がかかわっています。
例を挙げましょう。ただ,「こんにちは!」と言う語句に,実に多くのことが含まれ得るのです。声の調子は,あなたが楽しい気分か,興奮しているか,退屈ぎみか,急いでいるか,
いらいらしているか,悲しい気持ちか,
怖がっているかを反映し,さらには,その感情の度合いをさえ示すことがあります。
脳の別の領域が,言語の感情的な面の情報を提供します。こうして,あなたが意思を伝える時には,脳のいろいろな部位が働いているのです。

チンパンジーに幾らかの身振り言葉が教え込まれましたが,根本的に見て,チンパンジーがそれを使うのは,食べ物その他のごく基本的なものをただ要求する場合に限られています。
話し言葉によらない単純な意思伝達をチンパンジーに教えようとしたデービッド・プレマック博士は,次の結論を下しています。
「人間の言語は,普通に説明されるよりもはるかに強力なもので,進化論的な見方にとっては困惑の種である」。

『考えや感情を伝達し,物事を尋ねたり返答したりする,この驚嘆すべき能力が人間に備わっているのは一体なぜなのだろう』と思われることでしょう。
「言語・言語学百科事典」(The Encyclopedia of Language and Linguistics)は,「人間の言葉は特別のものである」と述べ,
「動物の意思伝達法の中に何か前段階的なものを探しても,言語や言葉と人間以外の生物の行動様式とを隔てる途方もないギャップを埋めるにはあまり役立たない」ことを認めています。

ルートウィヒ・ケーラー教授はこの違いについて要約し,「人間の話し言葉は神秘である。それは神からの賜物,つまり一つの奇跡である」と述べています。

類人猿が用いる身振りと,人間が子供でさえ持つ複雑な言語能力とには,何と大きな違いがあるのでしょう。
ジョン・エックルズ卿は,わたしたちの多くが目にするもの,つまり,「自分のいる世界を知ろうとしてあれこれと質問する,わずか3歳の子供が示す」能力を引き合いに出しています。
そして,「これとは対照的に,類人猿は質問しない」と付け加えています。そうです,人間だけが物事を尋ね,人生の意味についても疑問を持つのです。

 

 

                


なぜ「北海+道」と書くの...?道民にしか分からない「住所記入時の違和感」とは

2020年06月17日 | 日記


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jtown/trend/jtown-306312

一部引用

「北海+道」の違和感について、和田さんはこう続ける。

 

「私は現在48歳ですが、20代から30代にかけて東京都や神奈川県に住んだことがあり、書類に『神奈川』と書いて『県』に丸を付けた時、妙にしっくりくるのを感じたのです。
慣れて忘れていたけれど、『北海」と『道』を分けるのは不自然だなと、その時に改めて感じました」

 

確かに、例えば自己紹介の時に、「東京から来ました」「神奈川からです」というのは聞くことはあっても、「北海から来ました」というのはめったにない。
やはり「北海道から来ました」だろう。

青森に行く、秋田に行くと言うことはあっても、北海に行くと言うことは、まずないだろう。聞き返されるだけだ、「北海道......、ですよね?」。

ツイッターにもさまざまな声が寄せられている。

 

「東京都は、東京とも呼ぶ 大阪(京都)府は、大阪(京都)とも呼ぶ その他大勢な県は、各県抜きでも呼ぶ しかし、 北海道は、北海とは呼ばない」
「ああああー!わかりみ強すぎる!北海+道の違和感凄いの!」
「道民時代、何度ほっかいどうどうにしてしまったか数え知れない」


使わなければ,失われる~聖書

2020年06月17日 | 日記

使わなければ,失われる


車やジェット機などは有用な発明品ですが,その機能は,人が設計して組み込んだ固定化された機械装置<メカニズム>や電気システムによって基本的に制約されています。
一方わたしたちの脳は,控えめに見ても,きわめて柔軟な生物学的メカニズムないしはシステムです。
脳は,その使い方に応じて ― あるいは悪用の仕方に応じても ― 変化を続けてゆくことが可能です。わたしたちの脳が生涯を通じてどのように発達してゆくかには,
二つの大きな要素が関係しているようです。

つまり,感覚機能を通して何を脳に入れるか,そして,どんな事柄を自分で思い巡らすかという要素です。

 

