富士山麓へようこそ

（前回同様、写真を撮っていないので、文章ばかりでゴメンなさい)

今月の頭の出来事なんて、過去を掘り返すような前の話で恐縮ですが、富士山を見に行きたくなって出かけた時の話です。

富士山とその周辺の山は、数年前からチョコチョコと行ってはおりますが、実際その周辺地域には、温泉以外で行ってはおりませんでした。実に、小学校の林間学校以来になるのでしょうか。そんなところを今回は、旅してみました。そんな暇があるんだったら山に行けって？


富士五湖周辺をドライブしながら、周辺のスポットを探してみれば、まず目に止まったのは、「富岳風穴」と「鳴沢氷穴」。青木ヶ原樹海にある富士山の噴火によって出来た天然の洞窟で、国の天然記念物にもなっています。夏でも平均気温３℃と変化しないこのスポット、こんな冬に行く所ではありませんが…。



まずは、風穴（230円）。
自分の小学校の頃のイメージを思い出すと、氷の世界のようなちょっと冒険チックなイメージがありましたが・・・こんなところでしたっけ？ 涼しい穴を一周するといった感じです。中もこんなに狭かったっけなぁ・・・と子供の頃の縮尺を基準で考えているからでしょうかね。ただ、蚕棚だけは、昔の記憶からも消えずに残っておりました。
※ 後から知った情報では、洞窟なのに音が反響しないそうです。高笑いでもしたかったですね。


続いて、氷穴（230円）。
かがんで入るトンネルと一面の氷のブロックや柱。子供の頃に覚えていたのはこれ！と、こちらに来てようやく納得。子供の頃の記憶は、強烈な方が覚えられていくものですね。凍った池や江ノ島の洞窟まで続くという「地獄穴」など、風穴と比較すると、こちらはなかなかエンターテイメント性に溢れておりました。中がひんやりしていますから、全く溶けていない氷なので、触っても冷たくなく、なんだかスベスベした感じで、とっても不思議。
出口付近には、立派なつららや氷柱が育っておりました。冬から春先にかけて大きくなると言うことでしたから、結構ピークだったのかもしれません。その下まで凍っていたので・・・一回転倒・・・あは。

続いて、コウモリ穴（300円）。
こちらは、初体験…の予定でしたが、残念ながらお休み中（12月1日～3月19日まで）でした…。3月20日からの開始ですので、今は、開催しているようですね。

さて、お昼は、名物ほうとうでお腹を満たして、

続いては、忍野八海。

忍野八海は、富士山からの伏流水に水源を発するといわれる八つの湧水池（湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池）の総称です。全国名水百選にも選ばれております。



行ってみると、そこは猪八戒・・・ではなくて、池がありました。夕方に行ったので富士山がちょうど逆行になってしまい、写真としては、変に浮いてしまいましたが、日本庭園風な景色とあいまって、なかなか絵になる感じです。非常に透明度の高い池や、ちょっと濁ってしまって残念な池など、なかなか楽しい所です。折角ですから、八つの池を全部巡りたかったのですが、場所も離れているせいもあるためか、案内が親切じゃないのが非常に残念。皆さんが最初に訪れる濁池、銚子池あたりが商魂たくましく栄えている反面、沼地化してしまった菖蒲池なんて案内すらままならない状態ですから・・・もっとちゃんとしてほしいものです。



あ、そうそう人面魚がいました。懐かしいですね。

そう。ここでのイチオシは、なんといっても鏡池ですね。濁池より奥に行った先にひっそりとありました。見た目的には、全く目立たないただの池で、何も無ければ素通りしてしまいそうな所ですが、振り返って見てビックリ！！∑(゜Д゜〃)


くっきりと逆さ富士が！！

なんとなんと、くっきり鏡のように映るじゃありませんか！自分の顔もまるで鏡のようにしっかり映っていますし、富士山なんて、逆さ富士になってますから…すごい。また一つ、おすすめスポットを発見です。皆さんも周りの賑やかさに騙されずに、いいスポットを探しましょうね。

家族・グループ度☆☆☆☆☆
カップル度☆☆☆☆
（神秘は、共有することで価値が増します。一緒に驚きを体験しましょうね）

一人度☆☆☆
（もちろん一人でゆっくりするにも良い場所です。忍野八海全部制覇は、意外にいい運動になりますよ）


＜おまけ＞
鳴沢氷穴の帰り、折角ここまで来たんですから、紅葉台からも富士山を堪能しようと、車で行ってみようと思いつきました。以前、行ったときに紅葉台まで車で来れることは、確認済みです。紅葉台ドライブインを目指して、いざ出発～！！

ダートコースとは、聞いておりますが、最初は快調です。馬なんかがいたりして、それを横目で見ながら、上り坂に至ります。結構な登りで、大丈夫かな？とちょっと心配になった矢先

ゴスッ！ガスッ！

・・・あぁ。 Σ (゜Д゜;）

足元からイオン・・・もとい異音が発生してます。車の底がガツガツ当たっているようです。車高がちょっと低いFFの自分の車では、この先に行けるかどうか確証が持てません。といいますか、この異音に耐えられるほど、神経が図太くありませんから

即座に撤退しました・・・。＿|￣|○

安直に山に登ろうとした自分に対する、山の神様の罰ですね。
今度は、ちゃんと自分の足で登りたいと思います。はいぃ。

そして、「車で来てずるいよなぁ」なんて、いつも心の片隅で思っていた自分も、「彼らもこんな大変な苦労をして来ているんだよ」とこれからは尊敬の面持ちで見ることが出来そうです（いや、皆んなは四駆だろうって・・・）。


山に行くなら、車高を上げるか、四駆にしろって・・・。