To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

X-MEN:ファイナル ディシジョン ★★★★

2006-09-10 20:50:11 | 映画(劇場)
 昨日、観てきました。
 初日の12:55からの回で、
 客席は半分しか埋まっていません。
 今夜の日曜洋画劇場で「X-MEN2」を
 観てから行こうと思っているのかな。

 ファイナルと銘打っているわりには
 思わせぶりなラスト?!
 更にエンドロール後のオマケには???
 話は全然終わっていない。
 まだまだやる気満々に見えたけど・・・

期待ハズレに終わらない面白さで、すごく楽しめました。
新たなミュータントも加わり、前回からのメンバーもパワーアップして、
戦闘シーンはド派手で格好良く 見応え充分。

短い時間の中にキャラクターが多過ぎて焦点ががボケてしまった感もあるけれど、いろいろ見せてもらえてお得感もあるような気もします。

ただ今回はX-MENの面々が身勝手な人間の盾になって、同胞のミュータントと戦う意味があったのかとも。

ミュータントは病気なのだから、治療して普通の人間になりなさいと<キュア>を開発。
薬の強要はしないと言いつつも、自分たちが受け入れがたいモノは廃絶しようということのようで、武器としても開発済み。

マグニートー率いるミュータント軍団も、ミュータントを能力別に格付けして差別化。
戦いの常套手段とはいえ、犠牲者はつきものなのだろう、能力の低い者から順番に攻撃を仕掛ける。

どっちもどっちで、結局のところ世界を都合良く支配したい。

X-MENのメンバーたちは多大な犠牲を払いながら、いったい何のために誰のために戦っているのかと、悲しくもなり虚しさも覚える。

そして最終決戦は、「ジーン ウルヴァリン」
ジーンはフェニックス(もうひとつの人格)にほとんど支配されているが故に強ッ!

子供の時の教育課程で二重人格になってしまったが、凶悪な人格はプロフェッサーXによって今まで封じ込められていたらしい。

ゲド戦記やスター・ウォーズもそうだけど、このテーマは良く出てくるね。
自分の暗黒面に気付き、正面から向かい合って人格統合できるか。

ふたりの対決は、その能力のみで決まるのではなく、迷いのない信念の勝利と言った感じがした。

ジーンが最強かと思っていたけれど、接近戦に持ち込まれて生身の肉体を攻撃されたらひとたまりもなかったね。
攻撃と防御の両方の能力を持ち合わせていないと、あと精神力の強さも。

原題は「X-MEN:THE LAST STAND」 このままで良かったのにね。

公式サイト です。