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特になし

090828 川井村「木の博物館(森林・大樹エコツアー?)」

2009-09-14 22:19:05 | Weblog
090828 川井村「木の博物館(森林・大樹エコツアー?)」

案内人 斉藤先生?(すみません、お名前忘れました)武内寛さん


岩手県川井村(来年、宮古市に合併予定)の「木の博物館」に行ってきました。博物館といっても、箱物=建物はなく、村内の森林をテーマに合わせてエコ・ツアーする感じです。本来、各テーマとも、一泊して、泊りがけで、山道を歩く工程が、ほとんどらしいのですが、我が家は脚力に問題があったので、車で移動し、歩きが少ない日帰りコースにしてもらいました。


それでも、ブナ・シナ・ヒバ・アオダモの原生林・大樹に触れることができて、都会育ちの10歳の長男は感動してました。熊が入った穴のある大木。高地特有のカエルなどの小動物や昆虫。木々の葉、幹、種子。生態系。子供にもわかりやすく興味を持てるように解説していただきました。


岩手で、18歳まで、育った自分ですが、火山や温泉が豊富で観光資源に恵まれた奥羽山脈に比べて、北上山地は、地味で、あまり縁がありませんでした。最近は、タイマグラばあちゃんで、川井村も多少は全国区になったとは思いますが。林業や牧畜が盛んだった頃より、北上山地は、生活の場として、存在していたように思います。宮澤賢治の詩や民謡「外山節」「南部牛追い歌」でわかるように、北上山地は、山また山。山を越えても超えても、派手さはないのですが、延々と山が続きます。


恥ずかしい限りですが、自分は、山国=岩手に育ちながら、植物、特に、樹木の知識が皆無です。案内人の方に、同行して、解説していただくことで山国出身者としての矜持を多少、保つことができた次第です。次回は、できれば、2時間、歩いて、イチイの大木を見に行きたいと思いました。少年時、遠野にいた頃、アパートの周りに、イチイの木がたくさんあり、赤い実を潰しては、シップ遊びを、よくやってました。これが、直径、2-3mの大木になるなんて信じられません。


ところで、今回、案内してくださった武内さんは、東京の人で、縁あって、今は、川井村に住んでいるようでした。きくと、鉄道マニアで、鉄道模型の製作の腕前はプロ級らしいです。また、途中、川井村漆工芸館?で休憩した際に、漆塗りのグランドピアノで、ショパンの名曲を弾いてくださいました。リクエストすると、いろいろ弾いてくれるらしいです。これまた、尋常ではない上手さでした。専門の山の動植物の知識も、前述のように子供の興味に応じて、その場で、工夫して、組み立てて、縦横無尽に、解説してくださるのでした。双眼鏡で野鳥を見せたり、種や葉を拾って触らせたり。それにしてもどうして、このような優秀な方が、こんなところにいるのか不思議でなりませんでした。感謝。


同様に、植物・樹木の大家である斉藤先生?(すみません、お名前を忘れました)は、わざわざ、盛岡から、汽車で、サポートに、入ってくださいました。山や樹木や生態系に対して、見当違いの愚問を繰り返す馬鹿な我が家のために、粘り強く、懇切丁寧に、説明してくださいました。本当に、ありがとうございました。



川井村「木の博物館」(実際は、森を巡るエコツアーです)
http://www.vill.kawai.iwate.jp/w_index.html

武内寛さん
http://www.taimagura.com/yama/guide.html

タイマグラばあちゃん
http://www2.odn.ne.jp/ise-film/works/Taimagura/taimagura.htm

タイマグラ
http://www.taimagura.com/






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