いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

都議選で唯一負けた大田区民主党の最近

2009-07-29 | Weblog
 民主党は都議会選挙で68人の候補者のうち64名が当選。落選4名のうち2名は新人で、どう考えても当選は無理な戦いだった。残る2名はなんと大田区選出の現職だった。民主新人2名の「取り過ぎ」により、現職2名が落選し、おかげで自民現職3名はそろって全員当選となった。このねじれの民主党の大田区を外野席から眺めてみた。まずは都議の関係。

田中健:区議2期目の途中で都議補選に立候補するも、自民新人に負ける。静岡県出身。新聞社の奨学生として新聞配達をして青山学院大学を卒業。衆議院議員松原仁氏の秘書。組合系の支援ゼロ。応援区議:岸田正。

柳ケ瀬裕文:区議1期目の途中で出馬。大田区出身。組合系の大きな支援があった模様。応援区議:なし。次期、大田区長選挙に色気あり。早稲田2文から民間企業をへて、衆議院議員れんほう秘書。

名取憲彦:都議5期。東京電力労組を経て、連合組織内候補。旧民社党系。
都議落選後は次期衆議院候補の藤田選対にて活動中。応援区議:山崎勝広、都野圭子、木村剛、黒川仁(なお、都野区議は選挙戦後半から、名取候補を応援していない、と表明)

岡崎幸夫:区議4期。都議補欠選挙で落選するも本戦で当選。旧社民連出身。区議会、都議会通しての政策通。落選後は街で見かけない。応援区議:森愛

 大田区民主党は、連合の傘下にあり、名取前都議が絶大な影響力を持っていたが、今回の惨敗でパワ-バランスに変化が見られる。一番敏感なのは、国、自治体のお役人である。今までは相手にしていなかった民主党へ積極的に接触を試みている。

 柳ケ瀬都議が、この勢いで区長選挙への出馬を臭わせていることから、現松原政権を支える執行部のお役人は、危機感を顕わにしている。「敵の敵は友達」と思ったのか、田中都議にラブコ-ルしきりのようだ。(民主も自民も本当の敵は、自らの候補者同士である)

 また、藤田衆議院議員候補は、なんと「ランズビル」という著名なビルに選挙事務所を開設した。これには、大きな意味がある。この場所は代々、自民党系区長候補、自民党衆議院候補、自民党でも有力都議候補「しか」借りることができない、とされていた言うなれば「自民党の城」であった場所だ。

 それが、なんと民主党の候補者に使われるとは。この場所の所有者と極めて親しい関係にある、ある人物の顔が思い浮かんだ。「ああ、彼の仕組んだ話だ」と。彼は、永年自民党支持で、自民党のために半生をかけた、といってもいいぐらいだった。それが…そうか…

 残すところ、衆議院選挙まで1ケ月。政権交代の掛け声とは別に、関わっているそれぞれの人々の人生が変わる。どうか、立場が変わってもブレないでいただきたいものだ。 

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