ヒルネボウ

笑ってもいいかなあ? 笑うしかないとも。
本ブログは、一部の人にとって、愉快な表現が含まれています。

腐った林檎の匂いのする異星人と一緒 34 ゲーム(STAGE45 最後の質問)

2024-02-18 23:26:52 | 小説

   腐った林檎の匂いのする異星人と一緒

    34 ゲーム(STAGE45 最後の質問)

あなたはあなたの椅子に坐れましたか? 

その椅子に乗って虚栄の町から脱出できましたか。

あなたはあなたの時空に到達しましたか。

そこに海はありますか。

砂浜はありますか。

そして、そこに私はいますか。

END

 


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腐った林檎の匂いのする異星人と一緒 34 ゲーム(STAGE44 夜驚)

2024-02-17 23:34:02 | 小説

   腐った林檎の匂いのする異星人と一緒

    34 ゲーム(STAGE44 夜驚)

金曜日の深夜、あなたは悲鳴をあげて目覚める。

奇妙な匂いが室内に充満している。腐った林檎の匂いのようだ。

あなたはのろのろと起き、ベッドの端に座って一息ついてから立ち上がる。

窓を開く。夜風を浴びてベッドに戻りかけ、堅い何かを踏む。それは卵の殻だ。奇妙な匂いは孵化した卵の匂いだ。

戻りたくない。どこへ? ベッドへ? それとも…… 

後ずさり。窓辺に佇む。

ここに居たくない。この部屋に居たくない。この町に居たくない。この時空にいたくない。

何かがあなたの横を素早く通過する。それは窓の外に浮かび、あなたをからかうように揺れる。小さな椅子。あなた用の椅子だ。孵化したばかりの、あなたのためだけの椅子が、ゆっくりと上昇する。

あなたは外階段を駆け上る。途中、片方の靴が脱げ、落ちる。構わず、急ぐ。

屋上に立つあなた。

遊弋する椅子。建物に近づくかと思うと、遠のく。微妙な距離。可能と不可能の判別が不可能な距離。

あなたは邪魔なネグリジェ脱ぎ捨て、残った片方の靴をその上に載せる。

生まれたままの姿となり、あなたは片膝を曲げる。

祈りに似て、決意に似て、憧憬に似た思い。いつかの思い。いつだったか、思い出せない思い。過去に空想した未来の思い。つまり、今の思い。それを思い出す。

きっかけのために、頭の中で銃声を思い浮かべようとする。

ところが、本当に銃声が響いた。

パン! 

弾けるようにダッシュ。

ジャンヌ・ジャンプ! 

あなたのゲームは終了しました。

 

 


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ネンゴロ 2019

2024-02-16 23:28:31 | 学習

   ネンゴロ

2019 ブレイク、令和。(令和に改元)

(終)


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『冬のソナタ』を読む「冬のソナタ」(上195~210) 1 初雪

2024-02-15 23:27:25 | 評論

  『冬のソナタ』を読む

   「冬のソナタ」(上195~210)

1 初雪

二人はこの日を待っていた。

「お姉ちゃん! 雪よ、雪!」

興奮したヒジンが部屋に入って来て、机の前に座っているユジンを呼んだ。

「本当?」

立ち上がったユジンがカーテンを開けると、本当に真っ白な雪が降りそそいでいた。白い雪より明るい微笑みを浮かべたユジンは、急いでどこかへと向かった。

(p196)

「どこか」がどこか、私は知っている。

(終)


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ネンゴロ 2018 

2024-02-15 00:19:23 | 学習

   ネンゴロ

2018 二十歳から十八歳へ。(「18歳成人」改正民法可決)

(終)


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