いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

決算特別委員会徒然

2004-10-19 | Weblog
9月30日から、明日20日まで、決算特別委員会が開催されている。これは、平成15年度の決算内容について『認定』するかどうか、款別(民間で言う科目別)に審査するものだ。一般の法人は、決算終了の日から通常2ケ月、期限延長の申請をしても3ケ月以内に確定申告をしなければいけない。とすれば、民間であれば6月末までにやらなければいけない作業を、10月にやっている訳で、この意味からも『お役所仕事』である。お役人は『量が膨大だ』などと言い訳するだろうが、民間ではメガ企業のトヨタ自動車や大銀行から、零細企業まで皆3ケ月以内に申告している。

 本会議における一般質問や代表質問は、質問原稿全文を事前に役人に渡し、答弁もすり合わせをするから、まったく『朗読大会』だが、決算、予算委員会は、ノー原稿でも差し支えない。お役人には、嫌がられるが、私は、このノー原稿の委員会が好きだ。原稿がある質問なら、委員会ではなくても、内線電話で聞いても同じではないか。

 理詰めで聞いていって、『しまった言っちまった』との答弁を引き出すから面白いのだ。今回の委員会での、面白かった質問を列記してみる。

 自民党最年少議員が、『議場に国旗掲揚しないのはおかしい。議長、議論の遡上にのせて欲しい』と、慣例に反して議長(議員)に質問した。これに対し議長は『議論するのはいい』と応じた。そこで私は、『国旗を議場など公の場に掲揚するのは、議論すべき事ではなく、当たり前のことである。例えば、犬伏の苗字が、なぜ、犬伏か、と議論しないと同様である』と反論した。

 自民党永年勤続議員からは『区議会議員の報酬が手取り40万円余りでは、まともな仕事が出来ない。値上げしてくれ』との質問が区長宛に出された。経費削減が民間でも役所でも叫ばれている今日、暴論と思うむきもあるかもしれないが、私は正論である、と賛辞のヤジをおくった。『そうだ!』

 区民の見えない報酬(調査費、費用弁償、海外視察、国内視察、各審議会委員報酬等)で、議員報酬の不足分を補うようなやり方はフェアーではないと思う。それらをカットしたうえで、適正な報酬増額は、かえってわかりやすい。

 議会では、ヤジがつきものである。私も同僚議員から『寝ているかヤジっているかだ』と、ヤジ議員として認めていただいている。

 今回の委員会で、私のヤジに、役人と議員が『答弁』してしまい、さぞかし、テープ起こしは困るだろうと思う。

ヤジその①:共産党の議員が『インターネットなどで調べると…』と、発言したので、私が『あれま!ネットなんか使えるの!』と、やじったところ『俺だって使えるんだ。自分だけだと思うな』と、私のほうを向いて『答弁』。

ヤジその②:公立学校の教室すべてを冷房化した場合に排出されCO2について答弁があったので、私が『それは電気かガスか?』と、役人にヤジったところ『ガスです』と、答えてしまった。

 ヤジは通常、議事録には記載されないが、このような場合は、ヤジを掲載しないと、答弁が何のことかわからなくなるので仕方なしに、以下のように掲載されるだろう。

(電気かガスか?と叫ぶ者あり)
施設課長:ガスでございます。

 ごめんネ!