
例年よりは少し早めに感じますが、いよいよ桜の季節となりました。
電車通勤の方は、弘前公園の桜のアピールを目にされる機会は多いと思いますが、見慣れたこの風景も今年が最後となる予定です。

天守のある城としては、東北では唯一となる弘前城
弘前公園と合わせて、とても印象深い桜を見ることが出来ます
今年、いよいよ弘前城本丸の石垣修理のため、今回の弘前さくらまつりを最後に、弘前城天守が曳屋されることとなります。天守ごとそのまま引っ張って移動させるというのですから、それはそれで見てみたいですが、お濠と石垣と合わせた景色としては、今回が見納めとなります。
※ 今までは、下乗橋から無料で見ることが出来ましたが、これからは、有料区間に入らないと見られなくなるのでしょうね・・・。
昨年のさくらまつり後から工事は開始されておりまして、周囲のお濠については、すでに埋め立てられております。今の状態はどのようになっているかといいますと、

お城だけ見ると、特に変わった様子はありません

が、下に目をやると、お濠はすっかり埋め立てられておりました

見た目残念ではありますが、今回のさくらまつりでは、埋め立てた濠の上を歩けるとのことで
今まで見ることは無かった、濠の下からの弘前城を見上げることが出来るチャンスでもあります

こちらは、去年のゴールデンウィーク
この景色がなくなるのはやはり残念

有料区間となっている場所に無料で入れたのが不思議でしたが
3月末までは、天守が冬季閉館なので解放されているのですね・・・

3月下旬は、まだまだ雪が残っていました

移転後は、岩木山をバックに弘前城が見えるということです

弘前城天守のもう一つの見どころスポットがお濠の先のこちら
雪をかき分けて、皆さんも来られているみたいです

天守が映るお濠と石垣の並びが絵になってましたが、こうなると、ちょっと見栄えがしないですね


去年の夜景
どちらにしても見納めですので、最後の雄姿を見に行ってみてはいかがですか?

お城はこのような変化がありましたが、そのほかの公園各所は
変わりなく桜並木がお出迎えしてくれることでしょう
今は雪で真っ白ですが、ここが桜の絨毯のようになるのですから、楽しみです
<おまけ>
桜で有名な弘前公園ですが、その周囲にも歩いて回れる多くの見どころがあります。
特に洋風建築物は素晴らしく、何度かこのブログにも登場している「青森銀行記念館」以外にも

追手門近くの市立観光館にある「旧弘前市立図書館」

無料で中を見ることが可能です
裏手には、これら洋風建築のミニチュアが多数置かれていて、今は無き建物も見ることが可能です

「旧東奥義塾外人教師館」
今は、カフェになっているようです

駅の方に歩いていくと見えてくる「日本基督教団弘前教会」

見つけるのに難儀しました「弘前カトリック教会」などがあります
歩いて回れる距離ですので、駅に帰るがてらに散策してみてはいかがでしょう

弘前公園の北側には、伝統的建造物群保護地域がありまして
和風建築の建物を見ることができます

石場家住宅、石場屋酒店として青森の地酒を販売しています
「六根」の品ぞろえが豊富です

100円でこちらの住宅を公開していますが、一見の価値ありです

そうそう、洋風建築物だけではなく
弘前市立観光館では、弘前ねぷたを無料で見ることが出来ます
この機会にお花見と合わせて計画してみてはいかがですか?
びっくりです。
埋め立てられる前に見ておいてよかったです。
今度行くときは完成してからですかね(^^ゞ
いつ完成するのでしょう?
移築されるところも見てみたいですけど。
でもすごいなぁ・・・(@_@;)
そのまま移動ですから、驚きですよね…。
工事は、約10年間かかるそうですから、次回見ることが出来るのは、平成38年だそうですよ。
ただ、移転後の天守は、来年の春には見られるそうですから、お城は来年も大丈夫ですよ。
今まで一つ勘違いをしていましたが、お城は石垣を修理した後に元の場所に戻すのですね。
移動したままだと思っていましたが、違ったようです。
修復後もまた見たいですね。