2009年6月27日(土)~28日(日)
「たまには、どこかに泊まってまったりもいいね」
今回のサイテイ山行(もはや埼玉ではありませんが・・・オフシーズン企画ということになります)は、そんな希望をいよいよ叶える時が来たという、満を持した企画です。ただ、残念な事に、トシちゃん&sanaeさん、親方さんと不参加となってしまい、初の泊まりでマッタリ企画は、計:5人出の出発となったのでした。場所は、色々と案は出たのですが、最終的に決定した場所は「鬼怒沼」。日光・鬼怒川と尾瀬に囲まれた静かな沼です。出発時点から山に登る気があまり無いという潔さもサイテイらしいです。
5人ということなので、ワイワイ行くのも良いでしょうと、一台の車で行くことになりました。出発時間を決定する段となり、初日は2時間程度しか歩かないので、ノンビリいきましょうと、山登りでは有り得ない時間帯(9時前)での出発となったのですが、それがやはり大誤算。全くこの時間に対する予備知識がないメンバーでしたので、高速道路に表示される20キロ・2時間渋滞に驚かされます。ETC割引恐るべしです。予定時間を大幅に過ぎながら、東北道~有料道路で今市IC、鬼怒川~竜王峡経由で目的地に向かいます。

女夫渕温泉駐車場(無料)
女夫渕温泉駐車場に到着したのは、14時20分頃。50台程入ると聞いていた広めの駐車場は、大型駐車スペースや路肩の停められそうな場所も並ぶほどの満車状態。そんな中、丁度一台空いたスペースに滑り込ませることが出来たのは、本当にラッキーです。ここから、今日の目的地の「日光澤温泉」までは、徒歩で1時間30分程。川沿いの平坦な遊歩道ですから、誰もがお気楽気分で考えていました。
この時間でも結構混んでいるものなんだねぇ、と話ながら遊歩道を歩き出すといきなりのアップダウンの登山道に面食らいます。

この階段を過ぎた後は、しばらくアップダウンの登山道が続き
楽な歩きと考えていた面々は少々困り気味
普通の遊歩道って言ってなかった? という戸惑いが襲い、唯一の経験者である自分に視線が集まります。
「…えと、覚えてません」
役に立たないなぁ…という視線が痛いです。

しかし、よくよく調べてみると(写真は2年前の経路)
以前は駐車場裏から、前回は車道歩きを行なっていたため、今回の階段コースは新しい道なんですって
ただただ、忘れたわけではなかったのですよ(ホッ)
幾つか橋を渡った後は、平坦な道になり全員一安心。

ここからは、アップダウンも無い平坦な道が続きます
各人思い思いに遊歩道歩きを楽しみます。途中、普通の観光客とおぼしき方々に幾人も抜かれていきます。ノンビリ歩いていたこともありますが、登山者は平地では意外に遅いのかな? と思えます。
八丁湯・加仁湯を経て、しばらく歩くと昔の分校のようなたたずまい。今回の宿泊地「日光澤温泉」に到着です。

