無題

特になし

090714 菊月香織/千行星 at 上野アリエス

2009-07-15 23:20:01 | Weblog
菊月香織(Vo)/千行星(Vo)/砂田知宏(P)/新岡誠(B)

上野アリエスに、菊月香織さんを聴きに行きました。

4,5年ぶりに見たのですが、歌のテクが、格段に向上しておりました。ただ、やはり、以前も感じたのですが見てくれに比してやや歌唱法や声質に強烈な個性がないのです。やや色がないのです。なんとなく音だけでは、誰が歌っているのが識別ができないような、巧いけど。故山川先生がおっしゃっていました。菊月君は、見てなんぼだからなと。もちろん、菊月さん、類まれなエンターテイナーですが。

共演者を含め菊月ねえさんと呼ばれ貫禄がついた感じでした。以前のお客さんを、盛んに煽る軽いノリは影を潜め、とても落ち着いた感じでした。確か、カオリンのパワーだかオーラだか、バブル期を彷彿させるノリでそれはそれでスグレモノだったのですがなりを潜めました。トークは、もちろん、ポジティヴで明るく面白いままでした。女優としての演技力ちゅうのでしょうか?フィンガーアクションや声色をいろいろ操り間奏中に、セリフを挿入したり、細かい芸も健在でした。おやじ世代の癒し路線になったのか。休憩中もお客様、全員に話しかける積極性も菊月さんならではのものかと驚きました。

自分のいた時間、以下のような選曲でした。


Love Letters
Love Is Here To Stay
Cry Me A River (5拍子のUpBeatの演奏で感動しました)
ひまわり
My Favorite Things
Nice Work If You Can Get It
 (広瀬麻美の得意とした自然体と異なり菊月スタイルは流石造りがあり感心しました)
Love For Sale
見上げてごらん夜の星を


共演の千行星さんは、若さとフェロモンと元気が、セクシーな四肢からはちきれんばかり、溢れ出ておりました。おやじ、千行さんの眩しさにたじたじ。歌の修行はまだまだの感じですが、ノリ・勢いで、押すタイプ?芝居やコント?いろんな表現に挑戦中とのことです。なおブログの写真が控えめ清楚に撮影されたものなので落差が大きく、笑ってしまいました。とにかくパワフルでした。

自分のいた時間、曲名のわかったのは以下だけ。ジャズ歌はあまり歌わないそうです。

You'd be so Nice To Come Home to
Mas que nada (大音量で自分の世界に浸られておりました。若いっていいなあ)


砂田さんと新岡さんは、ドラムがないことを感じさせない抜群のコンビでした。新岡さんのベースソロは、開放弦やオクターブ奏法?を利用した遊び感覚抜群、音負けしないしろもので、なぜか、クラプトンのSunshine Of Your Loveのフレーズを弾いたりしてお客さんの喝采を浴びておりました。


上野アリエス
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html


菊月香織
http://kikuzuki.com/

千行星
http://ameblo.jp/sengyo-hoshi/

砂田知宏
http://sunada-bb.air-nifty.com/
http://sunadabb.com/

新岡誠さんの写真
http://pianin.blog3.fc2.com/blog-entry-1076.html

山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://jazzstandard.radilog.net/