ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

ビューティフルワールド

2010年03月04日 | いろんなこと
子どもの頃は卒業式で泣いたことなんてなかった。冷めた目で周りを見ながら、自分は感受性にどこか問題があるんじゃないかと思ったほどだ。
それが大人になった今では、我が子が卒業するわけでもないのに、卒業ソングを聴いただけで涙があふれてしまう。
卒業ソングの歌詞に描かれている世界観。希望を持って未来を信じ、友達を信じ、この世界を信じ、なによりも人間を信じている。
特別支援学級の子ども達を前にして、校長先生の「この子たちは大丈夫です」という根拠のない断言にさえ涙が出てしまう。
声を合わせて歌う子ども達の無邪気な笑顔を見ていると「この子たちに幸あれ」と祈らずにはいられない。
卒業ソングに描かれている理想の世界は確かにここにあるはずだ。誰もがそう願っているからこそ歌はあるのだとおもう。