入口には、既に到着していた宿泊の方々が浴衣で寛ぎ、人懐っこい犬(チャング)が飛び掛からん勢いでお出迎え。
山小屋というよりは、きちんとした旅館に近いようで、入口上の広めの部屋をあてがって頂きました。テレビも無く、裸電球一つ、トイレ・風呂共同ですが、何だか落ち着く雰囲気です。食事まで時間が少しあったので温泉に入りに行きます。今日は、少しの間しか歩いていないのですが、そのプチ歩きの運動で汗をかいたことで気持ち良く温泉に入れそうです。露天風呂へは、内湯から外へ行けるようで。内湯と同じ硫黄泉と無色透明のナトリウム泉の2種類の温泉に入ると、日頃の疲れが癒されます。硫黄泉は、ちょっと熱めの設定なので、¥さんが入るのにかなり難儀していました。
※ 女性風呂の内湯は、無色透明のナトリウム泉だそうです。露天風呂が女性専用になる19:00-21:00に入れ替えがあるようですので、内湯で両方入りたい場合には、この時間をチェックして下さい。
旅館に到着してから、今までずっと我慢をして、風呂上りのビールも夕食にしようと我慢をしていた限界が来た17時過ぎ、夕食の時間がやってきました。食堂に全員集まっての夕食は、ありきたりとはいえ、おかずもボリュームがあり一同ご満悦。飲み会の会場を部屋に移し、事前打ち合わせなしながら持ち寄ったお酒の数々にて、楽しい夜は更けていくのでした。
・・・明日のことなど考えずに。
翌朝、早朝5時。
朝起きると、枕元に缶ビールが置いてありました。
何だこれ? と不審に思いつつ、あたりを見渡すと、テーブルには、誰のか分からない550円が置いてあります。誰かが買って来たのかなと考えつつ、こんな危険な場所に置いてあっては、倒しては危ないと缶を掴むと、開けただけとも思えるズシリとした感触が腕に伝わります。とりあえず、訳が分からないまま、テーブルに移動しておきます。
※ 後々の調査の結果、これは自分が夜中に風呂に入りに行った際に買ってきた代物であることが判明。しかも、100円をどこかに落としてきたとか、一口飲んでノックダウンしたとか、気が付けば大イビキかいて寝ていたとか、もうヒドイ有様です。
どうにもスッキリしない頭は、近頃の不摂生のまま飲み過ぎたからであることは間違いないようで、リフレッシュのため朝温泉に入りに行きます。これだから、旅館は良いよなぁ・・・とボケた頭のまま、何の気なしに内湯に入ると・・・とにかく熱いです。元々熱めの設定の内湯ですが、まだ誰も入っていないこともあって煮えるような熱さになっています。しかし、ボケた頭の自分には、痛点の伝達もボケたままなのかお構いなしに浸かり、少しでもアルコールを排出しようと普通に入ってしまったのです。昔から、風呂で寝ないようにするために、追い炊きをして眠気防止をするという危険な行為の代償として、江戸爺さん級の熱さ耐性を身につけることとなったのですが、風呂上りにパンツを履いていると足がヒリヒリ痛むことに気がつきました。
・・・うん、火傷かな。
6時の朝食を繰り上げてもらい、5時30分から朝らしい朝食を食べてから、出発の準備をしているのですが、男性陣は、軒並みダメダメなご様子。平和を語り明かしたheppoco隊長さん、スーパーたっくんに変身して記憶を飛ばした自分、若干体調が悪いのにそんな面々と付き合った¥さん。朝から部屋の中はダメ臭で満ち満ちていました。
そんなheppoco隊長さん、出発に際して、
「今日、山登りなんて有り得ない」
という発言まで飛び出します。しばらく登っていれば大丈夫かと思いきや、オロオソロシの滝の展望台にて離脱宣言。しばらく休んでから追い付くこととなりました。そこまで体調が悪いとは気付かずに申し訳ないと、一同反省しつつゆっくり先に進みます。

しばらく急登を登っていけば、ベンチの休憩地点からは、日光白根山のこんもりした姿が見えてきます。ここから日光も近いのですよね。そこからは、しばし日光の山談義が続きます。
笹藪なゆっくりした登りになってから1.5キロ程、木道やぬかるみなどを歩いて進むと、いよいよ今回の目的地「鬼怒沼」に到着です。
イメージとしては、お隣の尾瀬に近い感じで、鳩待街道あたりにある何とか田代のような印象です。アヤメ平以上の広い湿原には、人っ子一人おらず貸切状態。すぐに花を見つけたまゆ太さんとheppocoさんが木道にかがんで大騒ぎ。目敏く見つけなくても、ヒメシャクナゲ、チングルマ、タテヤマリンドウなどなどがそこかしこに咲いていまして、我々の目を楽しませてくれます。入口すぐのベンチで、宿で買った昼食おむすび(400円)を頬張りつつしばしマッタリ。

