安達太良の旅

クリスマスイブやらクリスマスも、仕事をしてるか、家族と過ごすかのここ数年。
山にでも 逃げて 行ってれば、ちょっとは格好が付く気がしましたが(そうか？)、結局、サンタやトナカイの格好も出来ず、鍋焼きうどんも食べられずに、週末から福島にお出掛けすることになっておりました。まぁ、この時期、時間があろうが無かろうが、概ねプライベートに支障がないのが悲しい今日この頃ですが・・・。

それはさておき、一仕事しまして、折角東北に来たのですから温泉にも行こうとやってきたのが、岳温泉。やっぱりここのお湯は、ほっこり、まったりとしていて、いいんですよ。小雪もちらつく気温０℃の街を散策した後には、ちょっと熱めのお湯がピリピリと身体を染み渡ります。地元の方が言うには、今日は、ちょっとぬるかったようですが、それでもこっちの人間にとっては熱い位でした。それでも、ずっと浸かっていても良いぐらいに、とにかく気持ちが良いお湯に「あ゛～っ」と言葉が出る位に大満足。うーん、来た甲斐がありました。





さて、折角ここまできたのですから、この先、冬の安達太良山を登ってみようなんて思いつくかも（かもです・・・）知れませんから、ちょっと視察に行ってみようかと思い立ちました。

「磐越道方面に行かなければ、福島といってもまだまだ雪はほとんど降ってないよ。磐梯や猪苗代は大変みたいだけど、でも、やっぱり今年はどこも雪が少ないね～」

という福島の担当さんの言葉通り、福島市も岳温泉も来てみても、街には雪のゆの字も無く、都会育ちの自分も安心です。ということで、前回来たコースと同じように、車を一路ロープウェイ乗り場の方向に進めます。確か今は、スキー場になっていると聞いていましたが、時間も昼過ぎだったためか、全く車の影もおらず、九十九折りの道を自分の車が１台だけ登っていきます。さすがにスキー場のそばには、ちょっとは雪が降ったような跡が側道にうっすら残っていました。

前方にスキーのゲレンデが見えて来たところで、残り800メートル。と、そこからは、側道にうっすらだけ見えていた雪が道路側にも広がってきて、うっすらと白くなっておりました。スタッドレスだから大丈夫・・・と思ったのも束の間。

あれ？ (゜A゜;)

あれれれれれれれ・・・。 Σ(゜Д゜；)


カーブを越えた後の直線をそのまま反対車線にフラフラと飛んで行こうとする車。そう、足元は、あのフワフワした、スケートですべっていくような、「あぁ、滑ってるね」っていうあの気持ち悪い感覚がします。あわててカウンターを当てて、反対車線に行く前になんとか体制を整えます。おかしいなぁと、車を降りてみると、

あぁ、ノーマルだし。(ノ∀`)

・・・そういえば、雪無いって聞いたから、タイヤ交換やめたんだっけかなぁ？

タイヤ交換した記憶はあるんだけど、あれは夢だったかなぁ。

と、年末の精神状態のせいなのか、はたまたクリスマスのせいなのか、とんでもないボケをかましてしまったことを反省しつつ、引き返そうと車を来た道に戻そうと・・・


あぁ、無理だし ＿|￣|○

一直線に続く道に切り返しをするスペースなど無く、活路はとにかく先に行くか、そのままズルズルと坂を落ちながら戻っていくのみのようです。

お、お願いだから停まらないでぇぇぇぇ！

あぁぁぁぁ、どこ行く気なのぉぉぉ！！

メーターが、メーターが振り切れるぅぅぅぅぅ！！！


なんて、さながらレースのような声援(絶叫？)を繰り返しながら、スピードは、幼稚園児の三輪車に負ける程度な状況で、空転、後退、空吹かし、全てを駆使して登りきったのでありました。ふぅ。

ということで、駐車場まで来たものの、背筋がスースーするような体験をしてしまいましたし、それどころか、一度停めたら動けなくなるのではないかと心配が強かったので、停められずに場内をウロウロ・・・。結局、何しに来たか分からないまま、視察どころか、ゲレンデも踏めずにスゴスゴと退散したのでありました。

え？　帰りですか？

思い出したくもありません
(((( ；゜Д゜)))


安全のために早め早めの対策を。年末年始に、タイヤ換えます・・・。