いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

すばらしい!!電話応対@蒲田清掃事務所さん

2008-05-08 | Weblog
 友人の経営する会社で、大田区事業用ゴミ処理券を買ったところ、値上げがあり使用出来なくなった、との苦情があり訪問した。苦情の内容は、4月1日より料金の改正(値上げ)があったことにより、旧料金のものは差額を支払って新券に交換しなければならない、という点だ。

 この事業者は、旧券を3月に近所の販売店で多めに購入。その時は値上げの事実を知らず、販売店からも何の説明もなかったそうだ。4月に入り、回収に来た清掃事務所職員から何度か『旧券では使用できない』との指導を受けたので、差額分に相当するよう旧券の枚数を増やして貼ったそうだ。

 ところが『面倒なことは役人はやらない‥』おっと、違った『適正な公務の執行』のため、これもダメ。とにかく新しい券に交換するか、還付(返金)か、どちらかにせよ、と言うのだ。

 周知期間が短いこと、販売店が説明しなかったこと、そして大問題は、45ℓで31円値上げする根拠が『23区清掃一部事務組合』の、まったくいい加減なデ-タ-によっていることだ。まあ、ただ、いずれも現場の職員に文句を言っても仕方ない。

 管理職たる所長さんに、旧券を持参して苦情を言いに出かけた。ご本人がいないといけないので、清掃事務所に電話をすると、なんと役所では珍しい『はい、蒲田清掃事務所、●●が承ります』ときた。これにはビックリ!!民間では、当たり前の常套句である『お世話なっております』やら『名前を名乗る』などは、お役所では太陽が西から出ても出来ないことだったからだ。(最近では相当改善されてきたが‥)

 清掃事務所で所長さんと懇談しながら、他の職員の電話応対も聞いていたが、皆さん『●●が承ります』と出ているではないか。素晴らしい!!清掃事務所は、平成12年の制度改革により東京都職員から大田区職員に身分変更があり、さらには、民間委託の影響を受け、土木事務所職員が職種を変更して配属になっている歴史がある。また、都職員の時代から、労働組合が強い職場でもある。

 しかし、現業の民間委託が時代の流れになっている公務職場のひとつとして、職員さんにも相当な危機意識があるのだろう。そのことが、区民への接遇向上という良い方向に向いているとしたら、とても良いことだと思う。

 働かない公務員の象徴、自治労の巣、社会保険庁が解体されることが決まった。区内にある、大田社会保険事務所職員の対応は、以前に比べて『格段に』という言葉では表現できないほど激変して良くなった。

 危機感が職場を変えた好例は、旧国鉄からJRだろう。配置転換など考えられなかった旧国鉄の職員は、今や、駅ビルのパン屋さんの店長になり、ホテルのマネージャーになって活躍している。

 清掃事務所での危機感から生まれたであろう『良循環』の輪が、大田区役所全体に広がることを願うものである。ありがとう、ステキな電話の蒲田清掃事務所の皆さん!本庁舎のドロドロなど気にせず頑張って!



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