遺伝の要素が頭脳の働きにある程度関与しているとはいえ,今日の研究は,わたしたちの脳が受胎の時に遺伝子によってすべて決定されてしまうわけではないことを示しています。
「脳が,現在科学が理解しているほどに変化し得るものだとは,だれも予想しなかった」と,ピュリッツァー賞を受けた著作家ロナルド・コチュラックは書いています。
300人以上の研究者から取材したコチュラックはこう結論しました。「脳は静止的な器官ではない。それは,絶えず変化してゆく細胞連携の集合体であり,経験する物事によって大いに影響されてゆく」。【「脳の内側」(Inside the Brain)】

とはいえ,経験する事柄だけがわたしたちの脳を形作るのではありません。
脳は思考によっても影響されます。知的に活発な状態を保っている人の脳は,知的に怠惰な人の脳に比べて,神経細胞(ニューロン)間の接合部(シナプス)が最大で40%も多いことに,
科学者たちは気づいています。

神経科学者たちは,使わなければそれは失われる,と考えています。
では,老人の場合はどうでしょうか。人は年を取るにしたがって脳細胞を幾らか失うように思われ,老齢になると記憶力が低下することがあります。

それでも,その違いは,かつて考えられていたほど大きくはありません。
人間の脳に関するナショナル・ジオグラフィック誌のある報告は,「年老いた人たちは脳の中でニューロンの新しい結合を作り,知的活動によって古い結合を維持し,記憶容量を保っている」と伝えています。

わたしたちの脳の持つ柔軟性に関して最近見いだされた事柄は,聖書の勧めている点と一致しています。その知恵の書は読者に,『思いを作り直すことによって変革する』こと,
すなわち頭脳に「正確な知識」を取り入れることによって「新たにされる」ようにと促しています。
「そして,今の体制によって形作られるのをやめてください。かえって,考え方を新しくすることによって自分を変化させましょう。それは,神の善い意志,喜ばしい完全な意志を見極めるためです」。
(ローマ 12:2)
「新しい人格を身に着けましょう。新しい人格は,それを与えてくださる神の性質に沿って,正確な知識によって新しくされていきます」。
(コロサイ 3:10)

それらの人々は依然としてそれぞれに異なっていますが,ずっと幸福で,釣り合いのとれた人となり,1世紀のある著述家が「正気」(もしくは『健全な思い』)と呼んだものを示しています。
『パウロがこう弁明していると,フェストが大声で言った。「パウロ,あなたは気が狂っている! 博学のためにおかしくなっているのだ!」 しかしパウロは言った。「気が狂ってなどいません,フェスト閣下。真実で理にかなった言葉を述べているのです」』。
(使徒 26:24,25)

この種の進歩向上はおもに,大脳皮質の前頭部を十分に活用することから来ます。


あなたの前頭葉

脳の外側の層である大脳皮質にあるニューロンの大半は,筋肉や感覚器官に直接につながっているわけではありません。一例として,前頭葉を構成する幾十億のニューロンについて考えてください。
脳走査画像<ブレーン・スキャン>によると,人がある単語について考えたり,記憶を呼び戻したりする時には,前頭葉が活発になっています。
脳の前のほうの部位は,あなたのあなたらしさを作り出すうえで特別の役割を果たしています。

「前頭前皮質は……緻密な思考,知能,動機づけ,人格特性などと最も緊密にかかわっている。それは,抽象的概念,物事の判断,粘り強さ,計画性,他者への配慮,良心の働きなどを生み出すのに必要な種々の経験を想起させる。……人間を動物から隔てているのは,この分野の緻密さである」。
(マリエブの「人間の解剖学的構造と生理」[Human Anatomy and Physiology])

数学,哲学,道義感など,前頭前皮質がおもに関係する分野で人間が達成してきた事柄の中に,そのような相違の証拠が確かに認められます。

人間には大きくて柔軟性のある前頭前皮質があって,それが高度の精神機能を支えているのに対し,動物ではこの部分が初等的だったり全く存在しなかったりするのはなぜでしょう。
この対照性があまりに著しいために,人間は進化してきたと唱える生物学者たちさえ,「脳の大きさの不可解な爆発的増加」という表現を使います。
生物学の教授リチャード・F・トムソンは,人間の大脳皮質のけた外れの増大に注目して,「これまでのところ,これがなぜ生じたのかについて,我々は明確な理解を何も得ていない」と認めています。
人間はこのような比類のない脳の特性を備えたものとして創造された,ということに答えがあるのではないでしょうか。

 

無比の意思伝達能力へ続く>>>