いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

公務員は敬語が苦手@関東運輸局東京陸運支局

2005-08-05 | Weblog
 大田区の職員が、身内に対して敬語を使うヒドサを以前書いた。対外的に「○○係長さんがおっしゃた」とか「区長さんがおっしゃったように…」などという。そのくせ、電話での常用語である「いつもお世話になっております」は、絶対に言えない。(最近は、おどおどながら、言う努力が見られる)一般職員だけでなく、管理職の一部もそうなので、あきれてしまう。

 これは、大田区役所だけかと思っていたら、今日、国家公務員もそうだ、という事件に出くわした。場所は、国土交通省関東運輸局東京支局総務課長さんである。大田区内の自動車関連業者社長からの以下のような訴えに、ふざけるなと電話したのが発端である。

この業者は、車の回送をする際に、一々仮ナンバーを申請しなくてすむ「通称デイラーナンバー」の申請の相談を支局にしたところ、電話で一回、書類をもらいに行った際に一回、合計2回「区内にある営業所を支店登記せよ」との指導を受けた。止む無く、東京法務局城南出張所に対し、支店登記を申請して、登記手数料6万円を印紙で納付し、登記簿謄本を取得し、陸運支局に申請した。ところが、申請を受けたお局(業者の弁)のような女性は、「支店登記など必要ない」と別の条件を出してきた、というのだ。

 上記の案内も、ヒドイ話だ。公務員の勉強不足により、中小企業が6万もの余分(支店登記は義務ではない)な出費をさせられたのだから。

 さて、笑い話はこれからである。頭にきた「公務員の天敵」いぬぶしは、さっそく関東運輸局東京支局総務課長に電話をして、事情を説明した。すると、この課長さん、概ね以下のように答えたのだ。

えーっと、すると、電話や来訪で応じた職員の「方」は、支店登記をせよと、「おっしゃった」んですね。そして、申請を受けた女性職員の「方」は、いらないと「おっしゃった」、こういうことですね。

 ひどいもんである。総務課長といえば、民間では筆頭課長。それが、これだから、運輸局の職員の質は押して計るべし、である。そこで、課長さんに、課長さん、身内に敬語使っちゃダメでしょ、と正したが、きょとんとした感じだった。

 入省から今日まで、車検場で、自動車業者や、運輸業者相手に権限を振りかざしていて、敬語を忘れてしまったんだろうか。いや、違う。敬語が使えないのは、公務員のDNAなのだ。きっと。

 さて、6万円の訴えについては、月曜日以降に責任者から電話を頂けるそうだが、回答は目に見えている。

課内職員全員に調査したところ、そのような回答をした者はいなかった。名前はなんと言う職員ですか?6万円の登記費用については、当局の所管外の事務であり、なんともし難い。今後、このような誤解のないように職員を指導していく。

 まあ、こんな回答だろう。嗚呼、お役人天国!

皆さん、お役人に物を尋ねたら、職員の氏名、所属、聞いた時間を明記しておくことをおすすめする。それでも、シラをきるのがお役人だが…