いぬくそ看板の向こう側

いぬくそ看板の背景に存在する「人間ドラマ」を紹介するブログです。

挨拶 その1

2020-07-31 20:00:00 | 背景は松戸市

よく自己啓発系のセミナーとかで「挨拶はノーリスクハイターン。挨拶は必ずしましょう」みたいな事を教えられる。

確かにその通りだ。相手の警戒心を解いて安心感を与える事ができるし、自分自身も声を出す事で会話のきっかけを作る事ができる。リスクは無し。最高である。

ただ、現実はそうもいかない。相手の虫の居所が悪ければ怒鳴られるし、嫌いな相手には挨拶なんかしたくない。変に会話が盛り上がったらその場に留まらなければいけない。時間の無駄になるかもしれない。

そんな事をいつも考えてしまうので、私は挨拶をしない人見知りの激しい大人になってしまった。それではいけない。そう思って始めたのがTwitterでのあいさつ運動である。明太子マニアである田口めんたいこさんが毎朝ツイートする「おはめんたい~」に触発されたのだ。

例えば今朝はこんな感じだ。誰に向かって挨拶している訳ではないが、挨拶の練習位になるのではないかと思っている。過去に撮った看板を紹介しているので、挨拶を受けた方も時間の無駄にはならない。自分なりに合理性の高い挨拶を展開していると自負している。

「くそようございます」
これをきっかけに流行してくれる事を願っている。

(おわり)

いぬくそ地図の向こう側 その2

2020-07-28 22:11:50 | 地図の背景にいぬくそ看板

旧聞だが、去る7月10日に「今和泉隆行+空想調査員『空想調査員が見た、空想都市』」を見学した。上の写真はその時電話がかかってきた時の様子である。興奮のあまり写真を撮っていなかったのである。

この企画の地理人さん(地理人レポート)や、タナザキテさん(ブログ・オブ・タナザキ)など、マニアブログフェスタでも空想と地図の組み合わせはマニア心を揺さぶるものがある。

空想地図には特別な想いがある。私は小学生くらいの頃、勉強とは関係なく地図帳を眺めて一日を過ごすような子供であった。静岡の田舎出身だったからか、構造物としての都会に憧れを抱いていた。都市としての都会に憧れなかったのは、単に人見知りだからだ。

スーパーファミコンとかプレステとかで、「シムシティ」や「A列車で行こう」などの都市育成シミュレーションゲームにハマり、夢に自分の想像する都市が出てきたりするほどであった。ゲームの中よりリアルな街で、ゲームの中には存在しない駅前の廃屋化したビルやピンク映画館、風俗店みたいなものもあって、そこで友達とかくれんぼする、みたいな夢だ。いぬくそ看板への興味と同様、人そのものではなく、人の周辺にあるモノへの関心が強い。

前回の投稿で、松戸市周辺のいぬくそ看板の分布をまとめたのだが、それを元にいぬくそ看板を空想地図上に設置してみるのも良いかもしれない。空想地図の中のいぬくそ看板の方が、その背景をより伝えやすい気がする。

(つづく)

いぬくそ地図の向こう側 その1

2020-07-26 00:56:57 | 地図の背景にいぬくそ看板

このブログを開始して4ヶ月が経過した。その間、実のところいぬくそ看板の撮影は滞っていた。コロナ禍で看板撮影で遠出できなかったからだ。

そうなると看板撮影以外のアプローチで看板鑑賞を楽しむ必要が出てくる。とはいえ、特別なポリシーを持っていないため、とりあえず写真のGPS情報をもとに、撮影地点を地図に落とし込んでみることにした。以下のGoogleマイマップがそれである。


確実に言えることは、近所の撮影が多いということだ。これでは「近所の撮影はしやすい」くらいの結論しか出せそうにない。今まで感覚的に線路沿いや住宅街で看板を見かけるようなイメージがあったが、地図でみると際立って線路沿いではないようだ。住宅街に多いのは何となくわかる気がする。

今はまだ松戸市とその周辺の写真しかプロットできていないが、これを全国展開するとどうなるか楽しみではある。みなさんにもご期待いただけると幸いである。

(つづく)

花 その1

2020-07-05 23:00:00 | 背景は花
いぬくそ看板 花物語

いぬくそ看板に欠かせないのは、人の怒りである。

丹精込めて育てた花壇の花に、肥料よろしく犬の糞を放置された事を想像していただきたい。「ありがたい」などと思う人がひとりでもいるだろうか、いいやいない。花壇に糞の放置をされると人は怒るのだ。

それゆえ、花壇には花や人の笑顔だけではなく、いぬくそ看板も花開くのである。

前回のブログで引越しをした事をお伝えした。この街は以前から看板撮影で頻繁に訪れていたのだが、改めて思うのは「花が多い」という事だ。全国的に有名な桜並木(さくら通り)をはじめ、四季折々に花を楽しむことができる。


桜の名所「さくら通り」。毎年春は花見客で賑わう。

例年は桜の季節になると花見客で賑わう通りで、さくら祭りも盛大に行われている。それだけに、今年のコロナの影響が肌感覚で感じられて辛い。犬の散歩も花の手入れも、安全や健康あってこそのものである。コロナの恐ろしさが身に沁みる。

ただ、コロナの影響を最も受けにくいのが犬の散歩であり、いぬくそ問題への影響が無いのもまた残念である。

(つづく)