ニューズレター第2号が発行されました。
ぜひぜひお読みください。
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フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
ニューズレター 第 2 号
2007年1月14日発行
シャキルさん、大阪大学大学院医学系研究科博士課程に合格!
時が経つのは早いもので、イラク人医師シャキルさんが来日してから約6ヵ月経ちました。刻々と悪化するイラク情勢に悩みながら、またバクダード在住の家族のことを心配しながらも、シャキルさんは大阪大学医学部保健学科で熱心に腫瘍の研究を続けると同時に、博士課程の入試の準備と日本語学習に取り組んできました。
日本語学習の方は、大阪大学に在籍する留学生を対象とする日本語集中コースの初級レベルを昨年の10月から受講した結果、今ではなんと基礎的な会話、ひらがなとカタカナの読み書き、簡単な漢字の読み書きができるようになりました。丁寧な指導をしてくださっているシャキル医師の指導教官も、シャキルさんの研究の姿勢、そして日本語習得のスピードに大変満足されておられるようです。
昨年の10月に行われた博士課程の入試に関しては、願書提出時に必要となる研究計画書や語学試験(英語)の準備を念入りに行った結果、同年11月に大阪大学大学院医学系研究科(医科学専攻)の博士課程に無事、合格することができました。合格発表の日に、自分の受験番号を合格者一覧から見つけたシャキル医師が、「合格できたのは、日本の多くの皆さんにカンパや励ましの言葉をいただいたおかげです。感謝いたします」とおっしゃっていたことを賛同者のみなさまにお伝えしたいと思います。今年の4月からは、博士課程の学生として、腫瘍の研究を続けていきます。
このニューズレターの最後に掲載している会計報告からも明らかですが、皆さまからいただいた貴重なカンパの残りが少なくなってまいりました。シャキル医師が研究を続けることができるよう、引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。
来日後の講演の報告
来日後のシャキル医師は、この6ヵ月で4回の講演を行いました。それらの報告を簡単にさせていただきたいと思います。
①2006年9月17日 大阪府高槻市にてイラク人医師シャキルさん支援グループ主催のシャキル医師来日記念講演。本講演は、イラク人医師シャキルさん支援グループを発展させ、イラクの医療NGO「マーシー・ハンズ」を支援するための「フレンズ オブ マーシー・ハンズ」を発足する会を兼ねていました。
②2006年10月28日 大阪市にてイラクの子どもを支援する市民基金主催の学習会『戦火の下のイラクの子どもたち=イラク人医師モハンマド・シャキールさんのお話 ほか=』で講演。
③2006年11月18日 兵庫県西宮市にて憲法勉強会ベアテの会主催の11月特別集会「イラク人医師モハメッド・ヌーリ・シャキルさんが語る-イラクの現在-経済制裁・戦争・占領下の暴力」にて講演
④2006年12月23日 大阪市にて辺野古に絶対基地をつくらせない大阪行動主催の「イラク人医師シャキルさん講演会:イラクの医療事情から見た経済制裁、戦争、占領」にて講演。
シャキル医師は、いずれの講演会でもパワーポイントを用いて作成したスライドを参加者の皆さんに見せながら、経済制裁・戦争・占領によって強いられた苦しみ、内戦状態ともいえるイラクの現状を報告してくれました。シャキル医師の講演を聞いてみたいという方がいましたら、ぜひ私たちにご連絡ください。
シャキル医師、新聞やテレビ番組で報道される!
