いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

天国からのおこづかい二連発

2005-07-03 | Weblog
 世の中には、我々の意識を超越する何か不思議な「働き」があると思っている。今回は、故人から贈られた「おこづかい」の話をふたつ。

 ひとつは、以前にも書いたが、戦没者弔慰金である。これは、戦没者の親族へ10年償還の国債で弔慰金をおくる国の事業で、40万円が支給される。このことを、遺族会で聞いた私は、戦没者である伯父(海軍少佐)の唯一の生存兄弟である、妹たる伯母にこの制度の存在を伝えた。

 すると伯母は、電話口で号泣している。事情を聞くと次のようなものだった。

兄(私の伯父)は、出征の日に、妹(私の伯母)に「戦争から帰ったら化粧品でも買ってやるからな」と言った。その言葉が最期で、二度と帰らなかった。ところが、60年後に、弔慰金という形で、兄は約束を果たしてくれた、というのだ。

 もうひとつ。これは、私の母(5月18日逝去)からの、私の娘へのおこづかいである。母と私は絶縁状態であったため、孫たる私の子供達は、おばあちゃんにあったことがなかった。(お通夜の棺桶で初めて会った)勿論、おこづかいなど論外である。

 ところが、私の加入している予備自衛官互助制度により、実母の死亡には3万円の弔慰金が支給されることを知り、申請した。交付されたら、高校の夏季研修に行く娘に「おばあちゃんからだよ」と渡してやろうと思っている。

 偶然と言ってしまうことは簡単だし、そうかもしれない。でも私は、天国からのおこづかい2連発だと信じたい。ありがとう!