今回の調査目的地は、山梨県にある櫛形山。
以前からアヤメの群生地で有名な山であったが、今年現在その姿を見かけることがなくなってしまったという。昨今、ほぼ全滅の憂き目を見ているとのことで、今回サイテイにもその調査依頼を頂いたのだ。
今回、集まってもらったエージェントは、計8人。
いずれ劣らぬ低山猛者ばかりである。
sanae隊(sanae隊員&トシちゃん隊員)を先発隊として、残りのエージェントは、当日集合をして現地に向かうのであった。
華麗に交通機関を乗り継ぐheppoco隊(heppoco隊員&隊長)をJR駅にて美人秘書隊(¥隊員&美人秘書)とピックアップ。メンバー中唯一経済観念のしっかりしている美人秘書より
「ETCの割引時間が迫っている。走れ!牛馬の如く!!」
と後押しされながら、高速までひた走る。とはいえ、久しぶりのミッションに緊張した面持ちも無く、終始リラックスムード。さすが歴戦の勇者は、見るからに落ち着きっぷりが違うのである。車内の会話で盛り上がり、前を走る美人秘書隊の不思議な車内の光景に悩みつつ、車は一路中央道へ・・・。
1・山と高原地図万能説
途中のSAにて、最後のエージェント・親方と合流し、3台にてsanae隊との合流を目指すこととなった。先頭は、美人秘書隊であるが、どうも高速を降りてからの挙動が怪しいのである。原因は、おそらく櫛形山の駐車場への道順が不安らしく、調べながら進んでいる模様。今回、3台も車がありながら、
「機械になんて頼ってられるか! 山ヤだったら地図と勘と経験ででたとこ 勝負!!」
(↑ 勘はダメだろ)
という、全員が気合でカバーするタイプ カーナビをつけないという、今時珍しい無骨な職人肌なメンバーばかりだ。ただ、集団でミッションを行なう時には、やはりそれなりの準備というものが必要であり、隊列を崩さないように地図を見ていくのは当然、そうそう、そうやって現在地を確認しながら進むのは車も同じこと、って、その大きいものは・・・
もしかして、山と高原地図?! Σ(゜Д゜; )
オー、シット。
山では、無類の万能さを誇るこの地図も、市街地では、万能だとは限らないんだよ。しかもここのICは、新しく出来たばかりだから地図には載っていないはずだから、そりゃ現在地確認は大変だろうに。と笑いながら、隣の隊長さんにも見てもらおうとすると、
隊長さんも 『山と高原地図』?!Σ(゜Д゜; )
おおっ、どんだけ万能神話が出来ているんだ。
はっ?!( ̄□ ̄;)
・・・もしかしてと、嫌な予感はしたものの、バックミラーを見ると
親方さん あなたもか・・・_| ̄|○
山ヤってスゴイ・・・。
結局、旅好きなことが功を奏した自分の一般地図が、林道の詳細までは怪しいものの、市街地はきちんと掲載されていたため、隊長の的確なナビにて移動開始。美人秘書運転の車が分岐に来るたびに、車内から、隊長と2人で力の限りに「こっち、こっち!!」とゼスチャーで案内をするという画期的かつおバカさんな方法にて、何とか間違えずに道を進んだのであった。さすが、歴戦のエージェント。見事な連携である。
(↑ 車の順番変えれば良かったのでは? と気がつくまでには、暫く時間を要したのはご愛嬌)
2・車が底突きしてるのは、貴方のせいではありません
その後、コンビニにて先頭を入れ替え、隊長ナビゲートにより順調に進んでいた3台の車。途中から林道に入り、道路の斜度も鋭角になるにつれ、いよいよ目的地も近くなってきたようだ。そんな車中では楽観論が花盛り。こんな舗装された走りやすい林道だったら楽だねぇ、さすが人気の山、などという話をしていると、前方から1台の車がやってきて、おじさんに話しかけられた。
「あのー、この先、行けるんですかね?」
聞くところによると、ずっと進んでいたが目的地に到着しないので、心配になって戻ってきたとのこと。いや、この道であってるはずですよと答えたものの、先程、山と渓谷地図万能説が危ぶまれたばかりであったため、いささか心配になるメンバー達。進んでいくと案内もあり、やはり間違っていないようだ。
しかし、その先に待っていたのは、未舗装全開、岩ゴロ上等、轍総崩れ、とまさしく我々が林道と呼ぶにふさわしいと思う光景であった。
自分が先頭で行くも、二駆の普通車、しかもちょっと車高が低目という、オフロードが大の苦手なこの車。暫く進むとどうしても避けられない場所などで、この世の終わりかという盛大な「ゴスッ、ガリッ」という異様な音が車内に鳴り響く。すると、そんな悲鳴に見かねて協力しようと、後部座席のheppoc○隊員が、路面状況を見て右に左に移動を開始。エージェントらしい連携した対応でピンチを切り抜け・・・
「あのー、私が移動した方で鳴っている気がするんですけど」
・・・そ、そんなことない。ヽ(´Д`;)ノ
それこそ、降りようとまでする隊員を必死に説得したのであった。
・・・と、こんな調子ですが、この先も続けてもいいですかね?
