To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

ウォーリー ★★★☆

2008-12-10 20:42:47 | 映画(劇場)
WALL・E/ウォーリー を観て来ました。



荒廃したゴミだらけの地球に、一体だけ残されたゴミ処理ロボットのウォーリー。
毎日毎日ひたすらゴミを集め続けて、なんと700年
ある日、ピカピカの美しいロボット、イヴがやってきてウォーリーは彼女に一目惚れ。
しかし、イヴはある使命を担って、地球を探索するために来たのでした。
目的のモノを発見したイヴは・・・・・・
イヴを追って、ウォーリーは宇宙へと旅立ちます

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驚いたぁー
冒頭30分くらいは、台詞が全く無いんだもの。
登場するのは、ウォーリーとゴキブリ(?)だけ。
それなのに、すごく画面に惹きつけられるんです。
映像と音楽だけで、こんなにも色々なものが伝えられるのですね。

ウォーリーには、感情が芽生えています。
毎日毎日、朝から夕方まで、判を押したような仕事ぶり。
ゴミを集めては、立方体に固めて積み上げていきます。
やがて、ゴミの集積が高層ビルのようになり、何本も林立する有様。
それでもゴミは一向に減る様子がありません。

ゴミの中から気に入った品物が見つかると、それを持ち帰ってコレクションしています。
帰宅後は「ハロー・ドーリー」のビデオを見て、「誰かと手を繋ぎたい」と切に願う毎日です。
サラリーマンのような生活を送っていながら、心は無垢な少年のよう。

イヴの外見はクリオネのようにキレイだけれど、なかなかに攻撃的。
そんなイヴに気に入って貰おうと、甲斐甲斐しく尽くすウォーリーがいじらしい。
イヴも次第にウォーリーと心を通わせていきます。

この映画は、ラブ・ストーリー だったのですね。

地球から飛び出した後半は、人間も登場します。
これが私たちの未来の姿だとしたらガックリという、醜いさまでね。

どこかで観たような展開で、物語は進んでいきます。
ドジなウォーリーに比べて、イブは高い能力を生かしての大活躍!

エンディングは、良かった良かった、めでたしめでたし
本当に良いのか?甘いんじゃ・・・・・・ まぁファンタジーですから。

何はともあれ、ウォーリーに尽きる映画かな。
表情や仕草が可愛くて、とにかく魅力的。
ストーリーが展開し始める後半よりも、前半の静かな世界の描き方が素晴らしい。

米国ではアカデミー賞・作品賞にノミネートされるのではというくらいの高評価ですが、
そこまでにはねぇ。