「行きつけのお店」
良いお店を探すためなら労を惜しまないような行動力のある方でしたら、こういったキーワードには、美味しい隠れ家的なお店などがピックアップされるのでしょう。社会人になった頃には、そんなお店を知っていることに憧れて、ちょっと背伸びをしてみたり(授業料も払いました・・・)、ガイドブックなどを片手に美味しいお店を渡り歩いてみたりと、良い経験になったように思います。
ただ今回は、そんな積極的に人に薦められるような場所ではなく、何となく通っている、そんな「行きつけのお店」の話です。
以前、こちらでも閉店になってしまったことを書いた大宮の「ラーメンパブ コヤマ」のような、あまり混雑もせず、常連として認識もされず、そこそこ美味しい食事が出来る場所。三十路を過ぎるとそういった落ち着いたというか、ゆるい空間を好むようになるようです。
深夜までやっていることもあって、終電を逃したときや、締めにもうちょっとと思ったときに、ちょっと立ち寄ってみたりするようなラーメン屋。そこが自分にとっての「行きつけのお店」といえる場所でした。とはいえ、ただのチェーン店の一店舗ですから、美味しいなどという話を聞くこともありませんでしたが、「味噌ラーメン」に関してだけは、他の店とは何かが違う、変にパンチの効いた味で気に入っておりました。
しかし、チェーン店の宿命なのか、その後、味噌ラーメンは改悪されて、その他店舗と同じ味となり、毎回行くたびに、麺も緩くなり、唐揚げもボリュームアップしたものの好みとは異なる方向へ進み、そして、ついに餃子も水っぽく進化してしまっておりました。さすがに炒め物系は、まだ大丈夫とはいえ、ここ数年の変遷でここまで行きついてしまうと、もう流石に次は行かないなと思ってしまうのでした。
書いている通り、チェーン店ですから、飲食業界の厳しい状況もあって、コスト削減や新しい味の追及なども必要ですし、そんなお店に味を求めるなと言われることももっともなのですが、15年以上親しんできたものが、次第に変な方向に変わっていってしまうことが、これほど寂しいというか残念なものなのかと、これで最後となる会計をしながら思い知ったのでした。
・・・あぁ、これで、また大宮難民です。
監督さんは、こだわりのお店が沢山ありそうですよね(笑)。羨ましいです。
やはり、チェーン店といえども、人なんですよね。
このコメントから、自分でも出来ることがあるのだろうと思わされました。有難うございます。
同じく行きつけというよりは、仕事柄でよく使うことが多いお気に入りのお店が
品川駅の京急線ホームにあるえきめんや。
揚げ物系(やはり、かき揚げ)が充実していてオススメですが、関西風だしも選択可能ですから、
監督さんの舌にあうかお試しいただければと思います。
あ、そばの味は、もちろんごく普通レベルです。
※店頭に書かれたオススメ品に手を出すのはオススメしません(?)。