潮風に誘われて

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市民劇場

2014年11月25日 | 趣味
24日、勤労感謝の日の夜に市民劇場「夢千代日記」を観に行って
来ました。

柔らかい響きで、なんだか儚げな「夢千代日記」と言うタイトルが大好きです。

山陰の山あい、余部鉄橋を越えたあたりの、忘れられたような町の湯の里温泉
にある「はる家」はその町の小さな置屋です。

亡き母の跡を継いだ「はる家」の女将・夢千代は、いつも自分のことより周りの
ことを気遣いながら生きてきましたが、その身体は病に蝕まれていました。

胎内被曝という自分で選べない過酷な運命にも負けず、力強く前向きに生きよう
とする夢千代に感動でした。

「あと一年しか」ではなく「あと一年も生きられる」といったせりふから生きていることの
意味を考えさせられました。

三味線、踊り、唄、そして、旅回り一座など、前進座女優陣ならではの芸も存分に
楽しむことが出来ました。