PC復旧大作戦

自分にだけ会社の健康診断の結果が返って来なかったため、先週までドキドキしていたかいねこです。結果は、あんなことになりましたが、こっそり家族に送られていて、急にみんなが優しくなったりしなくて良かったと、プチポジティブシンキングで乗り切ろうと思います。

さて、最近、ブログの更新が滞っていたことについては、前回の内容で散々報告をしておりますが、その最たる理由（にしておきたいの）が、壊れたPCが直らなかったことにありました。
かれこれ4年前に、自作で作ったPC（はいはい、オタクじゃないですからね）でしたが、その頃のハイスペック性能で組み上げたのが功を奏したようで、未だにサクサクと使えておりました。しかし、一番活動的に活躍しておりましたハードディスクが、激務ゆえにいち早く不満を言い始めたのです。カチカチと。

デジカメをよくお使いの方でしたら、同じ方法かと思いますが、現像やCD化などはせず、メディアからハードディスクにポーンとコピーといった保管方法で使っておりますから、データが消えたら一大事！　ことのほか、最近頭の記憶が曖昧模糊としてちょっと心配な状況に加え、頼みのブログの更新も皆さんに督促を受ける始末。ここでデータなんて吹き飛んだ日には、考えただけでもお寒い状況です。
ということで、バックアップ用に持っていた外付ディスクに写真やらのバックアップを取ることにしたのですが、その肝心の外付ディスクもメトロノームのような音をかき鳴らしてみたり(カチカチカチカチ・・・)、かくれんぼしてみたり(深刻なエラーって・・・)、こちらもすっかり反抗期に突入してしまったのでした。こりゃ、マズイです。

こうなると、考えてみたくなるのが、マシンの買い替えです。
最近の消費者向けのPC分野には、すっかり疎くなってしまいましたから、今何が流行っているのかすら知らない浦島さん。CMやたまに立ち寄った電器屋さんでは、なんだか華やかなになってるなぁといった程度の認識でしたので、買い替え前提にPCの下見に行ってみました。
すると、パソコンの画面には、テレビの映像がズラーッと並び、録画した映像やDVDなどが映っておりました。もうテレビだかビデオだか、何だか分からない機械に成り上がってしまったパソコン様。高校でバリバリの技術系だったのに、都会の洗練を受けて垢抜けてすっかり文系チックになってしまった大学生を見るかのようでした。数年ぶりに秋葉原に行って、メイドと変なカルチャーに汚染された姿を見たときのような、そんな寂寥感でした。

「おまえ、しばらく見ないうちに変わったなぁ」

新しい文化に取り残されていくオヂサンの気持ちがちびっと分かった気がしました。

そんなプチ敗北感を抱いた自分でしたが、とにかく復旧用として交換用の内蔵ディスクだけ買って帰ることにしました。と、そんな店舗の一角で、自作PCコーナーが細々と営まれるのを見ていたら、今のマシンを使い続けるのもいいかなぁと思えてきてしまったのでした。旧車を可愛がるような、そんな愛着に通じるものがあるのでしょうね。今なら、そんなお金出すなら安くて高性能なマシンを買えるのに、とも言われますが、まだまだ十分使えるマシンですから、壊れた→すぐに新しいもの、というのもちょっと寂しいではありませんか。それに、マシンが2倍早くなっても、ブログが2倍書けるわけもないわけですから・・・間違いなく。

そうと決まればレストアです。



ふたを開けます


き、汚い・・・ Σヽ(゜Д゜; )ノ

西部劇に出てくるような巨大な綿ぼこリがあちこちを覆ってます。転がってます。
これが故障の原因かと納得するような汚れっぷりでした。皆さんもたまには、ふたを開けてメンテナンスをした方がいいですよ。これについては、買ってきたエアダスターでプシューッとお掃除。


内蔵ハードディスクを交換

交換した内蔵HDDは、外付けディスクとして3.5インチ(玄人製)にマウントして再利用。たまにカチカチ言ってますが何とか使用可能なレベルでした。


ついでにCPUも交換

内蔵ディスク交換、マザーボードの電池交換、BIOSのアップグレード、OSの再インストール、とここまで行うだけでも復旧できますが、これからもしばらく使えるように戦闘力を高めておく必要があると思いまして、中古で見つけてきたこのチップセット(Northwood)で最上位のCPUを搭載して、来るべき時(CPUリソースが大好きなVist○さん)に備えます。


交換用CPUを取り付けます
こういうメカメカしたものをいじるのは、大人になってもワクワクしますね

戦闘力なんていってますけど、デュアルコア・マルチコアの時代に、ようやくハイパースレッドの世界に足を踏み入れた程度の進化ですから、地デジの時代にようやくCATVが入ったような、光の時代に、ようやくADSLを入れたような、そんな状態です。

ということで、今回のトラブルは解消しまして、普通に使えるようになりました。いいタイミングでアップグレードもできたので、まぁ悪くなかったとも思っております。ブロガーやこちらをご覧いただく方で、パソコンをお持ちでない方も少ないと思いますので、折角ですから、今回のトラブルで学んだことをご紹介。

１・バックアップはこまめにしましょう。
→　失ってみて、その大切さが分かる・・・だなんて、まるで恋愛のようなものですね(ヲイッ)。仮想でも現実でもメンテナンスはこまめにしないとですよ。決していつでも大丈夫なように予備を作っておこうという意味ではありませんから、誤解なきよう。

２・長く使うには、金額で妥協せずにいいものを買っておきましょう。
→　昔から『安物買いの銭失い』といいますから、長く使う気でいるのでしたら、妥協せずにある程度高めを狙っていきましょうね。安いからってCeleronなんて買っててはダメですって。高いからってCore2Duoの上位を買うのもどうかと思いますけどね・・・ほどほどに。

３・ファンレスのハードディスクは、いい環境に置きましょう。
→　今はほとんどの外付けHDDは、静音性重視でファンレスとなりましたが、結構いい環境に置かないと壊れる確率が高くなるようです。熱と埃には要注意です。

４・復旧は時間のある時に行いましょう。
→　ハードウェア的な組み上げを行って、OSのインストールを始めたのが、午後9時。その後、OSインストールをして、ServicePackなどがあてられたり、パッチなどがドンドコ入ったり、ウィルスソフトなどなどを行っていたら、完了したのが午前4時。その後に、アプリケーションのインストールって・・・いやぁ。

皆さんも、こんなことにならないように、メンテナンスは大切に！