きょーてぃっしゅ 京都れぽーと

Kyotisch なんでもない京都の暮らしとなんでもない日常。そして、ハレの日の京都。お祭、雅やかに心躍る。

阪神淡路大震災十五周年祈念 チャリティーコンサート

2010年02月09日 | その他の行事

病気のため、3年ほど歌の活動をやめていましたが、

先日、復帰第一弾として、

某チャリティーコンサートに参加させていただきました。

(第二弾はまだ予定されていないのですが...)


今も、病気は治ったわけではなく、

喉に、かなり負担をかける歌い方しかできません。

硬くなった声帯は、数年前のように振動してくれません。

「本当に歌いきることができるのだろうか?」

そんなことを思いながら稽古をしていました。

こんな喉なので、なかなか家での自主練習ははかどらず、

本来なら、もっとがんばれたかもしれないけれど、

今回は、自分に甘く甘くさせてもらいました。

とはいえ、本番の舞台では、大半を譜面から目を離して、

落ち着いて歌えたので、ホッとしています。


他のパートやオーケストラの動きのなかでの、

自分のパートのメロディーを感じられたり、

声を出すことより、音楽を感じて歌えるようになって、

ようやく、歌っている自分を取り戻し始めた気がします。


この演奏会では、オーケストラ(大半が演奏家の方)、

声楽家(ソリスト)、アマチュアの合唱が演奏しています。

私は、合唱団員として参加しました。


演奏会としては、オーケストラと声楽家の競演だけの方が、

クオリティーも高く、すばらしいものになると思います。

「私たちの合唱が加わる意味は何なのだろう?」

舞台上で、オーケストラの演奏を聴きながら、

そんなことを思っていました。


「合唱によって、何かを伝えられるのか?」

「何かを感じてもらえるのだろうか?」

自分自身、まだそんなところには達していない。

声の善し悪し、技術の上手下手はあっても、

合唱団員、全員の気持ちが一つになれば、

聴いてくださっているお客さんと、

心を通わせることができるのではないか?


皆が、一つ一つの音を大切にすること、

その音からできているフレーズを大切に歌いきること、

細やかに流れを感じることができたら...

あとは、心から出てくる声を信じるだけ。

声を出すのに精一杯では、音楽ではないのです。


来年もまた、今年よりもっと!

私も、この演奏会を通して成長していきたいです。


ありがとうございました。


--震災十五周年を祈念して--

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(C) Akiko Yoshida
E-Mail: sonoaki♪infoseek.jp

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