一風斎の趣味的生活/もっと活字を!

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プロフェッショナルの条件とは? その2

2007-10-19 08:53:59 | Essay
前回、プロの条件として、
「同程度の質のサービスを、コンスタントに提供できること」
を挙げました。

その際に、小生が最近感じた「拙宅の老人が受けているサービス」の質に問題がある、と述べました。
さて、「拙宅の老人が受けているサービス」には、3種類のものがあります。

 (1) デイ・サービス
「老人デイサービスセンターのこと。介護の一形態。日帰りで、対象者を通所させて行われるもの。」(「はてなダイアリー」より

 (2) ショート・ステイ
「ショートステイとは、児童や障害児・者、高齢者の心身の状況や病状、その家族の病気、冠婚葬祭、出張等のため一時的に養育・介護をすることができない、または家族の精神的・身体的な負担の軽減等を図るために、短期間入所して日常生活全般の養育・介護を受けることができるサービスことである。」(「ウィキペディア」より

 (3) 訪問看護サービス
看護士が「主治医の指示に従い看護プランに基づき、医療行為や日常生活」の世話をするもの。

これらのサービスには、国家的資格のある人(訪問看護サービスが典型)だけではなく、その手助けをする人たちも参加しています。

問題は、おそらく「手助けをする人たち」の質の問題なのではないかと思われます(もちろん、「国家的資格のある人」の場合も、個々に個性の違いや以前にどのような教育を受けてきたか、などによる違いはあるが、サービスの質という点では問題は少ない)。

もちろん、対象となる老人によって、障害・個性・正確などの違いがありますので、一律にマニュアル化することはできないでしょう。しかし、質をコンスタントに保つための工夫自体が、プロフェッショナルの条件でもあるのではないでしょうか。

それは、前回述べたコックやスポーツ選手の場合も同様でしょう。
体調や心理状態が良くない場合には、それをどのように補うか、などは、ほぼ無意識に行なわれているはずです。
コックの場合でいえば、普段より体力を必要とするしごとをした後は、塩味を控えるように料理するとか……(そうしないと、自分の体調に合わせて塩辛くなってしまう)。

しかし、人間を相手にするしごととなると、なかなか難しいようなのね。
些細な行動にも、どうしても体調や心理状態の悪さが出てしまう。
老人に対する暴力や虐待などは、言うまでもなく論外ですが、小生が観察する限りにおいて、行動の補助などに、ちょっとした手抜きが見られる時があります(老人が歩く時の支え方など)。

そのような手抜きは、場合によって老人の身体の危険につながる場合もありえないわけではない。
そう考えると、「同程度の質のサービスを、コンスタントに提供できること」を、もっと重要に考えてもらいたいものであります。

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2 コメント

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弘法も筆の誤り? (ハチャ)
2007-10-19 18:12:22
看護士→看護師
正確→性格

プロの編集者・物書きらしくないですね。
それともタイトルに引っ掛けたクイズなのでしょうか?

色々ブログを読んでいると間違いに気付くこともありますが、気付かずに素通りしていることも多々あるのだと思います。
今まで編集長の文章で気付いたことはないのですが、今回は内容が内容なだけに引っ掛ったような気がします。
(すいません。揚げ足取りをしているわけではないのですが。)
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ご免なさい。 (一風斎)
2007-10-19 20:10:17
クイズではありませんで、
完全に小生の誤りでした。

時間があって見直し、
気がついた時は訂正しているのですが、
今回は、まだ見直ししておりません。

普段も結構、間違っていて直しているのですが、
幸いにも、読者の方の目には触れていなかったようなのね。

気をつけます。
今回は、反省のため、
しばらく、さらしておきます。

では、また。


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