“過ぎ去った日々の果てに、生きる望みも捨てて
悲しみは風と共に、巡り巡り落ちてゆく
あやまち見果てぬ夢と、思い出せぬ空の色
あの日の君が遠く揺れる、振り返らず歩いてく
彷徨い間違いの中で、動けないで立ち尽くす
通り過ぎた季節の中で、強く光る君の歌
忘れられるはずなんてなくて、確かにそこにあった
形に出来ない何かに、取り付かれて息を止めた
何も望まないから、命が燃え尽きて
いつか生まれ変わって、また会える日まで
命のきらめきを
心の本当の声を
魂震える光の中を、もがきながら生きてゆけ
月よ星よ空よ海よ太陽よこの世界よ
もしも神がいるのならば導けこの歌を
ざわめく暗闇に、呑み込まれそうになる
あの日に置いてきた、独りの夜を越えて
世界が終わるとき
心に咲いた花を
誰にも奪われないように、殺してしまわないように
命のきらめきを
心の本当の声を
魂震える光の中を、もがきながら生きてゆけ”