イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

パーティウエア

2006-01-09 18:46:10 | Weblog
お世話になった日本文学研究者・秦澄美枝先生の出版記念パーティに出席したときのこと。
主役の秦先生はトレードマークのピンクのあでやかなドレス姿。
それとは別に、パーティに出席されていた方の中で、ひときわ輝く方が、男女一人ずついらっしゃいました。
まず、食卓芸術家・今田美奈子先生。
赤のドレスにバッグと靴もまっ赤でコーディネート。思わず声をかけてお話させていただきました。
姿勢がよくていらして、テレビや雑誌で拝見している通り、ヨーロッパの貴婦人のような雰囲気の素敵なマダムでした。
もう一人の男性は、映画監督の大林宣彦氏。
スーツに革靴の定番を敗り、グレイのジャケットに黒のパンツ、オレンジのネクタイ。靴は黒のスニーカー、素材はスエード??かな。それに赤とオレンジの模様のマフラーをさりげなく合わせ、壇上でスピーチする時にはそのマフラーはおとりになっていましたから、装いに気配りのある方なのが分かります。
今田先生は、すきのないフオーマルな装いで、一方、大林監督は肩の力の抜けた洒落たコーディネート。
いずれにしても、ご本人に合っているから素敵なのはいうまでもありません。

私ですか?主役に敬意を払い、京友禅の淡いグレイッシュピンクの訪問着でした。
細い小枝に小鳥が描かれており、細身で身長のある人しか似合いません。それに裾が共布引き返しになっており、裏の部分にまで小枝が描かれているのが心憎い。とても気に入っている1枚です。
茜色の半襟を組み合わせましたが、何人かの方にお褒めいただきました。
お金持ちマダムの気合いの入ったお着物姿もたくさん見かけましたが・・・自分らしい装いが、一番落ち着きます。
(今田先生と大林監督と一緒に撮った写真は掲載できないのが残念!)