いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

哀れかな湯本良太郎君、都議公認取り消しbyみんなの党

2013-04-13 | Weblog
 政党、特に歴史を持たない党は極めて事務的で非情であるのが常だ。人と人の繋がりや情を大切にするような政党では、激変する政局に耐えられないというのだろうか。しかし、その政党にロイヤリテイ(忠誠心)を尽くすのは、やはり相互に「情」があるからではないか、と思っている。その意味では、たちあがれ日本、そして改編された、太陽の党は「情」に溢れていた。今所属している日本維新の会も、是非そのような政党に成長し、若い候補者が、「この政党で骨を埋めよう」、と思える党になって欲しいと願っている。

 さて、今日は驚愕の報は、みんなの党で都議会議員の公認候補となった湯本良太郎氏が、公認取り消しになった、というものである。

 彼は、自民党の区議会議員から区長選挙に出馬して敗れ、今回は万を持しての都議出馬だった。渡辺喜美氏とのポスターもつくり、地元回りをはじめたばかりの悲報だ。心中察するにあまりある。

 取り消しを決定したのは、風で当選したコーヒー屋の創業者の国会議員らしいが、「落選」や「どぶ板」を経験していない「能書き野郎」にちがいない。地べたをはいずって選挙を戦っいる候補者の苦労などなんのその、党の方針で簡単に公認を取り消す、このような「情」が理解できない人間に政治を委ねるわけにはいかない。

 一番喜んだのは、他党の候補者ではない。みんなの党のもう一人の候補者である、柳瀬吉助氏だろう。電通のコンサルから2年前に区議になって、今回都議に転身だ。私の経験からして、区議1期目では、まだ何もわかっていない状態だ。もう少し、せっかくだから区議で学ばれたらいいのに、と残念である。

 自民党でも同様だ。大田区に3名いる現職都議は、実は仲良くない。自民支持層のなかで敵は民主ではなく、自民党の他の都議だからだ。日本維新の会はさらにその感が強い。

 日本維新の会都議候補の一人、柳ケ瀬裕文氏は、もともと民主党蓮舫(本名名乗れ!:村田蓮舫)氏の秘書で、労働組合の「連合」支援候補として都議に当選した。したがって、日本維新の会の石原慎太郎代表とはいささか考えが違うかもしれない。

 もう一人の候補、永井敬臣氏は自民党の区議会議員として8期務めた後、区長選挙に「減税日本」推薦で出馬するも落選。今回、日本維新の会の公募に応募して公認候補になった。したがって、この二人の出自はまるで正反対と言ってもいいが、いまは同じ政党である。

 そして、両氏ともに、わが日本維新の会の公認候補でありながら、お互いに、なんの連携もないし、私も彼らの行動につき何も知らされていないのだ。これではだめだ。日本維新の会が戦うべきは、自民党であり民主党であるはずだが、なぜか身内がライバルになってしまうのは情けないではないか。

 我が党が、真の第三極になるためには、「大阪系」だとか「太陽系」などといっていないで、戦う一つの集団とならなければだめだ。直近の選挙をひかえている都議候補お二人には、私共々、是非とも連携してご一緒に支援の輪をを広げていこうではないか。

 湯本良太郎君!滅びゆく「情」のない、党に固執せず、区民のため、都民のため、さらには国民のため連携していこうではないか。頑張れ湯本!