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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.52/IBアート展 2009」

2009-05-22 19:19:56 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 今年も4/23(木)に、セント・アンドリュース・カレッジで、IB(インターナショナル・バカロレア)プログラムのアート・クラスの作品展がありました。

 IBアート展はいつもとても新鮮。テーマも生徒それぞれによって違うので、こんなテーマの掘り下げ方があるのか!こんな表現方法があるのか!!といつも子どもたちの発想の豊かさに感心します。

 生徒は自分の決めたテーマに基づいて、アートの作品を12点ほど製作します。作品はペインティングだったり、造形だったり、フォトだったり、デジタルアートだったり、表現方法もさまざま。

 大きさも屏風サイズの大きな作品もあります。

 作品のほかに、生徒は自分たちのリサーチ・ブックも提出します。それぞれのテーマに対して、どのようなリサーチを行ったか: インターネットや本などの抜粋だったり、雑誌の切り抜き、表現方法の実験、模索など。

 みなとてもよく研究・実験されていて、実際に展示されている作品がどのような過程で発展し、作品に至ったのかとても興味深いです。

 テーマは国際コースのIBらしく、異文化や社会問題などが扱われていることが多いようです。

 例えば日本と西洋の建築やファッションを比較したりなどの文化比較。

 それから「環境問題」、「戦争」などの時事問題。

 さらに「自分のアイデンティティ」や「時間」、「心象」など、抽象的な概念を扱った哲学的、心理的なテーマもあります。

 それぞれみんなが将来大学で勉強したいことや興味のある分野だったりして、本当にその子らしいテーマと表現方法で、まさにその子しか表現できない作品と言えると思います。

 では、以下、今年のIBアート展の作品をご紹介します!


「建築」をテーマにした作品。こちらは渋谷の109ビル。ビルの広告やお客の女の子たちをファッション雑誌から切り抜いて使うなどのコラージュがとても効いています。


こちらはアイルランドでよく見かけるジョージア様式の建物のドア。黄色のインクなんてとてもシャレてる!!レンガの感じもとてもよく表現されています。将来ツーリズム(観光)に興味があるこの子は、日本とアイルランドの建築を調べるのはとても興味深かったとか。


この子は「Entrapment(罠にはまる)」をテーマにしています。これはリサーチ・ボード。とても興味深い考察がされています。私たちの身の回りのトラップを、檻や鳥かご、クモの巣から、時間や仕事、また洋服やブランド、さらに嫉妬や考えなどの罠にはまる、まで多角的に考察されています。左隅のブリーフケースにはまったビジネスマンはとても風刺が効いています。


「木」をテーマにした版画。同じ版でもインクの濃さや紙の色で表現が変わります。ディテールもとてもきれい。


「Black & White」をテーマにした作品。こちらは「不思議の国のアリス」のイメージ画でとても大きな作品。ディテールなどもとてもよく描けている力作デス。アリスの目元など、ゴシック・パンクが大好きなこの子っぽいダークな感じ。


「環境」をテーマにした作品。ボトルや紙パックなど廃材のリサイクルが上手に生かされた作品。


人間を取り巻く罠: 「レーベル」「嫉妬」「虚栄心」「思考」。色彩感覚がとても豊か。


こちらは写真の作品。「自殺」「過食」「整形」「家庭内暴力」「売春」など社会問題を自分でモデルをして撮ったポップでキッチュな作品。


この日はIBクラスの最終日!みんなでシャツにメッセージを書き合います。IBの統一試験は5月に始まります。



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