heppoco隊長さんがいない分は私が! と激写魂を発揮するheppocoさん
何故か常に正座しているのは、育ちのよさでしょうか

巨大おにぎり2個セット400円
梅干を二個入れるなら、一緒についていた昆布も海老も中でいいのにという意見多数
先発していた同じ旅館に宿泊していたツアーのオバ様達と会いましたが、それ以外は出会う人も無く静かなもの。涼しい風を感じながら鳥のさえずりを聞き、静かな時を・・・時を・・・えぇい、うっとうしい! やはり季節柄、ちょっと虫も多めです。
後から合流するheppoco隊長さんの到着は気になりますが、今回は、どの山にも登らないと決めていましたから、合流を待ちつつ、尾瀬沼をゆっくり歩いて回ります。大清水まで6キロとなっていましたが、前方に見える燧ケ岳は予想以上に近く見えました。尾瀬では、至仏山と燧ケ岳でしたが、ここでは、燧ケ岳と白根山になるのですね。北端まで歩いたり、地図にあった避難小屋を探したり、再び巨大おむすびと格闘したりしていると、何組かのグループとすれ違います。隊長さんの動向が気になる我々は、同じコースで登ってくる方々に恐る恐る聞いてみます。
「あの~、登ってくる途中で単独の男性が・・・」
「あぁ、展望台のところで寝てた人、いましたよ」
・・・まだお休み中らしいです。
鬼怒沼に来てから、歩いたり、食事をしたり、コーヒーを飲んだりと、既に1時間30分が過ぎていました。時間を忘れるとはこのことかと思いつつ、やはり気になるのは隊長さん。再び同じコースでやってきたグループの方に訪ねます。
「あの~、展望台で誰か寝て…」
「あぁ、男の人が寝てましたよ」
聞き方もすっかり寝ている前提ですが、やはりまだお休みのご様子。これは、もう登っては来ないだろうと判断して、下山を開始します。ある程度、各人調子を取り戻したようで、登りよりはスムーズに下ります。途中、沢山のキノコを見つけた時には、「隊長がいれば喜んだのに…」と寂しそうな感じのheppocoさんを見ると、やはりコンビでないととこちらも残念な限り。

マスタケでしたっけ
展望台までもうすぐかなと急坂を下っていると、heppoco隊長さんが登ってくるではありませんか?! これには、一同ビックリです。ただ、隊長の体調は、まだ万全ではないようなので、一緒に宿まで戻ることにします。その間、前日の飲み過ぎを叱責するheppocoさんの声が響きます。
「飲み出すと、気持ち良くなって翌日のことを考えずに飲むから」
はい、すみません。
「自分の飲める量をちゃんと把握して飲まないと」
はい、すみません。
何故か、怒られている隊長さんよりも、heppocoさんの言葉が胸に突き刺さる人が約二人程が、条件反射のように謝っておりました。そして、ここで隊長さんからサイテイの後世にまで語り継がれる名言が飛び出したのです。
「旅館は人をダメにするね」
ある程度自己責任が付きまとう山小屋とは違い、至れり尽くせりな歓待、調った施設、ノビノビ温泉、と翌日に山行があるとしても、この環境にはやられてしまう旅館の危険性を表現した、隊長さんならではの名言です。もちろん、それが「日光澤温泉」だったからというのは、満場一致で同意するところでしょう。
そんなこんなありましたが、全員無事に日光澤温泉に戻ってきました。
荷物を置かせて頂いていたので、宿の方にご挨拶、すると、「温泉も無料で是非どうぞ」と有り難い申し出を頂きます。とはいえ、今日も暑いので、帰りも尋常でない汗をかく人もいるからと入らずに帰ることにします。すこぶる気に入った我々は、しばらく宿のお兄さんに次回のための聞き込みをします。御礼にまゆ太さんから、鬼怒沼の花情報を話しながら、しばし談笑。さて、次回はいつ来れるでしょうかね。

帰りは、平坦な帰り道ですから、各人ダラダラに輪をかけた感じで歩いていきます。花にキノコに昆虫に滝に・・・楽しいおしゃべり。特に休憩が功を奏したからか、皆に合流したのが嬉しかったのか、いつにも増してハイテンションなheppoco隊長さん。釣り橋で走り出したりして、いつものスマイルも戻ってひと安堵です。

