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Kokoro-integrate代表 の、日頃思うところ。

「若作りうつ」って・・・。。

2014-03-06 22:43:33 | いろいろ精神分析
テレビで、「若作りうつ」なるものが特集されたらしい。

元々、熊代亨さんという方が書いた、『「若作りうつ」社会』という書籍が発端かしら。






そんな病名つけるから、誤解が広がるんじゃなーい;;と思いつつ、

そういう人も実際いるんだよねー、と再認識。



若作りうつの特徴は「若さに執着していること」なんだって。


執着心というのは、少なからず誰しもが持っているものだろうけど、

その執着の対象が恋人であれば、恋人を束縛するし、
おもちゃとかに執着すれば、コレクターとかマニアになる。


若作りうつの人は「若さ」に執着してるんだって。

「若さ」を象徴する行動として、「スケジュール帳を埋め尽くす」とか、
「最新のものを集めないと気が済まない」とかが報道されたらしく、、

まあ、スケジュールを埋めること=若いと定義するのは何か違う気もするけど、、



恋人への束縛にしろ、おもちゃのコレクターにしろ、
「執着しすぎる」ってことは、心の状態が健全じゃないってこと。


「捨てられない」という分離不安でもあるから、

若くいることから離れられず、ウツにまで発展する人というのは、
愛着形成がされる3才までの時期に、何か問題があった人だろうなあ・・・と。

特に、親の愛情が不十分だったとか、不適切だったとか、
親との関係性が健全じゃない可能性は高いよね。


そんでもって、自分が若いことから離れられない、ということは、
大人になることへの拒否感があるということ。

ピーターパンシンドロームとあんまり変わらない気がするです。








女性でも男性でも、40歳頃ってメンタルヘルスに問題が出てきやすい年齢なんだよね。
まさにミッドライフ・クライシス。「中年の危機」ってやつ。


若作りうつの特徴を聞くと、「新型うつ」みたいな感じなんだよね。
従来型のうつとは違うもの。


新型うつっていうのは自己愛者傾向が強い人がなるもの、という持論があるんだけど、

自己愛者というのは、幼少期に自己愛が満たされ切れていない人。
40歳になっても、「私を見て!」「褒めて!」という気持ちがどこかにある人なんだよね。


なので、いつでも見て欲しいし、褒めて欲しい。言い方を変えればかまってチャン。
そして、そういう人たちは、他人からの評価が、生きるための最大のエネルギーになっている人たち。


40代にもなると、子供も少し大きくなって手が離れるし、
自分が出世すれば、上司もどんどん減ってくるし
気兼ねなく遊べる友達も少なくなってて、

自分を褒めてくれる人が少なくなっちゃう時期。


他人からの評価がないとエネルギーを貯めることができない人は、

どうにか評価されようとして頑張った挙げ句、エネルギーを消耗しすぎて、動けなくなっちゃうんだよね。




スケジュール帳を埋め尽くすことも、最新のものを集めることも、自己愛者にとっては「注目されること」。

「忙しいオレ」とか、「最新のものを知っているオレ」は評価に値するのだ!と思っているかも。


なのに誰も注目してくれないし、
自分でも「オレ、なにしてんだろ」って冷静になる時があったりして

だんだんとエネルギーが消耗して、枯渇しちゃうと、鬱々としてしまうのだと思う。



自己愛者の人たちは、注目してくれる人がそばにいればメンタルの病気にはならないから、

「若々しくてかっこいい」とか「綺麗だね」っていう言葉をかけてあげれば
若作りうつは未然に防げるものだと思います。



ただ、他人からどれだけ注目されるか、で自分の幸福度が決められてしまうのは
なんとも窮屈な感じがして。。

私が精神分析から学んだのは、
「幸せ」を導いてくるのは、自分の主体性と、自分の価値を自分で決める!という信念である、ということ。


他人にはあなたの価値はわからないものですから。


今日も明日もハッピーを求めて♪
読んでいただき、ありがとうございました!!



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