イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

国立新美術館にて~日展

2009-12-02 21:09:41 | 観劇・アート
満月のおだやかな夜です。

本日は、「ハプスブルグ展」を観るため、国立新美術館へ。
日展も開催されている為、すごい人、人、人。
平日というだけでもなく、とくに高齢者が目立ちます。

先にお昼を、とVOGUEカフェヘ入ったら、
オーダー後、かれこれ30分以上待たされ、
おまけに私の後ろに並んで待っていたおじさまに、
(この方、待っている時からちょっと気短かな感じでした)
先に料理が運ばれていたのを見て、
オーダーをキャンセルして出ました。

仕方なく行った1Fのオープンカフェで、
60歳代くらいの品のよい紳士と相席になりました。

「少しお話してもよろしいですか?」
と、話しかけられて応じていると、
その方は、日展の招待券を、私に下さると言うのです!

聞けば、ご友人が彫刻家で、
日展の評議員をされており、毎回招待券を下さるとのこと。

有り難~く頂きました

カフェで待たされたのも、意味があったのね!と現金な私。


ひと足お先に、日展会場へ。

正直言うと、ひとつの空間に、ありとあらゆるものをつめこまれた展示は、
私は好きではないのです。

それぞれが主張しあっていますから。
日本画は、それでも画材の特質からか静的でいいのですが、
洋画は結構迫ってくるので、あまり長くはいられませんでした。

私は小学校6年間、書道を習っており、
高校の選択科目も書道だったので、
書道の展示は興味深かったです。

ちょうど、ミニ解説時間と重なって、
本来は申込が必要なのですが、
途中から勝手に一緒に聴いちゃいました。

内閣総理大臣賞や、特賞を受賞された作品の解説を聴きました。

漢字、ひらがな、そして一番読みやすい、漢字かな混じり、に分けて伺うと、
なるほど、そういう風に鑑賞するのか、と分かりやすかったです。

公募から受賞するには、
なんと1000分の1の確率だそうですが、
二年連続受賞されている方がいらして、
解説の先生も
「この方は、このような扱いのレベルの方ではないのですが・・・」
と仰っていました。

会員にならないのは、きっと、この方のポリシーなのでしょう。
一匹狼さん?

また、京都の女性の手による雅な作品も評価が高く、
解説の先生は関東の方のようで、
練習しても、なかなかこのようには書けないものだとの講評でした。
京都の奥深さを感じました。

そうそう、肝心の、招待券をくださった方のご友人である、
彫刻家の先生のお作品も、しっかり観てきました。
白山の踊りの少女像。
一途な眼差しが印象的でした。


おもいがけず、日展も観ることができて、
芸術三昧の一日でした。

ハプスブルグ展は、またあとで。












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