日本語おもしろ発見

日々の生活から

江國香織『神様のボート』におけるひらがな表記の特性

2014-12-13 15:53:31 | 研究演習2014

要旨

江國香織は女性や子供を主人公とした小説を多く手掛けている。江國の小説の特徴のひとつとして、ひらがなを多用した女性らしくやわらかな文体が挙げられる。本発表では江國香織の長編小説『神様のボート』第1章の文章を長い単位に分け、語種と品詞という観点から江國の文章のひらがな表記の特性について調査した。

 調査の結果、和語と漢語においては形容詞・形容動詞、副詞、擬態語・擬声語をひらがな表記する傾向があり、中でも特に副詞をひらがな表記していることがわかった。また、外来語におけるひらがな表記語は「ずぼん」1語のみであったが、別の作品にも同じ表現が見られたことから、これは江國のこだわりであると考えられる。江國は語り手が目にした物事の状態や動作、語り手が耳にした音の表現といった語をひらがな表記することで、語り手の内面にある女性らしいやわらかさや幼さを表現していると考えられる。

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対象年齢が異なる新聞3紙における比較

2014-12-13 15:52:52 | 研究演習2014

要旨

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「和」をコンセプトとしたヴィジュアル系ロックバンドの語彙的特徴

2014-12-13 15:51:42 | 研究演習2014

要旨

ヴィジュアル系は20世紀後半に登場した、日本のロックバンド及びミュージシャンの系統の一つである。ヴィジュアル系を題材とした研究の多くは、大衆文化としての考察や、ヴィジュアル系の変遷など、社会学的なアプローチによるものが多いが、今回は日本語学的な側面から調査することを試みた。具体的には「和」をコンセプトとして活動している、、「己龍」というバンドに焦点をあてて、日本的なイメージの表現方法について考察した。

 調査方法は、己龍が活動を開始した2007年から2014年の間に出された全4枚のアルバムに収録されている述べ49曲を調査対象とし、歌詞に使われている語の使用頻度をカウントして、頻出152語を一覧表に まとめた。 歌詞を構成している語の多くは流行歌やポピュラー音楽と共通していたが、随所に「和」を連想させるような語、古語、仏教用語などが使われていた。外来語や混種語の使用は非常に少なく、外国語やアルファベット語の使用は一度も見られなかった。また、漢字やカタカナの表記の仕方を歌詞や曲によって使い分けていることがわかった。

 本研究では「己龍」を調査対象としたが、ヴィジュアル系と一括りに言っても様々なバンドが存在するので、ヴィジュアル系という全体の傾向や特徴を捉えるためには、多くのバンドを対象にして調査を行う必要がある

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「言い間違い」における日本語の音韻の類似について

2014-12-13 15:51:02 | 研究演習2014

要旨

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『星の王子さま』における翻訳の違い

2014-12-13 15:50:20 | 研究演習2014

要旨

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連続テレビ小説のタイトルの語彙調査

2014-12-13 15:49:53 | 研究演習2014

要旨

本発表では現在、たびたび話題になる連続テレビ小説のタイトルの語彙調査をした。研究としては連続テレビ小説のタイトルを単語で区切りどの品詞が多いのか、連続テレビ小説ならではの特徴はみられるのかを調べた。

結果としてはやはりドラマのタイトルというだけあって名詞が多かった。タイトルの一覧を見たときにほとんどが短いタイトルであるように思われたので予想をするまでもなかった。特徴としては主人公の名前やその舞台となる土地の方言や「わたし」「家族」「明日」のような前向きの単語、「風」「虹」といったさわやかさをイメージさせる単語を用いているものが多かったということが見て取れた。また漢語・和語・外来語と種類を分けて調査をした結果、和語が一番多いことが判明した。さわやかで前向きな言葉のほかに和語が多いということから言葉の柔らかさもプラスされ、朝にふさわしいドラマタイトルを意識しているのがわかる。また、今回は時間の関係で研究することができなかったのだが、連続テレビ小説が高視聴率をとる理由として「ん」が使われているということがジンクスとして挙げられていたので次回はその点についても研究したい。

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人名に使用される漢字とその読みについて

2014-12-13 15:49:18 | 研究演習2014

要旨

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新聞の見出しにおける品詞の時代ごとの変化と助詞の特質

2014-12-13 15:47:43 | 研究演習2014

要旨

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日本の歌謡曲における歌詞と旋律との対応―1970年代から2000年代を比較して―

2014-12-09 10:37:41 | 研究演習2014

要旨

本発表では日本の歌謡曲で使われている拍の数と音譜の数、休符によって区切ったメロディの数、語と文節の数などを調べた。1970年代~2000年代の曲を5曲ずつ無作為に選び、調査結果を比較してみた。先行研究の結果では、昔の曲は一曲の中に含まれる拍の数が音譜の数を下回っており、最近の曲では逆に、拍の数が音譜の数を上回っていた。つまり最近の曲では一曲の中に言葉を若干無理に多く詰め込んでいるということになるのだ。このために最近の曲は歌詞が聞き取りにくいという結論に至っていた。しかし今回の結果では昔の曲も最近の曲も、拍の数が音譜の数を上回っていた。ではなぜ最近の曲は歌詞が聞き取りにくいのか。そこにはアクセントの問題や、休符の少なさが関係していると考えられる。今回の調査では、最近の曲はアクセントが日常で使われる場合と違う部分に置かれていたり、休符が異常に少なく早口で歌われている傾向があることがわかった。これも歌詞が聞き取りにくくなっている要因であると言える。

質疑応答では外来語との関係、テンポの速さの関係、休符だけでなくもっと細かい音の切れ目と意味の切れ目を探す必要性などが指摘された。

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日本の長編小説における「タイトル」

2014-12-09 10:37:16 | 研究演習2014

要旨

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