いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

セキュリテイは万全!都立六郷工科高校

2011-06-26 | Weblog
 4月の日記に都立高校の詭弁と戦うというものを書いた。事態の推移を見守る意味で、学校名は伏せたが、結果オーライとなったので、その素晴らしい「英断」に敬意を表する意味で、学校名を公開する。

  それは、東京都立六郷工科高等学校である。創立50周年を迎える地元東六郷小学校PTAが記念行事の一環として「オーケストラのコンサート」を、「冷房の効いている高校の食堂」を会場にして実施したい、との要望を、都立高校が、訳のわからない詭弁で断った、という事件だった。
 



 その後、東京都議会議員、東京都教育庁高等学校教育課長などを巻き込み、結果として「当初予定していた1階の食堂」ではなく、2階にある「大会議室」を借りれることになった。

 しかし、それからが大変だった。まずは「実施計画」を高校に提出しなければならない。それも責任を「明確」にするため、区立小学校長名で出せ、ときた。内容について、何回か高校側に「気に入られるよう」作り直し、提出をした。

 すると、次なる「ハードル」は、「安全計画」を作れ、というものだった。「安全計画」なんじゃい?????会議室で1時間余、保護者と小学生が音楽を聴く催しである。流石、都立高校である。

 これを策定すると、次の「お達し」は「警備員を10名」、校門から二階会場に至る各所に配備しろ、というものだ。立派である。完璧だ!

 これで終わりかと思ったら「一般社会とは隔絶された」「特殊な社会」に生きる方々とは、付き合えない。ダメ押しがあった。それは、「音楽鑑賞証」なるものを来校者に発行のうえ、名簿を事前に提出せよ、という、さらにセキュリテイ対策を万全なものにする、という「お役人の鑑」のようなミッションが発令された。

これが無意味な「参加証」だ!


 さぞがし、学校の「持ち主」であり学校長以下「職員の雇用主」である、区民の皆さんは「安心」して音楽を楽しめるに違いない。どうか、六郷工科高校の生徒諸君は、このような立派な教員に教えられているのだから、世の中に出ても「自己保身」だけを考え、他人の迷惑は気にせず、常に言い訳で生涯、事故なく生き抜いて欲しい。それが、激動の時代を生き抜く方法だ、そうだ。

 ちなみに、このコンサート終了が7月2日土曜日14時で、15分後の14時15分より、都立六郷工科高校の隣に建っている、都立城南特別支援学校体育館において、以下の講演会が開催される。

六郷地域集会
講演:将気 潤(私のボクサー人生)
入場無料(スリッパ持参)
主催:「社会を明るくする運動」六郷地区委員会(保護司が中心)

 同じ都立学校ではあるが、こちらはいとも簡単である。当日会場にお越しいただければ大丈夫。事前の名簿なし、安全計画なし、警備員なし!さすが、やはり六郷工科高校は都立学校でもピカ一だ。学校長によって、これほどまでに地域との関わりや、対応に差が出ることを痛感出来る土曜日が楽しみだ。

 改めて、大変なご決断を頂いた六郷工科高校の学校長、副校長に感謝申し上げる。また、特に学校長には、定年前にこのような大変な「決断」をさせたことを心よりお詫び申し上げたい。悠々自適な老後までもう少し!事故のない残り少ない公務員人生であることをご祈念申し上げる。

(参考映像)


夜間誰でも入れる六郷工科高校の裏門(但し、ストロボ撮影をしていたら閉められた!)


夜間厳重に施錠されている城南特別支援学校の門
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