■PS2:「ポチッとにゃ~」
社長も含めたメーカーとユーザーとの距離が極端に近い、
ちょっと特殊な支持層を持つメーカーだったコンパイル。
「ぷよぷよ」の版権をセガに譲渡せざるを得なくなった時に
仁井谷社長から届いた直筆のFAXは今も忘れられない。
コンパイルに版権があるうちに、1本でも多くのソフトを発注してくれというもので、
「無理は承知の上ですが、数ヶ月と言わず、1年先を見越した発注をお願いします」
と書かれたFAXの筆跡は弱々しく、社長の悔し涙が滲んでいるようにも思えた。
そのFAXの端に、「現在制作中の新しいゲーム『ポチッとにゃ~』の主人公です」
という文章と共に、丸みを帯びた猫の絵が描いてあった。
あれから数年、「ポチッとにゃ~」は遂にその姿を現し、PS2版の発売も決まった。
アーケード版は未プレイなので今回のPS2版で初めてプレイしたのだが、
ソニックチーム製作のもとセガから発売された「ぷよぷよフィーバー」が
似て非なる「ぷよ」に仕上がっていたことに対する
故・コンパイル(現アイキ)からの回答とも思える出来だった。
何と言ってもあのキャラクター、きびきびしたキーレスポンス、
初めて触ったソフトとは思えない「お馴染み感」はまさしくコンパイルテイストだ。
いわゆる落ちものパズルで、大雑把な例えをすると
「ぷよぷよ」+「ぱずるだま」といった感じのシステムになっている。
上から降りてくる2個ひと組のブロック(くみにゃん)を同色で繋げ、
発火ブロック(はりにゃん)を使って消すだけだ。
説明書を読まなくても、ルールはすぐに理解出来ると思う。
しかし、このゲームの肝である「分岐」というシステムがどうもスッキリしないのだ。
上手く使えば「ぷよ」で言うところの連鎖に通じる快感を生むはずなのだが、
脳死状態でも大連鎖が組めた(または偶然出来た)「ぷよぷよ」に対し、
「ポチッとにゃ~」の分岐は脳死状態ではなかなか作りにくい。
感覚的に使いこなすまでには、ある程度の鍛錬が必要とされると思う。
対戦では運の要素が少なく、モロに実力差が出てしまうため、
ポスト「ぷよぷよ」には少々荷が重いかも知れない。
ただ、ここまでベタな落ちゲーも久々なので、
この手のパズルに飽きていないパズルファン、コンパイルファンならお勧めだ。
*なお、メーカーの説明を受けながらのプレイであること。
開発途中のROMを使ってのプレイであること。
数分のプレイによる第一印象であることを断っておく。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:ポチッとにゃ~
機種:プレイステーション2
メーカー:バンダイ
発売日:2004年10月28日
価格:4800円(税別)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
最近ここ(goo)はクソ重いので
こういうことは頻繁に起きているようだ。
書き込みが表示されない場合は
しばらく静観するのが一番かと思う。
すみません(汗)。
すみません(汗)。
すいません。m(_ _)m
すいません。m(_ _)m
「ポチッとにゃ~」は3800円だったら、
手が出そうなんですけど・・・。
店頭に無くて店員さんに聞くの恥ずかしいな・・・。
あらゆるジャンルの中で最も大作の影響を
受けないジャンルだと思われる。
価格的にも「もう1本」ラインの設定なので
もし売れなかったとしたら
それは「エースコンバット」のせいではなく、
単にPR不足だと思う。
ゲームシステムの説明や宣伝をしておりました。
その姿は涙を誘うほどでありました。
また輝きを取り戻す日が来るのでしょうか。
発売日が「エースコンバット5」と同じ日では・・・。