乗鞍岳：お手軽過ぎる3000m峰（ご来光編）

ご来光と共に浄化されてしまわないかとひやひやしてました、かいねこです。(-.-;)

昨夜、関越道の自然に出来た26キロ渋滞にもめげず、登った時間より行き帰りの時間の方が長いことは、極力考えないようにしながら（600キロ／10時間コース）、無事に帰って、抜け殻のようにふわふわした気分のまま仕事をしてきました。やはり、山行の後には、山行休みとして一日欲しいですね。切実に。
それよりも、もっと現地でノンビリしたいですね。(T_T)
そんな無い物ねだりはおいといて、意外に登山者に人気が無い事を再認識してしまった乗鞍岳に行ってきました。


乗鞍高原まで (18:00～01:00)

日曜日は、書いた通りに寝過ぎまして、疲れた体をリフレッシュするため、温泉に行くことにしておりました。それが、何故か、ひょんな事から、山行になってしまったのでした…。はじまりはじまり。


いつもと同じように、関越経路で一路松本ICに向かいます。いつもは、ここで睡魔との闘いがありますが、今回は、睡眠十分！連休最終日前の夜ですが、意外に空いていまして、難無く松本ICに到着。ここからは、158号線を一直線！…え？通行止め？迂回？

…あ！？Σ(;´△｀)
そうでした、そうでした。しげぞうさんに言われていた通り、上高地の手前が土砂崩落のため通行止めでしたね。道路は復旧していないようで、普通車は、まだ乗鞍経由になっておりました。大型の乗り物は、通行止め。
そのことが、インターから頻繁に、本当にうざったい位に看板で知らせてくれるわけですが、乗鞍高原についての案内は全く無く、乗鞍行きの道なのに、上高地、上高地、って…。道は合ってるはずなのに、もしかして通り過ぎた？とひたすら不安に陥らせていただきました…。

恐るべし上高地。

しかし、夜の0時だというのに、交通量がひっきりなし。それだけ見ても、上高地の人気の高さを感じました。反面、帰りは混むのか？とちょっと不安…。

その後、すぐに目的地だったのですが、気がつかずに通り過ぎて三本滝まで行ったりしてまして、01:00になんとか目的地に到着。


観光センターにて (01:00～03:40)

連休でしたから、大混雑を覚悟してましたが、駐車場も大体6割程度でしょうか。後で気がつきましたが、日帰り客が中心ですから、こんなもんなんですよね。

キャンプ地や有名な山あたりでは、夜中でもザワザワしてたりしますが、ここは、人の動く気配もほとんど無く、あたりは本当に静かです…。上空には、満点の星が輝いていまして、明日は、いい天気の予感です。・・・なんて、余裕をかましていましたが、ご来光バスの出発時間が03:40。混雑ぶりもわからないため、早く起きなくてはなりませんから、早々に就寝…。


…眠れません。
14時間睡眠は伊達じゃありませんわ。(-.-;)
ただ、寝ないと後々困るので、目をつぶりゴロゴロ…。

03:10起床。
周りもちょっと騒がしくなってきました。
準備をして並んだ所で、20人ほど。多いのか少ないのかわかりませんね…。

最終的には、スキーヤーの集団が入ってきて、バス1台からちょっとはみ出るくらいの人数になりました。構成としては、スキーヤー、観光客、写真家、山ヤが等分位。意外に山な方は、少ないんですね。へぇ。

チケットは、3枚綴りで、往路：観光センターから畳平、復路１：畳平から三本滝、復路２：三本滝から観光センター、これで2000円也。観光地の三本滝を途中下車可能としているのが、いいですね。o(^-^)o


バスで畳平へ (03:40～05:20)

バス席は、早いもん勝ちでして、自分は、左側の席に着きましたが、明けていく景色を眺めるなら、断然左側です。山頂は、気温10度との発表。夏だからでしょうか、3000mで覚悟をしてましたが、意外にマシなんですね。

さてさて、バスは、ご来光に向けひた走っておりましたが、

ご来光スポットで停車しますけど、
問題ありませんか～？

という謎のアナウンスがありました。
…なんだか状況がつかめない皆様方。
そのまま登ったらどうなるの？という疑問には答えてくれず、どうして良いのか分からない雰囲気…。自分としては、地図を見ながら、剣ヶ峰は無理として、大黒岳あたりで日の出を見ようかなぁなんてイメージしてましたから、そのアナウンスにちょっと困惑。ヽ(´Д｀;)ノ

結局、滑り組が途中下車したものの、他の皆さんは、全員そのスポットで下車することになりました。未だに皆さん、何で終点まで行かないの？間に合わないから？の疑問の顔が…。


道路でご来光待ちな皆さん

ということで、04:35に道路の途中で放り出されました。ご来光を見てから、05:00に再度畳平に向けて出発となるそうです。

降りてみると、やはり寒い。(-o-;)
遮るものが無いのでご来光スポットなのでしょうが、さすがに高山ですから、風もそこそこあって、長く立って居るとやはり寒いんです。自分は、富士山で痛い目をみてますので、準備（インナーにタイツ・・・ダサッ）はぬかり無いですが、周りにはそんなことを知らずに来た、寒そうな格好の方も多々いらっしゃいます。可哀相…。


ここも一応北アルプスですから、槍だって穂高だって近いんです

すでに、雲の向こうから赤い光が射して来ていますが、ここからが長い…。周りをみれば、槍の特徴のあるシルエットと、隣りは穂高ですね、北アの端とはいえ近くに見えてます。
そして、少しづつ太陽が顔を出してきました。そしてご来光～。



今年初、ご来光です。
ご来光バスがあるものの、見られる確率は、それほど高くないそうです

万歳三唱や君が代斉唱なんて無い(爆)、・・・静かなご来光にちょっと感動しました。いつも日帰りばかりなので、山でご来光を見ることがほとんど無いので、苦労の末といった感動はないものの、誰もが手軽に見られる高山のご来光もありかなと。

いや、横着ものですから・・・。

その後、畳平に到着した頃には、すっかり太陽が顔を覗かせておりましたが、ここからは、富士見岳に遮られて太陽すら見えなかったんですね。納得。


到着したら営業中でした。5:20っすよ・・・


…ああっ、山行記録になってないです…。