女夫淵温泉に戻って来たのは、午後をかなり回った15時頃。混浴の女夫淵温泉をスルーして、「家康の湯」という隠れ家的な温泉にてひと心地。¥さんの号令にて宇都宮で餃子(正嗣)をパクつき、恒例になってきたETC1000円渋滞の30キロ渋滞もなんのその、車内では「登れ登れ詐欺」に大爆笑しながら、楽しい二日間は幕を閉じたのでした。
ちょっと危険な一面はありますが、テントや山小屋だけではなく、旅館(温泉)山行というのもなかなかオツなものです。他にも、根名草山~金精峠(中級)、鬼怒沼~物見山~大清水(中級)、鬼怒沼~尾瀬沼(上級)などというコースもありますので、是非一度いらしてみてはいかがでしょうか。
「たまには、どこかに泊まってまったりもいいね」
今回のサイテイ山行(もはや埼玉ではありませんが・・・オフシーズン企画ということになります)は、そんな希望をいよいよ叶える時が来たという、満を持した企画です。ただ、残念な事に、トシちゃん&sanaeさん、親方さんと不参加となってしまい、初の泊まりでマッタリ企画は、計:5人出の出発となったのでした。場所は、色々と案は出たのですが、最終的に決定した場所は「鬼怒沼」。日光・鬼怒川と尾瀬に囲まれた静かな沼です。出発時点から山に登る気があまり無いという潔さもサイテイらしいです。
5人ということなので、ワイワイ行くのも良いでしょうと、一台の車で行くことになりました。出発時間を決定する段となり、初日は2時間程度しか歩かないので、ノンビリいきましょうと、山登りでは有り得ない時間帯(9時前)での出発となったのですが、それがやはり大誤算。全くこの時間に対する予備知識がないメンバーでしたので、高速道路に表示される20キロ・2時間渋滞に驚かされます。ETC割引恐るべしです。予定時間を大幅に過ぎながら、東北道~有料道路で今市IC、鬼怒川~竜王峡経由で目的地に向かいます。

女夫渕温泉駐車場(無料)
女夫渕温泉駐車場に到着したのは、14時20分頃。50台程入ると聞いていた広めの駐車場は、大型駐車スペースや路肩の停められそうな場所も並ぶほどの満車状態。そんな中、丁度一台空いたスペースに滑り込ませることが出来たのは、本当にラッキーです。ここから、今日の目的地の「日光澤温泉」までは、徒歩で1時間30分程。川沿いの平坦な遊歩道ですから、誰もがお気楽気分で考えていました。
この時間でも結構混んでいるものなんだねぇ、と話ながら遊歩道を歩き出すといきなりのアップダウンの登山道に面食らいます。

この階段を過ぎた後は、しばらくアップダウンの登山道が続き
楽な歩きと考えていた面々は少々困り気味
普通の遊歩道って言ってなかった? という戸惑いが襲い、唯一の経験者である自分に視線が集まります。
「…えと、覚えてません」
役に立たないなぁ…という視線が痛いです。

しかし、よくよく調べてみると(写真は2年前の経路)
以前は駐車場裏から、前回は車道歩きを行なっていたため、今回の階段コースは新しい道なんですって
ただただ、忘れたわけではなかったのですよ(ホッ)
幾つか橋を渡った後は、平坦な道になり全員一安心。

ここからは、アップダウンも無い平坦な道が続きます
各人思い思いに遊歩道歩きを楽しみます。途中、普通の観光客とおぼしき方々に幾人も抜かれていきます。ノンビリ歩いていたこともありますが、登山者は平地では意外に遅いのかな? と思えます。
八丁湯・加仁湯を経て、しばらく歩くと昔の分校のようなたたずまい。今回の宿泊地「日光澤温泉」に到着です。