以前からアヤメの群生地で有名な山であったが、今年現在その姿を見かけることがなくなってしまったという。昨今、ほぼ全滅の憂き目を見ているとのことで、今回サイテイにもその調査依頼を頂いたのだ。
今回、集まってもらったエージェントは、計8人。
いずれ劣らぬ低山猛者ばかりである。
sanae隊(sanae隊員&トシちゃん隊員)を先発隊として、残りのエージェントは、当日集合をして現地に向かうのであった。
華麗に交通機関を乗り継ぐheppoco隊(heppoco隊員&隊長)をJR駅にて美人秘書隊(¥隊員&美人秘書)とピックアップ。メンバー中唯一経済観念のしっかりしている美人秘書より
「ETCの割引時間が迫っている。走れ!牛馬の如く!!」
と後押しされながら、高速までひた走る。とはいえ、久しぶりのミッションに緊張した面持ちも無く、終始リラックスムード。さすが歴戦の勇者は、見るからに落ち着きっぷりが違うのである。車内の会話で盛り上がり、前を走る美人秘書隊の不思議な車内の光景に悩みつつ、車は一路中央道へ・・・。
1・山と高原地図万能説
途中のSAにて、最後のエージェント・親方と合流し、3台にてsanae隊との合流を目指すこととなった。先頭は、美人秘書隊であるが、どうも高速を降りてからの挙動が怪しいのである。原因は、おそらく櫛形山の駐車場への道順が不安らしく、調べながら進んでいる模様。今回、3台も車がありながら、
「機械になんて頼ってられるか! 山ヤだったら地図と勘と経験で
(↑ 勘はダメだろ)
という、
もしかして、山と高原地図?! Σ(゜Д゜; )
オー、シット。
山では、無類の万能さを誇るこの地図も、市街地では、万能だとは限らないんだよ。しかもここのICは、新しく出来たばかりだから地図には載っていないはずだから、そりゃ現在地確認は大変だろうに。と笑いながら、隣の隊長さんにも見てもらおうとすると、
隊長さんも 『山と高原地図』?!Σ(゜Д゜; )
おおっ、どんだけ万能神話が出来ているんだ。
はっ?!( ̄□ ̄;)
・・・もしかしてと、嫌な予感はしたものの、バックミラーを見ると
親方さん あなたもか・・・_| ̄|○
山ヤってスゴイ・・・。
結局、旅好きなことが功を奏した自分の一般地図が、林道の詳細までは怪しいものの、市街地はきちんと掲載されていたため、隊長の的確なナビにて移動開始。美人秘書運転の車が分岐に来るたびに、車内から、隊長と2人で力の限りに「こっち、こっち!!」とゼスチャーで案内をするという画期的かつおバカさんな方法にて、何とか間違えずに道を進んだのであった。さすが、歴戦のエージェント。見事な連携である。
(↑ 車の順番変えれば良かったのでは? と気がつくまでには、暫く時間を要したのはご愛嬌)
2・車が底突きしてるのは、貴方のせいではありません
その後、コンビニにて先頭を入れ替え、隊長ナビゲートにより順調に進んでいた3台の車。途中から林道に入り、道路の斜度も鋭角になるにつれ、いよいよ目的地も近くなってきたようだ。そんな車中では楽観論が花盛り。こんな舗装された走りやすい林道だったら楽だねぇ、さすが人気の山、などという話をしていると、前方から1台の車がやってきて、おじさんに話しかけられた。
「あのー、この先、行けるんですかね?」
聞くところによると、ずっと進んでいたが目的地に到着しないので、心配になって戻ってきたとのこと。いや、この道であってるはずですよと答えたものの、先程、山と渓谷地図万能説が危ぶまれたばかりであったため、いささか心配になるメンバー達。進んでいくと案内もあり、やはり間違っていないようだ。
しかし、その先に待っていたのは、未舗装全開、岩ゴロ上等、轍総崩れ、とまさしく我々が林道と呼ぶにふさわしいと思う光景であった。
自分が先頭で行くも、二駆の普通車、しかもちょっと車高が低目という、オフロードが大の苦手なこの車。暫く進むとどうしても避けられない場所などで、この世の終わりかという盛大な「ゴスッ、ガリッ」という異様な音が車内に鳴り響く。すると、そんな悲鳴に見かねて協力しようと、後部座席のheppoc○隊員が、路面状況を見て右に左に移動を開始。エージェントらしい連携した対応でピンチを切り抜け・・・
「あのー、私が移動した方で鳴っている気がするんですけど」
・・・そ、そんなことない。ヽ(´Д`;)ノ
それこそ、降りようとまでする隊員を必死に説得したのであった。
・・・と、こんな調子ですが、この先も続けてもいいですかね?