①2006年9月19日付けの毎日新聞はんしん版、および9月22日付けの同新聞なにわ市内版に、シャキル医師が阪大大学院で研究生として研究を始めたことに関する記事が掲載されました。
②2006年9月17日付けの大阪日日新聞に、同日の高槻市での講演会情報が大きく掲載されました。シャキル医師の上半身を写した写真が大きく紹介されています。
③2006年11月19日付けの毎日新聞はんしん版に、2006年11月18日の講演会に関する記事が掲載されました。
③2006年12月15日 大阪朝日放送ムーヴのイラク戦争特集にてシャキル医師が出演しました。イラクで医師や大学教員などの知識人を殺害する事件が多発していることについて、自らの経験も含めて説明しました。
今後のフレンズ オブ マーシー・ハンズ
フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)の当面の活動は次の2点を予定しています。
①シャキル医師の研究活動の支援
②フレンズ オブ マーシーハンズのメンバーが今春、ヨルダンのアンマンを訪問し、マーシー・ハンズの代表であるハルドゥーン医師(バグダード在住)に会って、フレンズ オブ マーシー・ハンズの活動内容、日本で出来る支援活動の詳細などについて話し合う。
緊急カンパにご協力を!
会計報告(2006年1月25日~2007年1月10日)
収 入
繰越分 0
カンパ(郵便振替分) 655,500
現金カンパ 88,000
イベント・物販売上 224,475
合計 970,975
支出
入学金・受験料 114,600
前期・後期授業料 289,000
健康保険料 12,526
生活費(6ヶ月分) 300,000
振込手数料 2, 140
次期繰越 252,709
合 計 970,975
上記の通り、現在、残金が25万円余りとたいへん乏しい状態です。予想より早くシャキル医師が博士合格したため、博士課程入学金28万円を半年繰り上げて予算計上することに伴い、喜ばしい誤算というか、嬉しい悲鳴を目下あげています。
来日後のシャキル医師の精力的な講演活動によって、イベント・物販売上は好調を維持しておりますが(前回より12万円の増額)、それでも支出の伸びには追いつかず、皆様のお力で、なんとしても、この足りない分を補っていかねばなりません。緊急カンパを募集する次第です。ご協力をよろしくお願い申し上げます。
カンパ振込み先:
郵便振替口座:00910-4-279360
口座名称:イラク人医師シャキールさん支援グループ
*口座名称がシャキルさんではなく、シャキールさんになっていることにご注意ください。
フレンズ オブ マーシー・ハンズ
(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
問い合わせ先
メール: iraqimd2006@yahoo.co.jp
ブログ: http://blog.goo.ne.jp/iraqimd2006/
ぜひぜひお読みください。
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フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
ニューズレター 第 2 号
2007年1月14日発行
シャキルさん、大阪大学大学院医学系研究科博士課程に合格!
時が経つのは早いもので、イラク人医師シャキルさんが来日してから約6ヵ月経ちました。刻々と悪化するイラク情勢に悩みながら、またバクダード在住の家族のことを心配しながらも、シャキルさんは大阪大学医学部保健学科で熱心に腫瘍の研究を続けると同時に、博士課程の入試の準備と日本語学習に取り組んできました。
日本語学習の方は、大阪大学に在籍する留学生を対象とする日本語集中コースの初級レベルを昨年の10月から受講した結果、今ではなんと基礎的な会話、ひらがなとカタカナの読み書き、簡単な漢字の読み書きができるようになりました。丁寧な指導をしてくださっているシャキル医師の指導教官も、シャキルさんの研究の姿勢、そして日本語習得のスピードに大変満足されておられるようです。
昨年の10月に行われた博士課程の入試に関しては、願書提出時に必要となる研究計画書や語学試験(英語)の準備を念入りに行った結果、同年11月に大阪大学大学院医学系研究科(医科学専攻)の博士課程に無事、合格することができました。合格発表の日に、自分の受験番号を合格者一覧から見つけたシャキル医師が、「合格できたのは、日本の多くの皆さんにカンパや励ましの言葉をいただいたおかげです。感謝いたします」とおっしゃっていたことを賛同者のみなさまにお伝えしたいと思います。今年の4月からは、博士課程の学生として、腫瘍の研究を続けていきます。