入口には、既に到着していた宿泊の方々が浴衣で寛ぎ、人懐っこい犬(チャング)が飛び掛からん勢いでお出迎え。
山小屋というよりは、きちんとした旅館に近いようで、入口上の広めの部屋をあてがって頂きました。テレビも無く、裸電球一つ、トイレ・風呂共同ですが、何だか落ち着く雰囲気です。食事まで時間が少しあったので温泉に入りに行きます。今日は、少しの間しか歩いていないのですが、そのプチ歩きの運動で汗をかいたことで気持ち良く温泉に入れそうです。露天風呂へは、内湯から外へ行けるようで。内湯と同じ硫黄泉と無色透明のナトリウム泉の2種類の温泉に入ると、日頃の疲れが癒されます。硫黄泉は、ちょっと熱めの設定なので、¥さんが入るのにかなり難儀していました。
※ 女性風呂の内湯は、無色透明のナトリウム泉だそうです。露天風呂が女性専用になる19:00-21:00に入れ替えがあるようですので、内湯で両方入りたい場合には、この時間をチェックして下さい。
旅館に到着してから、今までずっと我慢をして、風呂上りのビールも夕食にしようと我慢をしていた限界が来た17時過ぎ、夕食の時間がやってきました。食堂に全員集まっての夕食は、ありきたりとはいえ、おかずもボリュームがあり一同ご満悦。飲み会の会場を部屋に移し、事前打ち合わせなしながら持ち寄ったお酒の数々にて、楽しい夜は更けていくのでした。
・・・明日のことなど考えずに。
翌朝、早朝5時。
朝起きると、枕元に缶ビールが置いてありました。
何だこれ? と不審に思いつつ、あたりを見渡すと、テーブルには、誰のか分からない550円が置いてあります。誰かが買って来たのかなと考えつつ、こんな危険な場所に置いてあっては、倒しては危ないと缶を掴むと、開けただけとも思えるズシリとした感触が腕に伝わります。とりあえず、訳が分からないまま、テーブルに移動しておきます。
※ 後々の調査の結果、これは自分が夜中に風呂に入りに行った際に買ってきた代物であることが判明。しかも、100円をどこかに落としてきたとか、一口飲んでノックダウンしたとか、気が付けば大イビキかいて寝ていたとか、もうヒドイ有様です。
どうにもスッキリしない頭は、近頃の不摂生のまま飲み過ぎたからであることは間違いないようで、リフレッシュのため朝温泉に入りに行きます。これだから、旅館は良いよなぁ・・・とボケた頭のまま、何の気なしに内湯に入ると・・・とにかく熱いです。元々熱めの設定の内湯ですが、まだ誰も入っていないこともあって煮えるような熱さになっています。しかし、ボケた頭の自分には、痛点の伝達もボケたままなのかお構いなしに浸かり、少しでもアルコールを排出しようと普通に入ってしまったのです。昔から、風呂で寝ないようにするために、追い炊きをして眠気防止をするという危険な行為の代償として、江戸爺さん級の熱さ耐性を身につけることとなったのですが、風呂上りにパンツを履いていると足がヒリヒリ痛むことに気がつきました。
・・・うん、火傷かな。
6時の朝食を繰り上げてもらい、5時30分から朝らしい朝食を食べてから、出発の準備をしているのですが、男性陣は、軒並みダメダメなご様子。平和を語り明かしたheppoco隊長さん、スーパーたっくんに変身して記憶を飛ばした自分、若干体調が悪いのにそんな面々と付き合った¥さん。朝から部屋の中はダメ臭で満ち満ちていました。
そんなheppoco隊長さん、出発に際して、
「今日、山登りなんて有り得ない」
という発言まで飛び出します。しばらく登っていれば大丈夫かと思いきや、オロオソロシの滝の展望台にて離脱宣言。しばらく休んでから追い付くこととなりました。そこまで体調が悪いとは気付かずに申し訳ないと、一同反省しつつゆっくり先に進みます。

しばらく急登を登っていけば、ベンチの休憩地点からは、日光白根山のこんもりした姿が見えてきます。ここから日光も近いのですよね。そこからは、しばし日光の山談義が続きます。
笹藪なゆっくりした登りになってから1.5キロ程、木道やぬかるみなどを歩いて進むと、いよいよ今回の目的地「鬼怒沼」に到着です。
イメージとしては、お隣の尾瀬に近い感じで、鳩待街道あたりにある何とか田代のような印象です。アヤメ平以上の広い湿原には、人っ子一人おらず貸切状態。すぐに花を見つけたまゆ太さんとheppocoさんが木道にかがんで大騒ぎ。目敏く見つけなくても、ヒメシャクナゲ、チングルマ、タテヤマリンドウなどなどがそこかしこに咲いていまして、我々の目を楽しませてくれます。入口すぐのベンチで、宿で買った昼食おむすび(400円)を頬張りつつしばしマッタリ。

