いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

アスベスト対策は「縦割り行政」の象徴?

2005-07-15 | Weblog
 今日は、区議会常任委員会の定例開催日である。定例開催が月1回というのは、いかにも形式的だと思う。せめて週一回は開くべきだ、と主張しているが、とおらない。お隣り川崎市では、随分前から週一回開催が定例化しているのとは対照的である。

 さて、本日の委員会のエポックを二つほどあげる。

 第一点は、日本中で発生している区立学校におけるアスベスト対策について共産党委員が質問したところ、所管の課長が「学校については教育委員会に任せてありわからない」さらには「我々公務員は、縦割り行政のなかで、それぞれが責任をもってやている」との名言(いや迷言?)まで飛び出した。この課長の答弁は、人を食ったような所もあるが、ユーモラスで本質をついていて好きだ。とは言っても、「情報の共有ぐらいすべき」と、私が追求すると「努力します」と応じてくれた。驚くべきことに、夏休み中に地元小学校で行なわれるアスベスト除去工事について、保健所をはじめ、保健衛生を担務する管理職は誰一人知らなかったのだ。恐るべし「縦割り行政」!

 二点目。区内のあ大手居酒屋でO157が発生し、その店を営業停止にした、との報告があった。原因は、牛レバ刺しで、同じものを仕入れた、系列店でも横浜と町田で同様の事例があり、それぞれの市が営業停止措置をとった、とのことで、系列の物流業者から仕入れたものである、とも説明された。そこで、素朴な質問をした。

 処分すべきは、感染源である牛レバを流通させた物流業者であり、店ではないだろう。この処分は、近所のスーパーで感染した食品を、我が家の妻が買って、結果、私が感染したら、妻に「食事を作るな」という命令を出しているのと同じだろう、とも。

 すると、ビックリ。食品衛生法は「風下(かざしも)」を処分するべし、と定めていて、これが適法なのだという。さらに驚きは、牛レバ刺しを「生」で提供することは、そもそも禁止されていることで、それを承知で提供していたのだそうだ。

エッ!牛レバ刺しは「違法食品」だったんだ。知らなかった…