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映画が好きで某美術系大学の映像学科に通っていたが、今は実家で農業を手伝っています。そんな人のブログ。

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「カールじいさんの空飛ぶ家」

2009-12-07 02:37:09 | 映画感想(洋画)
昨日、「カールじいさんと空飛ぶ家」を観てきました。それも初めて、3Dで観ました。


それにしても、高いよ。2000円は。ほんとに。この値段もうちょっと考えた方がいいと思う。


だけど、ピクサーの最新作で、また初日ということもあり客席は満員。


アニメ映画なのに意外と子供の数が少なかったのが気になりました。


・あらすじ
 いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。


・感想
 自分は、この映画の「愛する妻が死にました - だから私は旅に出ます。」というコピーにやられました。これは、観るしかねぇと。


 作中では、その愛する妻との話は、ものの10分ほどで語ってしまうんですが、そのシーンも実にうまくて、自分は泣きそうなのをぐっと堪えて観ていました。


 このシーンで泣きそうになったのも、それはやっぱりヒロインである妻の幼少期。カールじいさんと妻がはじめて会ったときの、彼女の歯がかけていて、冒険が大好きなとても魅力的である少女であったことが重要だったんだと思います。


 その後に、時代は流れて妻が死んでしまいます。ここで、カールじいさんにとって一緒に旅に出ようと誓った妻が居なくなった今よりも、過去がすばらしいものであると再認識さえるように、カールじいさんの家の周りが、ビルか何かを立てる工事をしている。


 ここは、観ていて一緒に「おい!ふざけんなよ!!責任者出てこい!!!」と言ってやりたくなりました。実際にカールじいさんも怒っていて、それが原因で老人ホームに入れさせられそうになるのですが、その日の朝に、風船をたくさん暖炉から煙突を通して空に浮かべ飛んでいきます。


 自分には、このシーンが爽快と言うよりも、どうしよう?というような焦燥感にさいなまれました。そんなに、急いだらビルに激突しちゃうよ。


 そのあとの話を簡単に書くと、妻と約束した場所に着くんだけどそれがちょっとずれてて、家を歩いて運んで行こうとする途中に、仲間と出会うんだけど、そこにはその仲間をねらう悪者がいて、そいつから逃げようと頑張る。 


 ここから先は、ネタバレになるから詳しくは書かないけど、最後に、カールじいさんは見事、目的の場所にたどり着くんだけど、その代わり、仲間が悪者に捕らえられて、助けに行かなきゃと思うが、敵は、飛行船にに乗って空だし、家も風船のガスが抜けてもう空には浮かばない。


 このとき彼は、家の物を全て捨てて空に飛び出していきます。


 ここだけ読むと、まぁそうするしかないだろうね、と思う人がいるかと思います。だけど、カールじいさんにとってはこの行動は、愛する妻とのすばらしい思い出を全てすてて仲間を助けに行こうとする。とても、男気あふれる行動です。


 この時思い出したのが、春に公開した「グラン・トリノ」。カールじいさんのような偏屈なじじいで過去のアメリカが、素晴らしいと思っているが、アジア系の移民と出会って、これからの時代は、お前たちに託すよと訴えている。


 この「カールじいさんー」もテーマは同じで。だけど、子供向けというのか、ラストはハッピ-エンドになっていて、よかったです。


 全体として、風船で家を空に浮かばせて、誰一人犠牲者が出ないのは、少々疑問に思うがそれでも、アニメーションとしてこれはよく出来た良作だと思う。脚本も、こういった奇抜なアイディアから生まれる矛盾点も最小限に抑えられていて、よく練られているなと納得するような出来栄え。だから、観てホント損がないと思う。特に男は冒頭で泣いて、家具を捨てるとこで泣いて、じいさんの頑張りに泣くと思う。2Dでも良いと思うけど、出来れば3Dで観た方が空を飛んでいるシーンは迫力のある映像に仕上がっていると思います。


点数・・・85点
予告編




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