heppoco隊長さんがいない分は私が! と激写魂を発揮するheppocoさん
何故か常に正座しているのは、育ちのよさでしょうか

巨大おにぎり2個セット400円
梅干を二個入れるなら、一緒についていた昆布も海老も中でいいのにという意見多数
先発していた同じ旅館に宿泊していたツアーのオバ様達と会いましたが、それ以外は出会う人も無く静かなもの。涼しい風を感じながら鳥のさえずりを聞き、静かな時を・・・時を・・・えぇい、うっとうしい! やはり季節柄、ちょっと虫も多めです。
後から合流するheppoco隊長さんの到着は気になりますが、今回は、どの山にも登らないと決めていましたから、合流を待ちつつ、尾瀬沼をゆっくり歩いて回ります。大清水まで6キロとなっていましたが、前方に見える燧ケ岳は予想以上に近く見えました。尾瀬では、至仏山と燧ケ岳でしたが、ここでは、燧ケ岳と白根山になるのですね。北端まで歩いたり、地図にあった避難小屋を探したり、再び巨大おむすびと格闘したりしていると、何組かのグループとすれ違います。隊長さんの動向が気になる我々は、同じコースで登ってくる方々に恐る恐る聞いてみます。
「あの~、登ってくる途中で単独の男性が・・・」
「あぁ、展望台のところで寝てた人、いましたよ」
・・・まだお休み中らしいです。
鬼怒沼に来てから、歩いたり、食事をしたり、コーヒーを飲んだりと、既に1時間30分が過ぎていました。時間を忘れるとはこのことかと思いつつ、やはり気になるのは隊長さん。再び同じコースでやってきたグループの方に訪ねます。
「あの~、展望台で誰か寝て…」
「あぁ、男の人が寝てましたよ」
聞き方もすっかり寝ている前提ですが、やはりまだお休みのご様子。これは、もう登っては来ないだろうと判断して、下山を開始します。ある程度、各人調子を取り戻したようで、登りよりはスムーズに下ります。途中、沢山のキノコを見つけた時には、「隊長がいれば喜んだのに…」と寂しそうな感じのheppocoさんを見ると、やはりコンビでないととこちらも残念な限り。

マスタケでしたっけ
展望台までもうすぐかなと急坂を下っていると、heppoco隊長さんが登ってくるではありませんか?! これには、一同ビックリです。ただ、隊長の体調は、まだ万全ではないようなので、一緒に宿まで戻ることにします。その間、前日の飲み過ぎを叱責するheppocoさんの声が響きます。
「飲み出すと、気持ち良くなって翌日のことを考えずに飲むから」
はい、すみません。
「自分の飲める量をちゃんと把握して飲まないと」
はい、すみません。
何故か、怒られている隊長さんよりも、heppocoさんの言葉が胸に突き刺さる人が約二人程が、条件反射のように謝っておりました。そして、ここで隊長さんからサイテイの後世にまで語り継がれる名言が飛び出したのです。
「旅館は人をダメにするね」
ある程度自己責任が付きまとう山小屋とは違い、至れり尽くせりな歓待、調った施設、ノビノビ温泉、と翌日に山行があるとしても、この環境にはやられてしまう旅館の危険性を表現した、隊長さんならではの名言です。もちろん、それが「日光澤温泉」だったからというのは、満場一致で同意するところでしょう。
そんなこんなありましたが、全員無事に日光澤温泉に戻ってきました。
荷物を置かせて頂いていたので、宿の方にご挨拶、すると、「温泉も無料で是非どうぞ」と有り難い申し出を頂きます。とはいえ、今日も暑いので、帰りも尋常でない汗をかく人もいるからと入らずに帰ることにします。すこぶる気に入った我々は、しばらく宿のお兄さんに次回のための聞き込みをします。御礼にまゆ太さんから、鬼怒沼の花情報を話しながら、しばし談笑。さて、次回はいつ来れるでしょうかね。

帰りは、平坦な帰り道ですから、各人ダラダラに輪をかけた感じで歩いていきます。花にキノコに昆虫に滝に・・・楽しいおしゃべり。特に休憩が功を奏したからか、皆に合流したのが嬉しかったのか、いつにも増してハイテンションなheppoco隊長さん。釣り橋で走り出したりして、いつものスマイルも戻ってひと安堵です。