このニューズレターの最後に掲載している会計報告からも明らかですが、皆さまからいただいた貴重なカンパの残りが少なくなってまいりました。シャキル医師が研究を続けることができるよう、引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。
来日後の講演の報告
来日後のシャキル医師は、この6ヵ月で4回の講演を行いました。それらの報告を簡単にさせていただきたいと思います。
①2006年9月17日 大阪府高槻市にてイラク人医師シャキルさん支援グループ主催のシャキル医師来日記念講演。本講演は、イラク人医師シャキルさん支援グループを発展させ、イラクの医療NGO「マーシー・ハンズ」を支援するための「フレンズ オブ マーシー・ハンズ」を発足する会を兼ねていました。
②2006年10月28日 大阪市にてイラクの子どもを支援する市民基金主催の学習会『戦火の下のイラクの子どもたち=イラク人医師モハンマド・シャキールさんのお話 ほか=』で講演。
③2006年11月18日 兵庫県西宮市にて憲法勉強会ベアテの会主催の11月特別集会「イラク人医師モハメッド・ヌーリ・シャキルさんが語る-イラクの現在-経済制裁・戦争・占領下の暴力」にて講演
④2006年12月23日 大阪市にて辺野古に絶対基地をつくらせない大阪行動主催の「イラク人医師シャキルさん講演会:イラクの医療事情から見た経済制裁、戦争、占領」にて講演。
シャキル医師は、いずれの講演会でもパワーポイントを用いて作成したスライドを参加者の皆さんに見せながら、経済制裁・戦争・占領によって強いられた苦しみ、内戦状態ともいえるイラクの現状を報告してくれました。シャキル医師の講演を聞いてみたいという方がいましたら、ぜひ私たちにご連絡ください。
シャキル医師、新聞やテレビ番組で報道される!
①2006年9月19日付けの毎日新聞はんしん版、および9月22日付けの同新聞なにわ市内版に、シャキル医師が阪大大学院で研究生として研究を始めたことに関する記事が掲載されました。
②2006年9月17日付けの大阪日日新聞に、同日の高槻市での講演会情報が大きく掲載されました。シャキル医師の上半身を写した写真が大きく紹介されています。
③2006年11月19日付けの毎日新聞はんしん版に、2006年11月18日の講演会に関する記事が掲載されました。
③2006年12月15日 大阪朝日放送ムーヴのイラク戦争特集にてシャキル医師が出演しました。イラクで医師や大学教員などの知識人を殺害する事件が多発していることについて、自らの経験も含めて説明しました。
今後のフレンズ オブ マーシー・ハンズ
フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)の当面の活動は次の2点を予定しています。
①シャキル医師の研究活動の支援
②フレンズ オブ マーシーハンズのメンバーが今春、ヨルダンのアンマンを訪問し、マーシー・ハンズの代表であるハルドゥーン医師(バグダード在住)に会って、フレンズ オブ マーシー・ハンズの活動内容、日本で出来る支援活動の詳細などについて話し合う。
緊急カンパにご協力を!
会計報告(2006年1月25日~2007年1月10日)
収 入
繰越分 0
カンパ(郵便振替分) 655,500
現金カンパ 88,000
イベント・物販売上 224,475
合計 970,975
支出
入学金・受験料 114,600
前期・後期授業料 289,000
健康保険料 12,526
生活費(6ヶ月分) 300,000
振込手数料 2, 140
次期繰越 252,709
合 計 970,975
上記の通り、現在、残金が25万円余りとたいへん乏しい状態です。予想より早くシャキル医師が博士合格したため、博士課程入学金28万円を半年繰り上げて予算計上することに伴い、喜ばしい誤算というか、嬉しい悲鳴を目下あげています。
来日後のシャキル医師の精力的な講演活動によって、イベント・物販売上は好調を維持しておりますが(前回より12万円の増額)、それでも支出の伸びには追いつかず、皆様のお力で、なんとしても、この足りない分を補っていかねばなりません。緊急カンパを募集する次第です。ご協力をよろしくお願い申し上げます。
カンパ振込み先:
郵便振替口座:00910-4-279360
口座名称:イラク人医師シャキールさん支援グループ
*口座名称がシャキルさんではなく、シャキールさんになっていることにご注意ください。
フレンズ オブ マーシー・ハンズ
(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
問い合わせ先
メール: iraqimd2006@yahoo.co.jp
ブログ: http://blog.goo.ne.jp/iraqimd2006/