続けてくださいねぇ。
底突きは凄かったです。後ろで聞いた、あの神経をすり減らす音が耳から離れませんでした(笑)
アプローチの道のコンディションも確認せず、能天気に提案して申し訳ございません。
「・・・そ、そんなことない。ヽ(´Д`;)ノ」と私も確信しております。一人乗りの小太り号もヤラレていまして修理行きでしたので
懐かしい記憶がよみがえりましたよ。
そうそう、道がわからないのに¥隊長はぜんぜん地図を見てくれなくてねぇ。。(--;
<注意書き>
>走れ!牛馬の如く!!
あのー。美人秘書はそんなこと言ってませんからね。
あぁ、それを言っちゃおしまいね^_^;
まだでしたっけ!
すっかりあっちのお山だとばかり思ってまして
こちらすっかり忘れてました、アハアハ・・・^_^;
しっかし昨日行ったかの如くな書き出しですね~
どうぞどうぞ、このままいっちゃってください(^^♪
後部座席の某隊員からのクレームがあっても・・・(笑)
(申し訳ございませんサイテイ委員会のみなさん)
しかし、登山口なんて検索できないし、登山口の小屋を検索したら・・・えらいところに連れて行かれちゃったり!!(笑)
登山用には不向きだと思います。
私はヤマケイのマイカー登山便利マップを併用していますが・・・
ガリガリ音?え?!聞こえましたっけ?(^_^;)
親方さんの車まで病院行きだったんなんて、知りませんでした。
まさか、帰りに私がそちらに・・・・キャー!(@_@;)
いや~ まいったな~!
翌日のたった一つのカーナビなのに・・(汗)
アッ これフィクションなのね (ホッ)
フィクションなら行っちゃってください!!
>その大きいものは・・・
>もしかして、山と高原地図?! Σ(゜Д゜; )
ここで、またしても吹き出しそうになりました。はい、職場@昼休みに。
昼休みにこちらに遊びに来るのは止めた方がいいのか、真剣に検討中です。
昨晩はどもでした。突然スミマセンデシタ。徹夜明けなのにねえ。
美人秘書がうちの執事を呼ぶわ って、メールしてたと思ったら、ねこさんが現れたので、ふんとにびっくりしました。でも、サイテイの地でお会いできて、死ぬほどうれしかったです。
(↑もちろん フィクションですから)
ときに、櫛形の林道ってそんなに酷かったですか? 私もかなり上まであがってるんですけど、そんなでもなかったですよ。5-6年前かなあ。もちろん、昭文社の地図見て運転しました。その頃、ナビなんてなかったしね。
早速のコメント有難う御座います。
激励にお応えして、このフィクションを続けたいと思っています。○○事件とか○○事件とか…仕事の事は忘れても、こちらは、まだまだちゃんと覚えています(笑)。ネタはたっぷりありますから、後は、エッセンスをまぶすだけ…ふふふっ。
あの後、親方号は入院してしまったのですか?!自分のはなんとか大丈夫でしたが…やはり大変だったのですね(汗)。こういう場所を経験すると、SUVが欲しくなりますね。
一昨日は、お誘い頂きまして有難う御座いました。m(_ _)m
おかげでステキなオネエサマにお会いすることも出来て、休み返上の中でも楽しいひと時となりました。あ、これはフィクションではありませんよ(笑)。
そうそう。不思議な車中で見ていて飽きませんでした(笑)。あれ?マクドの袋を持ちながら、このセリフを叫んでいた記憶が鮮明に残っているんですけど…そこはフィクションでしたか。