女夫淵温泉に戻って来たのは、午後をかなり回った15時頃。混浴の女夫淵温泉をスルーして、「家康の湯」という隠れ家的な温泉にてひと心地。¥さんの号令にて宇都宮で餃子(正嗣)をパクつき、恒例になってきたETC1000円渋滞の30キロ渋滞もなんのその、車内では「登れ登れ詐欺」に大爆笑しながら、楽しい二日間は幕を閉じたのでした。
ちょっと危険な一面はありますが、テントや山小屋だけではなく、旅館(温泉)山行というのもなかなかオツなものです。他にも、根名草山~金精峠(中級)、鬼怒沼~物見山~大清水(中級)、鬼怒沼~尾瀬沼(上級)などというコースもありますので、是非一度いらしてみてはいかがでしょうか。









「飲み出すと、気持ち良くなって翌日のことを考えずに飲むから」
「自分の飲める量をちゃんと把握して飲まないと」
思わず女将が参加してたのかと、ひとりPCの前で焦ってしまう親方でした。
この発言、なかなかの正論なのですが、酒飲みには「分かっちゃいるけどやめられない」んですよね(笑)。ま、確かに程々にしないととは、今回の缶ビールでかなり反省しました。やはり他人様に迷惑をかけてはいけませんからね。
今回は、特別編でしたから、これに味をしめて次回以降がズルズルとならないように気をつけないとと思っております。次回、反動でスパルタ山行になっていたらゴメンなさい…。
往復の渋滞が大変だったようですが、
皆さん一緒でそれも楽しでしたね(^_-)-☆
なかなか渋い山域のようで
私ものんびりと歩きたかったです~♪
天ぷらにすれば伊勢海老をも凌駕する名菌。
勿論、喰ったんでしょうねd( ̄□ ̄;)!!
落語かなんか始まる感じ?(笑)
>「旅館は人をダメにするね」
も~ほんと名言でしたよね。
隊長さん、おもしろすぎです。
それにしても、ねこさん、仕事少し落ち着いたの~?
本領発揮って感じですね(^^)
いやいや、サイテイのレポはこれでないと!
でもって、もう一つあっぷされてるみたいなんですけれども、どれどれ・・・。
>「自分の飲める量をちゃんと把握して飲まないと」
ほんとうにすみません。はい、ごめんなさい。。。
わかってるんですけどね、なんでなんだろねー。
それにそんなステキな旅館ときちゃあね。ダメにもなるわなあ。
ま、旅館じゃなくても毎回ダメになってる人もいますけどね。あーあ。
>「自分の飲める量をちゃんと把握して飲まないと」
ほんとうにすみません。はい、ごめんなさい。ごめんなさい。。
でも、映画「テルマ&ルイーズ」のようにバッド・エンドなのに心地よい爽快感の残る山旅でしたね♪
再会した時、みんなの顔がオソロオソロしくなくて本当に良かった。
やっぱりサイテイメンバーは優しいな~♪
いやいや本当に反省してるんですよ。
確かに、トシちゃんがいたら、「じゃあ俺も後から一緒に行くことにするから、先に行ってて」と言っていそうですね(笑)。で、「無理しないように、ずっと待ってることにした」と、来ない気がするのですが…。
渋滞もheppocoさんのお陰もあって、飽きる事なく楽しめました。車の中というよりも、どこかの喫茶店みたいな賑やかさですから。
sanaeさん達もいつかご一緒しましょうね。
名菌ですか(笑)。
伊勢海老を凌駕するとは、そんなにプリプリしているのですか?
隊長さんがいたならともかく、我々だけではそんな判断出来ませんでした。でも、もうおぼえましたから大丈夫、今度は逃しませんよ!
更新時間の通り、仕事は相変わらずです。連休はダメかもしれませんし(涙)。
気合いを入れて全部書くと大変ですが、こうやって徐々に書いていくと何とかなるものですね。更新も沢山出来ますし(爆)。
やはり、これがheppoco隊長さんから出た言葉と考えると、やっぱり笑えますね(笑)。本当にシミジミといった感じの名言でしたからね。