いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

有給休暇を取って他学年の修学旅行に参加by区立中教員

2006-06-06 | Weblog
 再三申し上げているが、学校現場というのは、普通の常識では到底考えられないようなことが『フツー』に行われている。そして、可哀想なのは、その異常を『フツー』と教えられている子ども達だ。

 今日の『異常』は、ある区立中学の修学旅行での出来事である。
この学校の2年生の理科担当で生活指導担当の30歳代の教員Aさんは、日頃から以下のような評価の教員である。

学校長・教育委員会:生徒指導に熱心な熱血教員

一部の保護者:スリッパでひっぱたいたり、怒鳴ったりする

 さて、どちらの評価が正しいか私は知らない、という前提で、書き進む。
この学校では、先月の木、金、土曜と京都、奈良方面に3年生が修学旅行に出かけた。そこで、このA教員、木曜日の授業が終わると新幹線に飛び乗り、京都へ。そして、3年生の宿泊する旅館へ向かい、公務参加の教員と同じ部屋に宿泊。翌日、金曜日は有給休暇を取得し、2年生の理科の授業は、他の教科に振り替えた。そして、土曜日に生徒と同じ新幹線で帰京したのだ。

 事実確認のために、学校長に電話すると、以下のような返事があった。
①有給休暇を取得してのことで問題はない。
②本人の宿泊費は、近畿日本ツーリストから請求が来たら払わせる
③生徒とは接触していない

 教育委員会に正すと、事実確認をしていないうえでの個人的感想として、以下の回答があった。
①若干問題のある学校なので、公費で行ける教員数が限定されているので、熱心な教員が『応援』の気持ちで行った、と信じたい
②適正かといわれれば問題があると思う

 この問題は、二つの見方が出来る。
①A教員は、おかしな教員で、修学旅行に私費で行ってしまった
②熱血教員が、同僚教員を支援に行った

 学校長の弁明③が事実だとすれば、①の見方が出来る。しかし、もし②の見方が本件の本質であるとすれば、今度は、学校長の指揮命令上の問題が発生する。

 本当に、公費引率教員だけで対応できないほど問題があるのだとしたら、教育委員会と相談のうえ、公費負担の増額増員を依頼すべきであり、有給休暇の私費参加の教員で手当てしてはならない。本人の公務災害、さらには、この教員が関わったことで事故がおきた場合の責任問題など、複雑になってしまうからだ。

 もし、本当に支援だとすれば、3年生の生徒、そして、授業を振りかえることになった2年生に、正確な情報を説明すべきである。せっかくの好意が台無しになる。生徒達は『A先生ったら、2年生の授業ほったらかして、京都に税金で遊びいっちゃった』と思うかもしれない。

 ちなみに、当該校は、管理職を含めた2名の教員が長年、規則違反の自動車通勤、バイク通勤をしていて新聞報道された学校である。迅速な情報公開と、社会の常識に合致した学校運営が求められる。


ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!