無題

特になし

081011 正木まどか at 恵比寿 アート・カフェ・フレンズ

2008-10-12 18:53:15 | Weblog
恵比寿 アート・カフェ・フレンズは、通常通っている、ジャズライブスペースとは、雰囲気が、全く異なっていた。美術館の一画にある、カフェという雰囲気。とても瀟洒、清潔な空間だが、音響は抜群であった。

ブッキングの一部を担当しているS氏によると、オーナーは、大手芸能プロで活躍した名プロデューサで、最後の仕事が、あの「千の風」だったとか。木地の色も音色も抜群の古風なピアノはドイツ製で、500万円するそうだが、もっと、すごい、掘り出し品に、変える予定なそうだ。通常、当日券、3500円前後とコストも手ごろだ。恵比寿駅にも近い。ジャンルもクラシック・シャンソン・ジャズ・POPS?と、幅広い。ご機嫌の音楽空間であることは確かだ。

ところで、肝心の正木まどかだが、当日のバックもマイケルゴトーバンドで、腕・音は、確かだった。しかし、「Softly As In A Morning Sunrise」 の原曲が、タンゴだったという説に基づく、タンゴアレンジを初め、「It Don't Mean A Thing スイングしなけりゃ意味ないね」に至るまで、全て、ラテンアレンジ?というのは、
4ビート根クラジャズファン?としては、耐えられない
ところで、あった。よく言えば、チックコリアが、スペインで、魅せた、ラテンジャズ?に、近いノリであった。個人的に、オペラ系やミュージカル系?ジャズ歌よりブルース系ジャズ歌?の方が好きなので、ボサノバは、まだ、いいが、さらに、原則?を逸脱するラテン系のアレンジは、重さ渋み魂のゆさぶりと無縁で、何か、不満の残る内容だった。

もっとも、マイケルさんのアドバイスは、すごくて、「Softly As In A Morning Sunrise」のタンゴの歌い方は、朝まで、恋人とベットを共にして、会社に行こうか休もうかと議論しているうちに、結局、サボった。そういう雰囲気で、たるく歌えという指示だったそうだ。鋭い切れ味のジャズアレンジとは、ほど遠い?タンゴアレンジ?これは、結構、逆説的に深い。


恵比寿 アート・カフェ・フレンズ
http://artcafefriends.com/

マイケル・ゴトー
http://www.h3.dion.ne.jp/~mariahot/

正木まどか
http://madoka66.hp.infoseek.co.jp/

Podcast「山川浩一のスタンダードジャズ入門」
http://caspeee.jp/channels/jazz/



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