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飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

「東野圭吾もの」読みました

2006-02-18 01:13:49 | 読書・映画のたしなみ
(さかのぼり書き・その1)

六度目の候補にして、ようやく直木賞を受賞することが出来た東野圭吾さん。実績評価的な側面から変な作品で取らさせることが多い(失礼な)直木賞の中で、ちゃんと読者に評価された作品で受賞が出来て、いち読者としても満足しております。
おめでとうございます!
様々なジャンルに挑戦し、概ね成功をおさめる文才はさすがですが、個人的には、機を衒いすぎな面が見え隠れしているのが、ちょっと苦手でもあったりします。そんなこともあって好きな作家とは、言いがたい訳ですけど・・・。

直木賞作家となったことで、本屋ではこぞって東野圭吾特集です。
ただ、作家歴も長く、出している本も多いので、本屋一面が東野圭吾になっていました・・・。好きではないといいながら、本棚を見れば、そこかしこに結構持っていることに気がついてしまいましたので、折角なので今月は「東野圭吾作品を読み返そう月間」と相成りました。

ということで、
・ パラレルワールド・ラブストーリー
・ 秘密
・ 変身


と、立て続けに読み終えました。すっかり内容を忘れていたのには、正直自分の脳みそを心配してしまいました・・・。

(この後、白夜行、魔球、放課後、となる予定)

評価としては、
・ パラレルワールド・ラブストーリー ☆☆
・ 秘密 ☆☆☆
・ 変身 ☆☆


<パラレルワールド・ラブストーリー>
以前、その分野で仕事をしていたかいねことしては、やや懐かしくもあります。この小説の中でも、そんなVRのような夢物語の小説については、非現実と一蹴していますから、また違った仮想空間(パラレルワールド)を演出しています。感想としては、今読んでみると、献身Ⅹに近いような雰囲気を持っていますね。ただ、そんなに驚くべき所も無く、アイディアが良かっただけに勿体無いかなと思います。


<秘密>
映画は見ていません(笑)。やはり、いい小説ですね。他人の意識が入り込む話は、よくありますが、母と娘というシチュエーションに、着眼点の素晴らしさを感じます。いい小説は何度読んでもいいものですね。


<変身>
最近流行のホラー小説の題材によくありそうな話ですね。安直なホラーにせずに、きちんとしたエンターテイメントに仕上げてるのは、さすがですね。ただ、最初からネタが読めてしまうのが残念な所。・・・って、昔読んだから?!

とはいえ、作品の評価はすべて高いレベルですし、皆さんの好みもばらばらに分かれる珍しい作家さんですので、是非皆さんの一番を見つけてみては如何でしょうか?

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