イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

至高の華

2008-01-11 23:05:14 | Weblog
国立能楽堂にて、「至高の華」を観ました。
大好きな野村萬斎&万作の親子はもちろん、
梅若六郎、観世清和、宝生 閑、、、すごいメンバーです!!

なんといっても、梅若六郎さんが還暦を迎え、
「鷺」を52年ぶりに演ずるのが見所でした。
なぜ、52年ぶりかというと、
「鷺」の鷺役は、子どもか、
還暦を過ぎた者でなければ演じられないことになっているとか。
六郎氏は9歳で鷺を演じていたとのことです。

鷺はご存知のとおり、白い鳥。

この白にふさわしい、
清廉潔白な無垢な魂でなければ、演じる資格がないというものなのですね。。。
本当に、能というものは奥深いです。
能の、なにがおもしろいの?
と聞かれると困ってしまうのですが、、、
分からないけど、知りたい!というか、
知らなくても、その場に浸っていたい、というのが本音かな、と思います。

また、能舞台のもつ凛とした空気感が好きなんですね~。

能楽堂では、ややご年配の奥様方やご夫婦連れが多く、
着物姿も自然な方が多いので、目の保養になります。
さらっと着こなしてて、がんばってないのがいいですね。

私も着物で行くつもりでしたが、
あいにく直前まで成人式のための準備をしなければならず、
優雅に着物で能舞台を観ることはできませんでした。

お正月のおめでたい雰囲気さめやらず、
お能で粋な夜でした。


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